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2017-08-07

国も会社も家族も助けてくれない荒廃した社会がやってくる


1950年代から1970年代までの日本の高度成長の時代、日本人は希望に燃えていた。仕事はたくさんあり、給料は毎年のように右肩上がりだった。

多少、学歴に難があったとしても、人手が欲しかった企業はいくらでも人を雇った。

会社はたくさんの従業員を雇用し、終身雇用で面倒を見た。社員は懸命に働き、もし病気や怪我で働けなくなっても、会社はすぐにクビにすることなく、ずっと雇い続けてくれて定年まで面倒を見てくれた。

女性は結婚したら退職して家庭に入り、出産や育児に専念できたが、それは夫が終身雇用であったからだ。

年功序列なので最初は収入が低い。しかし、真面目に働いていると給料は必ず上がる。将来は右肩上がりで豊かになるという希望が日本にみなぎっていた。

やがて定年退職したら、今度は国が面倒を見てくれたので、悠々自適の年金生活が待っていた。日本が最も良かった時代は、そうだったのだ。


日本人はそれが何を意味するのか気付いていなかった


日本の高度成長はやがて1970年代には石油ショックと共に頭打ちになった。しかし、その頃はもう日本企業の土台は固まっていて、そこから地道な成長となっていった。

そして、1980年代にバブルの時代へと突入していく。日本の土地と株式はうなぎ上りに上がっていき、どんなに借金をして土地を買っても土地の値段が上がるのが早いのですぐに借金は回収できた。

そのため、多くの人が土地転がしで豊かになり、手に入れた金で踊り狂った。しかし、1990年代に入ると同時に日本は「バブル崩壊」で沈んでいった。

日本の経済的な成長が馬鹿げたバブルと共に破裂し、ここから日本経済は立ち直ることなく坂道を転がり落ちていく。

総量規制が取り入れられ、消費税が取り入れられて、日本の経済成長と内需は、間違った経済政策によって吹き飛ばされ、現在に至っても復活していない。

当初、日本人はバブル崩壊以後に日本の経済環境が完全に変わったことに気付いていなかった。

1990年のバブル崩壊の途上でも給料が増え、会社は終身雇用で、土地は上げ下げはあっても基本的には右肩上がりであると「土地神話」を信じていた。

季節が巡るように、やがて戻ると思っていたのである。ところが、戻らなかった。2000年代に入ると、日本人が信じていたそういった「古き良き時代」はすでに終わったと誰もが感じるようになった。

この頃から世界はグローバル化が猛烈に突き進んでいたのだが、日本企業もそのグローバル化に巻き込まれて、苛烈な競争の中で戦うことになっていったのだ。

企業は「安く生産できる国」に移転して工場を作るようになり、安い価格で商品を生産できる企業がグローバル化の中で勝ち上がっていくようになった。

価格競争に勝つためには、徹底的なコスト削減が必要なのだが、そのために大きなネックとなるのが人件費だ。そこで日本企業も人件費の削減が余儀なくされ、年功序列も終身雇用も維持できなくなっていった。

そして日本人にも「貧困」が忍び寄る時代になっている。今はまだ良くても、誰もが「明日、貧困になるのかも知れない」と恐れる時代になっていった。

何が人々を貧困に落としてしまうのか?


今まで食べて行けた人が、「突如として」食べていけなくなるのは、いったいなぜなのか。何が人々を貧困に落としてしまうのか。大きくまとめると7つの要因がある。

(1)低賃金。
(2)リストラ。
(3)経済格差。
(4)収入低下。
(5)借金。
(6)離婚・家庭崩壊。
(7)時代の変化。

サラリーマンは「安定した職業」のはずだったが、今はそう思っている人はひとりもいないはずだ。

グローバル化では激しい競争にさらされ、さらに流行もめまぐるしく変わり、企業は売上を上げるのに四苦八苦する。時代の寵児であっても、瞬く間に消えていく。

企業は少しでも業績が悪くなるとすぐにリストラするようになった。また、非正規労働を増やして「すぐに切れる」人材を欲するようになった。

そのために再雇用されるときは、多くがかつてより悪条件か、低賃金になっていく。

収入は低下し、経済格差の下に落とし込まれる。今の時代は「事務職」だとか「中間管理職」の存在を消し去っていこうとしているので、普通の人が危ういことになっている。

住宅ローンを抱えていたり、生活のための借金をしている層は、その借金がなかなか返せない時代に陥った。いったん借金地獄に落ちると、そこから抜け出すのは容易ではない。

家庭崩壊も珍しくなくなり、離婚も当たり前の時代になって、シングルマザーも増えていった。

そして、政府財政も悪化し続けて年金削減、社会福祉削減、年金削減、消費税の増税という時代の変化が起きていく。

こういった複合的な理由が同時並行で絡み合い、人々は今は何とか食べて行けても、あるとき「明日から食べて行けない」という状況にいつでも落ちていくことになる。

今の社会は、思った以上に危険な状況にある


日本は少子高齢化で、社会の活力そのものが消えている。内需が期待できない時代がこれからも続くということは、よほどの社会情勢の変化がない限り、閉塞的な時代がずっと続く確率が高いということになる。

実に危ない時代になっている。

不安定な土台の中で、少しでも足を踏み外すといきなり転落していくという時代なのだ。どん底にいる人が何をしても抜け出せないという地獄とは、また違った恐怖がここにある。

今ある生活が、ガラガラと崩れていくのだから、これほど恐ろしいことはないだろう。

ここから逃れるには、もう為すがままに生きていくだけでは間に合わず、今の資本主義で叩きのめされないように生き残りを必死で考えなければならない。

もう「国が助けてくれる」「会社が助けてくれる」「家族が助けてくれる」と考える人は少なくなっている。

現に、国家は財政赤字を解消できないので、じわじわと社会保障費を削減にかかっている。企業は従業員を切り捨てにかかっている。家族はみんな経済的余裕を失っている。

言えることは、ひとつ。

弱肉強食の資本主義が進めば進むほど、「自分で」自分を何とかしなければ、どん底に堕ちるということだ。

もうすでに日本人は「貯蓄している国民」ではなくなっており、日本人の40%は貯金のないどん底の中で生きている。

それは、何かあれば「いきなり生活破綻、地獄行き」になる層が40%もいるということだ。少子高齢化が進む日本では、このまま良くなることはあり得ない。逆に悪くなっていく。

国も助けてくれない。
会社も助けてくれない。
家族も助けてくれない。

頼るべきものはすべて消えていく。国も会社も家族も余裕を失ったのだ。今の日本人は全員、自分なりの生活防衛をしなければならない緊急事態にあると気付かなければならない。

今の社会は思った以上に荒廃しており、危険な状況なのだ。



サラリーマンは「安定した職業」のはずだったが、今はそう思っている人はひとりもいない。底辺に落ちやすい社会になったのに、国も助けてくれない、会社も助けてくれない、家族も助けてくれない。思った以上に、危険な社会になっている。


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