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2016-12-30

巨大国家・中国が経済苦境に落ちると国の分裂が現実化する


2016年12月28日、中国の新疆ウイグル自治区の南部の都市で4人のウイグル人が共産党委員会の関連施設に突入して手製の爆発物を起爆させた。

これによって5人を死傷し、突入したウイグル人3人は射殺された。中国当局はこれを「テロリストによる攻撃」と断定し、今後もイスラム独立派への締め付けを強化するとしている。

しかし、彼らは本当にテロリストだったのか。

新疆ウイグル自治区はイスラム自治区だが、中国政府の同化政策によって衝突が絶えず、中国当局は2015年8月に「テロリストだ」と言って女性や子供を含む28人を惨殺するという事件も起こしている。

新疆ウイグル自治区のイスラム教徒から見ると、中国当局の方がテロリストである。

現在、中国はあからさまな国土拡張主義を取っている。片っ端から周辺国を中国に吸収・同化させようとして、無理やり民族弾圧を繰り返している。

それは弾圧から一歩突き進み、今や民族浄化と言っても良いレベルにまで突き進んでいるのはチベットの現状を見ても明らかだ。(助けを求めるチベット人の炎の叫びを、私たちは拡散すべきだ


2009年7月、ウイグル族の不満は爆発した


チベット人もウイグル人も激しく反発しているが、中国政府は人権無視で弾圧に動いており、反中国の運動家は捉えられ、激しい拷問が加えられている。

こういった中国の姿勢は、国際的にも非常に激しい嫌悪を招いている。しかし中国政府は一向にひるむことなく、金と恫喝で国際世論を沈黙させ、弾圧を強行しているのである。

人権を謳うアメリカもEU諸国も、中国で金儲けするためにチベットやウイグルで起きていることには沈黙する。

そのため、民族浄化されようとしているチベットやウイグルの人々は国際世論に見捨てられた中で、絶望的な戦いをするしかない状況にある。

2013年10月28日。北京中心部の天安門前の歩道に、一台の車が突如として暴走し、観光客を轢き飛ばしながら橋の欄干に衝突、炎上するという事件があった。

この事件は直ちに中国国内では情報封鎖されたが、香港の新聞社はウイグル族が起こしたテロの可能性があることを報じて、中国人も何が起きたのかを知るようになった。

領土を拡張しようとして周辺国を弾圧し続けると、いずれは不満を抱いた周辺国の民族から抵抗組織が自然発生し、中国政府にテロを仕掛けるようになる。

それが2013年から起きているのである。

ウイグル族は中国西部の新疆ウイグル自治区に多く暮らす少数民族だが、そのほとんどがイスラム教を信奉している。中国の漢民族の文化とは完全に異質なものだ。

しかし、ここに漢族が進出して同化政策を進めるようになった。ウイグルの不動産や商業活動はほとんどすべてが漢族が手中に収めて、ウイグル族との格差は広がるばかりとなった。

そのウイグル族の不満が一気に爆発したのが2009年7月の事件だった。

2009年7月5日、新疆ウイグル自治区で何が起きていたのか。このとき、ウイグル人による反中国の大規模デモが発生して大暴動と破壊に発展していたのである。

この日、午後5時頃から200人のウイグル人が集まって抗議デモを開始、それを見たウイグル族の人々が続々とデモに飛び入り参加して大きく膨れ上がっていった。

ウイグル族に対して、高圧的な態度を取る漢族に対する憎悪は一気に爆発し、デモはすぐに暴動へと転化した。

バスは190台も破壊され、パトカーも2台、計262台もの車両が破壊された。同時に、漢民族(中国人)を次々と襲撃して、死者を拡大させていった。




抑圧政策はさらに強まり住民の不満が高まっている


2009年7月6日には、ウルムチだけではなくカシュガルでも暴動が勃発しそうになっていた。

中国最大のモスク「エイティガール寺院」に200人もの住民が集まろうとしたが、警察が強制的にそれを排除した。

このデモは独立派のラビア・カーディル氏率いる「世界ウイグル会議」がネットで呼びかけて実現したものと中国政府は発表した。

中国政府は警察を大量投入し事態の沈静に努め、この暴動を鎮圧したが、そのときは156人が死亡、1434人が暴動参加で身柄を拘束されるという大事件になっていた。

死者156人の内訳は、男性が129人、女性が27人。負傷者は1080人だった。

問題はここからだ。

翌日の7月7日に入ると、今度はやられた方の漢民族がウイグル人たちに警察組織に守られながら、報復するという事態になっていったのだった。

数万人規模の漢族が鉄パイプやシャベルを持って武装し「ウイグル族を殺せ!」と叫びながら、街を歩いているウイグル人を袋叩きにしていったのである。

彼らは武装警察の設置した検問所も突破して通りを埋め尽くして、ウイグル人のやっている商店を破壊、略奪していった。

この反撃も警察組織に制圧されて、ウイグル暴動はやがて沈静化していったが、両者のわだかまりは決定的なものとなり、最後に相互不信と憎悪だけが残ったのだった。

だから、いずれは弾圧される側のウイグル人が、テロ行為を仕掛けるのは民族感情としては当然のことであると言われていたのである。

それ以後、中国当局の締め付けは極度に厳しくなっていったのだが、そうなればなるほどウイグル人の不満は膨れ上がるようになっていき、相互対立はますます溝が深まるようになっている。

2016年12月28日に起きたテロ事件も、こうした流れの中で起きている事件である。

亡命ウイグル人の抵抗組織「世界ウイグル会議」は、「習近平の就任以後、抑圧政策はさらに強まり住民の不満が高まっている」と問題を指摘している。



2013年10月28日。北京中心部の天安門前の歩道に、一台の車が突如として暴走し、観光客を轢き飛ばしながら橋の欄干に衝突、炎上するという事件があった。この事件は直ちに中国国内では情報封鎖されたが、香港の新聞社はウイグル族が起こしたテロの可能性があることを報じて、中国人も何が起きたのかを知るようになった。

拡張主義の最大の致命的欠陥とは何か


中国は、常に拡張主義の歴史と思想を持っており、周辺国を次々と飲み込んでいく国家だ。

チベットやウイグルでも、その国の文化を消してしまうかのように漢字の看板を立てていき、男を殺し、女に中国人の子どもを産ませるか、不妊にさせてゆっくりと確実に民族を浄化するような手法を取っている。

抵抗する人間は片っ端から逮捕し、その監獄では電気ショック、空中吊り等の激しい拷問を行って虐殺していく。

このような非道の中で、弾圧される側が大人しく殺されるがままになるわけがない。だから、チベットやウイグル自治区は、常に暴動やデモやテロに悩まされているのだ。

果たして、周辺国を強権で弾圧する中国のこういったやり方は、永遠に続くのだろうか。もちろん、続くはずがない。いずれ、遅かれ早かれ行き詰まる。

拡張主義が通用するのは、中国共産党が「力と金」を持っている間だけだ。大量の警察官、大量の公安、大量の兵士、そして武器弾薬や装備はタダではない。

周辺国を弾圧するにも、延々と武力と金を延々と注ぎ込まなければならない。そんな無駄金が続く国家は、世界中どこにもない。アメリカですらアフガン・イラク戦争の泥沼で経済疲弊してしまった。

拡張主義の最大の致命的欠陥とは何か。

それは、拡張する経済的余裕がなくなった瞬間に、周辺からも内部からも反撃が同時発生して、一瞬に瓦解する可能性を秘めていることだ。

現在の中国共産党にこの「力と金」が失われたとき、弾圧ができなくなり、周辺国の反乱を抑えられなくなっていく。これは、当然の帰結でもある。

そうなると、やがて中国は混乱して「分裂」する可能性もある。現在は、「中国の分裂」は非現実的に思えるかもしれない。

しかし、中国経済が崩壊したり、長期低迷期に入ったら、いよいよ、分裂の道筋は見えてくる。巨大になりすぎた物は、その巨大さが仇になって自壊するしかない。

今の中国は、そのような存在なのである。



ウイグル人を弾圧する中国だが、果たして抑えきれるのか? 経済力が低下したとき、弾圧政策は続けられなくなって反撃を食らう。


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