2017-03-21

ダークネスの記事が「マネーボイス」に掲載されています


ダークネス「メルマガ編」で掲載した2016年10月16日発行の記事『地獄で知る投資。資本主義に馴染めなかった人々の逆を突く』ですが、マネーボイスに掲載されています。

メルマガ会員ではない方で、ご関心がある方はどうぞお読みになって下さい。

マネーボイス『地獄の「あいりん地区」で覚える投資術 ジャンキーどもの逆を行け=鈴木傾城』

タイトルはメルマガのものと違っておりますが、これはマネーボイスの編集が紙面に相応しい形にしているものです。ひとつの記事でもいろんなタイトルの付け方があるものです。

マネーボイスは通常の経済紙とは若干異質なのは、執筆陣が独自の調査や角度で経済事象を取り上げていることが多いことから来ていると思います。

とは言え、こうした中にひときわ異質さが際立つアンダーグラウンド出身の私の記事を掲載するというのは、マネーボイスの社内でも議論があったものと察します。

私自身はマネーボイスの編集の方々に感謝しております。アクセスが良ければいいのですが……。


そもそも「あいりん地区」とはどんな場所なのか?


ところで、マネーボイスに掲載された記事は「あいりん地区」を扱ったものです。

この「あいりん地区」は、ブラックアジアでは何度も取り上げているのですが、ダークネスの読者には馴染みがないと思われるので簡単に解説をしてみたいと思います。

まず、「あいりん地区とはどこにあるのか」という基本的なところから入りますが、住所で言うと「大阪府大阪市西成区」になります。駅で言えば、環状線の「新今宮駅」か、御堂筋線の「動物園前」です。

ここは、かつては「釜ヶ崎」と呼ばれた場所であり、大阪の人たちの中には今も昔を偲んで「釜ヶ崎」と言う人が多いようです。また、ただ単に「ドヤ街」という人もいます。

ドヤ街のドヤというのは「宿(ヤド)」を逆さに言ったものです。その宿はいわゆる低賃金の「簡易宿泊所」を指しており、釜ヶ崎はそれが密集した地区として戦後から知られていました。

東京のドヤ街「山谷」、横浜のドヤ街「寿町」、そして大阪のドヤ街「釜ヶ崎」が、三大ドヤ街として名を馳せてきました。

1950年代の高度成長期、人々は仕事を求めて地方から都会になだれ込んでいたのですが、その中で何も持たない労働者はドヤを拠点にして日雇い労働をしていたという歴史があります。

日雇い労働者が仕事(主に土木建設作業)を求めて居つくので、そこには仕事を斡旋する手配師や金貸しや詐欺師や犯罪者や極左も大量に潜り込んでくるわけですが、それが「ドヤ街」の治安を悪化させることになりました。

無数の暴力団が釜ヶ崎に事務所を構え、労働者と時には共存関係に、時には敵対関係となって、多くの事件が引き起こされてきました。

1990年代まで、「日本で暴動が起きる場所は釜ヶ崎だけ」と言われるほど恐れられた場所であったのは事実です。警察署もしばしば襲撃されるので、ドヤ街のど真ん中にある警察署はまるで要塞のようになっています。




奪っている存在から奪い返す投資があってもいい


私がこの地を初めて訪れたのは2014年7月のことです。たまたま大阪にいた時、乗っていた環状線が人身事故で止まり新今宮で降りました。

奇しくもそこが「あいりん地区」だったわけです。

「大阪で一番ガラが悪い場所」だと聞かされていたのですが、初めて歩いたあいりん地区は、意に反して、ごく普通の静かな街にしか見えませんでした。

そこを歩いている人たちの大半は高齢者であり、表通りには安宿を求めてやってきた外国人のバックパッカーの姿までありました。

簡易宿泊所はほとんどがビルに立て替えられており、場末の木賃宿は消えていました。

その簡易宿泊所に、かつては労働者だった人たちが福祉で暮らしているというのが、現代の「あいりん地区」の姿でした。「労働者の街」は、労働者が高齢化すると共に「高齢者の街」に変貌していました。

2014年以降、私は何度も何度もこのドヤ街を訪れるようになり、時には泊まったりして街の光景を見ていました。そこで気付いたのが、今回のマネーボイスに掲載された記事となっております。

本来、あいりん地区と投資はまったく相容れない世界なのですが、あいりん地区の光景から「貧困層を縛っているもの、支配しているもの」を浮き彫りにすると、資本主義の本質が見えてきます。

私自身はこの街を個人的に好んでおり、日本では一番のお気に入りの場所でもあります。またここに暮らす人たちに対しても抵抗感はまったくなく、むしろ資本主義のエリートたちよりもずっと彼らの方が好きです。

何も持たざる者が資本主義から蹴り出されて貧困街に落ちているわけですが、しかしながら資本主義は彼らの後を追いかけてきてアルコール・ギャンブル・タバコで蕩尽させてさらに奪っていきます。

持たざる者からさらに奪うという資本主義の無慈悲さの中で、私たちはどうすればいいのでしょうか。

アルコール・ギャンブル・タバコが貧困層からなけなしの金を奪うのであれば、逆に貧困層から金を奪っている存在から奪い返す投資があってもいいはずです。

ダークネス「メルマガ編」の投資コンセプトはそこにあります。奪っている存在から奪い返す生き方を、メルマガ編の中で展開しています。

奪っている存在から奪い返すと言っても、どのように考えて、どのように奪い返すのか。そのひとつが、今回マネーボイスで掲載された記事であるとも言えます。

こうした考え方を気になった方は、どうぞ「メルマガ編」にも関心を寄せて頂ければ幸いです。



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