2018-04-09

自分の知能を向上させたければ、その環境を取り入れるべき


世の中は、デスクトップ中心からノートブックへ、ノートブックからスマートフォンへと時代は移り変わってきた。今や子供たちですらもスマートフォンを持つようになって常に情報に接している。

言うまでもないが、スマートフォンは身につけて持ち歩くことが可能なコンピュータである。では、コンピュータを持ち歩いて何をしているのか。もちろん、そこから情報を得たり自分の情報を発信したりしている。

人間の知能は向上し続けているのだが、スマートフォンによってさらに向上していくのは確実視されている。

実のところ、人類の知能指数(IQ)は向上し続けているのだ。これは現シカゴ大学のジェームズ・フリン氏が1980年代に気付いたもので「フリン効果」と呼ばれている。

「IQの平均は1947年から2002年の間に18上昇している」のである。

なぜ人類の知能は向上し続けているのか。それは遺伝子が変わったからではない。遺伝子はそんなに早く変化するようなことはない。変わったのは「環境」である。

人類は知能を向上させる環境を効率的に作り上げており、多くの人々がその知能向上の環境に接することができるようになっている。だから知能指数は向上し続けているのだ。(鈴木傾城)


プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい)
作家、アルファブロガー。政治・経済分野に精通し、様々な事件や事象を取りあげるブログ「ダークネス」、アジアの闇をテーマにしたブログ「ブラックアジア」を運営している。「鈴木傾城のダークネス・メルマガ編」を発行、マネーボイスにも寄稿している。

知能指数がさらに伸びていくことが約束されている


「人類の知能は向上しており、その伸びはこれからも続く」とジェームズ・フリン氏は言う。人類は馬鹿になっているのではなく、むしろ知能が向上している。

この知能指数の向上には、人々が抽象的概念をうまく扱えるようになったのと同時に、推論する能力も向上したことが挙げられている。

全世界で就学率が上がった結果、多くの人々が基本的な「読み・書き・計算」ができるようになった。

それによって、誰もが「情報」を自発的に受け取れるようになり、結果として抽象的概念を考える能力も推論する能力も向上することが可能になった。

この抽象概念と推論能力を力強く発達させるのが、他でもなく「情報」である。

人々は多種多様な情報に接することによって様々なことを考えるようになる。抽象概念と推論能力を深めることができるようになり、結果的に知能指数を向上させていく。

知能指数がさらに伸びていくことが約束されているのは、この高度情報化社会という「環境」は終わったのではなく、むしろこれから始まるからだ。

今でも情報化社会と言われている。しかし、これから到来する「第4次産業革命」は今の私たちの想像を超える社会を作り上げていく。

これから数年後に「情報」の観点から何が起きるのかは分かっている。

たとえば、これからは身のまわりのありとあらゆるモノがインターネットに接続されて情報を発信する。これを「IoT = Internet of Things」と呼ぶ。

では、モノが情報を発信することによってどうなるのか。

電化製品の消し忘れを防止したり、スイッチのオン・オフをインターネットからできるようになる。冷蔵庫の中身が分かるようになる。プリンター用紙が切れたことも分かるし、モノの在庫がどれくらいなのかも瞬時に「情報」として分かる。

モノがインターネットに自分たちの状況を発信するので、インターネットに接続すれば情報に辿り付けるのだ。

「人間と情報を直結させる」未来に向かっている


インターネットに接続する情報端末と言えば、今やスマートフォンが最多の装置(デバイス)である。

しかし、スマートフォンで進化は終わったわけではない。そこから「身につけるコンピュータ」に移り変わっていくのも確実だ。

現在、最も成功したウェアラブルコンピュータとしては、アップルの「アップル・ウォッチ」がある。

この小さなデバイスで、人々は時間やカレンダーを見ることができるのだが、他にもメールやSNSを確認することができるし、電話もすることができる。

電車の駅の改札もこれで通ることもできるし、コンビニやキオスクで会計を済ますこともできる。その上に、自分の身体の状況や運動の進捗や心臓の動きを知ることもできる。

実際に使ってみれば分かるが、アップル・ウォッチは、凄まじく実用的かつ多機能だ。こうした情報端末はより高度化していき、人間は否が応でも情報と直結することになる。

それだけではない。もっと先がある。

テスラ創業者のイーロン・マスクは「ニューラリンク」という会社を新しく立ち上げたのが2017年3月のことだが、この企業は何を目的とするのか。

脳に直接インターネットを接続させることによって、AIに様々な操作や反応をさせるウェアラブルの一歩先の仕組みを考えている。

イーロン・マスクはこれを「ブレインターネット」と呼んでいる。これは「ブレイン+インターネット」の合成語であり、「人間と情報を直結させる」ものだ。2021年頃に何らかの発表がある。

フェイスブックも「頭に思い浮かべるだけで文章が書けるコンピューターの入力技術」を研究開発している。やはり「人間と情報を直結させる」未来に向かっている。

変わりゆく環境に合わせて変化できる者が生き残る


こうした多くの動きはすべてが成功するわけではない。逆に今はまだ想像もできないイノベーションが一世風靡することになる確率もかなり高い。

しかし、基本的に「人間と情報を直結させる」という方向性は定まっており、すべてはインターネットに集約されることになるのは確実だ。

そこで、もう一度考えて欲しいのは「人類の知能指数は向上し続けている」というフリン効果をもたらしているのは、遺伝ではなく環境であるということだ。

「強い者、賢い者が生き残るのではない。変化できる者が生き残るのだ」という言葉の通り、知的能力の向上は「より優れた環境」に身を置いた人間が成し遂げられる。

そうであれば、私たちはこれからやってくる第4次産業革命の中での超高度情報化社会で生き延びるのは、より深くインターネットを使いこなし、インターネットに適応していくことであるのは間違いない。

これは、40代以降の「子供の頃にインターネットがなかった時代に生きていた人たち」が特に注意しなければならないことでもある。古い習慣を捨てていかなければならない。

古い世代の人たちでも音楽をCDで聞いて映画をDVDで見るいる人たちは減っているが、それでもこのような遅れた媒体にこだわっている人たちもいる。

あるいは、今さら紙の新聞や本を読むとか、紙幣や小銭を使うような習慣を惰性で続けている人もいる。こうした淘汰されるのは確実なものにこだわっていると、本当に「時代遅れ」となって取り残される。

スマートフォンを持っていないのであれば、明日にでもスマートフォンを買うべきだ。本は電子書籍で読むべきだし、紙の本もすべて電子書籍化しておくべきだ。

紙幣や小銭にこだわっていると社会全体が非効率化して時代遅れになるので、率先してキャッシュレスの世界に飛び込んでいくべきだ。(現金にこだわって日本を時代遅れにするのはもうやめるべき

ひとりひとりがこのような自覚を持つことによって、日本の社会を次の時代に引き上げることができる上に、自分自身も次の時代に対応させることが可能になる。

環境に合わせて変化できる者が生き残る。超高度情報化社会では、超高度に情報に適応できる人間が生き残る。時代を見誤るべきではない。(written by 鈴木傾城)

このサイトは鈴木傾城が運営し、絶えず文章の修正・加筆・見直しをしています。ダークネスを他サイトへ無断転載する行為は固くお断りします。この記事の有料転載、もしくは記事のテーマに対する原稿依頼、その他の相談等はこちらにメールを下さい。


「強い者、賢い者が生き残るのではない。変化できる者が生き残るのだ」という言葉の通り、知的能力の向上は「より優れた環境」に身を置いた人間が成し遂げられる。


〓 この記事のツイッター投稿はこちらです

この記事を気に入って下さった方は、リツイートや♡(いいね)を押して頂ければ励みになります。

ツイッターで鈴木傾城をフォローして頂くと、執筆・更新状況などが総合的に分かります。




お願い

ダークネスの本文を他サイト(キュレーションメディア、まとめサイト、個人サイトすべて)へ転載する行為は、いかなる理由があっても固くお断りします。