2018-02-25

年平均9%のリターンを取るために必要な2つのものとは?


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優良企業の株式であっても、短期的に見れば上にも下にも激しく動く。10%も急激に上がったかと思ったら市場の暴落に巻き込まれて10%も下がってしまうこともある。

ブラックマンデーでは一日に20%も下がったし、リーマンショックでは数ヶ月で50%も下がった。多くの投資家は長期と言いながら自分の持ち株が買い値を割ると蒼白になって売り飛ばすのでほとんどは長期での保有はできない。

信念も、確信も、継続心も持てない。不安にさいなまれ、恐怖にとらわれ、絶望に落ち込んで急いで売り飛ばす。

しかし優良企業をつかんでいる投資家は、本当はそれを売り飛ばす必要などまったくない。なぜなら、アメリカの資本主義市場の投資リターンを見ると、長期ではあらゆる投資の中で株式のリターンが最大であるからだ。

株式投資の平均的なリターンは歴史的に見ると年間5%から9%になっている。

これについては、ケンブリッジ・ジャッジ・ビジネス・スクールの基金資産管理、そしてロンドン・ビジネス・スクールの名誉教授をしているエルロイ・ディムソン氏が他2名と共同で行った市場の超長期研究が詳しい。

ディムソン氏の研究では、1900年から2002年の過去100年の平均年間利回りでアメリカの株式市場は8.9%であったことが明らかになったのだ。(鈴木傾城)


プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい)
作家、アルファブロガー。政治・経済分野に精通し、様々な事件や事象を取りあげるブログ「ダークネス」、アジアの闇をテーマにしたブログ「ブラックアジア」を運営している。「鈴木傾城のダークネス・メルマガ編」を発行、マネーボイスにも寄稿している。

株式は所有しない方がよかったのか? まさか


実は、アメリカの株式市場のリターンが非常に高いというのは、他の研究者や投資家もまた類似データを出している。

たとえば、チャールズ・D・エリス氏もまた著書『敗者のゲーム』の中で、1926年から2012年までのアメリカ株式の投資リターンが平均で9.7%であったことを報告している。

それだけではない。

ペンシルベニア大学ウォートン・スクールの金融学教授であるジェレミー・シーゲル氏も、著書『株式投資の未来』の中でS&P500(アメリカの代表的な株価指数)は1957年から2003年までの投資リターンは10.85%だったと記している。

それぞれの切り取った年と期間は違うのだが、「超長期で見るとアメリカの株式市場への投資は年9%近くのリターンで推移すると覚えておけば問題はない。

この長期期間の中には、世界を震撼させた大暴落が無数に埋め込まれている。1900年から見るのであれば、1929年には世界大恐慌があり、1930年代から1940年代は全人類を巻き込んだ世界大戦の時代で株式市場は大低迷を余儀なくされていた。

ようやく1950年代に世界経済は上を向いたが、そこに冷や水を浴びせるようにスターリン・ショックが襲いかかり、1963年はケネディ大統領暗殺による株式暴落・ドル暴落があった。

1971年はニクソン・ショックが起き、石油ショックが発生して世界経済は腰折れし、アメリカはベトナム戦争に敗戦して長い低迷期に入った。

ようやくベトナム戦争敗戦の傷が癒えた1987年にはブラック・マンデーが起きている。1998年はアジア通貨危機から端を発してロシア・デフォルトのショックまで一気呵成の金融危機がアメリカの株式市場を混乱させた。

1990年代後半からはインターネット・バブルが湧き上がったが、それは2000年に入って壮大に吹き飛んでいき、2001年には同時多発テロで市場は大混乱に陥った。

そして2008年にリーマンショックが直撃し、資本主義そのものが崩壊するのではないかというほど超特大ショックが世界を覆い尽くした。

それで株式市場は結果的にどうなったのか。株式は所有しない方がよかったのか? まさか。信じられないかもしれないが、結果は完全に真逆の結末だった。(written by 鈴木傾城)



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