2016-10-10

「20年後、中国は最も貧しい国になる」とヒラリーは言った


中国の汚職は今も延々と続いている。現在、汚職取り締まりの一環として、中国国内で汚職に関与して国外に資金を持った人間を集中的に摘発している。

権力者になれば、やりたい放題できる。権力者になれば、莫大に賄賂を集めることができる。そして、その賄賂をドルに転換し、国外の銀行に資産を貯め込む。

だから、公務員の給料で買えないはずの超高級ブランド時計を公務員がしているとか、その子供がなぜかカナダで学んでいるような光景が当たり前に見られる。汚職と賄賂で中国は動いており、それが止まらない。

この歪んだ社会構造は拝金主義を蔓延させ、信じがたいまでの格差を生み出している。そして、格差は社会を不安定にさせ、国民は暴動を起こす。

今、中国で起きているのは、そのような現象だ。

中国政府はこうした問題を「情報封鎖」して隠蔽する。権力闘争も隠蔽、権力者の不正な蓄財も隠蔽、国民の暴動も隠蔽。何もかも隠蔽だ。

さらに、食品汚染、飲料水汚染も蔓延し、公害防止も為されずに、史上最悪の大気汚染が改善できない。発癌物質が大気中に舞い、人々は呼吸困難に苦しみ、70万人が肺癌にかかり、人々は苦しみながら死んでいく。


20年後は中国は世界で最も貧しい国になる


現在、激しく大統領戦を戦っているヒラリー・クリントンは、2012年に「20年後は中国は世界で最も貧しい国になる」とハーバード大学で演説していた。

「中国の9割の官僚家族、8割の富豪が移民申請した」
「中国は責任と義務がわかっていない」
「中国国民が崇拝しているのは権力と金銭のみ」
「中国政府は国民を騙している」
「拝金主義と堕落が空前絶後だ」
「環境破壊、略奪、浪費に明け暮れている」

2010年頃から、オバマ政権は中国に対してG2だと言わんばかりに中国を持ち上げていたが、数年も経つとそんなオバマ大統領さえも中国の現状に気付いて見切りを付けている。

すでに中国は2014年から経済がに軋むようになり、2015年の株式バブル崩壊から停滞に入っている。中国が今後も順調に発展していく国だという認識は、もう変えなければならない時代になっている。

中国は猛スピードで発展していったが、いまだに多くの社会的矛盾を抱えたままだ。

もはや、いつ脱線するのか分からないような状態になっている。ヒラリー・クリントンが指摘した事実は、すべて中国という国を自壊させる要因になる。

工業化が進み、有人ロケットも飛ばし、戦艦も所有し、中国は自他とも認める「工業大国」となったと自画自賛しているが、実際のところ、中国は優れた工業国家にはなり得ない。

拝金主義のために慢性的に手抜きが行われ、コスト削減のために安全性も無視される。このような構造的な欠陥を抱えた国家が、技術大国になるはずがない。

表面さえ何とかなれば、裏側の細かい齟齬や矛盾や不満はすべて力で押さえ込んでしまう。なるほど、共産党独裁国家にふさわしい対処ではある。

中国があの広大な土地を支配するためには、独裁と強制、すなわち「力」で無理やり国民を押さえつけるしかないと中国共産党は信じている。だから、これからも隠蔽と情報封鎖と弾圧はずっと続いていくことになる。

こんな国で、技術革新が生まれるはずがない


中国がまともな国家になり得ないのは、この中国政府の身勝手な姿勢を見れば誰でも分かることだ。こんな国で、技術革新が生まれるはずがない。

独裁で国民を押さえつけるほど、斬新なものが生まれなくなってしまう。つまり、新しいものを生み出す環境が整わない。

たとえば、中国の起業家が石油や原子力に取って代わるような素晴らしいエネルギーを発明したとしても、中国政府はそれを徹底的に弾圧して起業家を死刑にしてしまうだろう。

なぜなら、石油や原子力は中国政府のエネルギー政策の根幹だから、新しいものを開発されたら困る。

世の中が発展するかどうかなど関係ない。ただ、自分たちが儲かるかどうかが重要なのだ。

起業家が新しいインターネットのコミュニケーション技術を開発しても、それが中国政府の情報統制を破るものであれば、どうなってしまうのか。やはり弾圧され、運用は禁止される。

また、起業家が新しい薬を開発しても、それが中国の国営企業を窮地に追いやるようなものであれば、結果は同じだ。

それは徹底的に弾圧され、販売は禁止される。国営企業に敵ができたら困るからだ。国民が健康になるかどうかなど二の次だ。自分たちの儲けが優先される。

国が産業を支配しようとすると、そこに巨大な利権と金額が集中していくので、それを止めることができなくなる。また、それに変わる新しいものを生み出す動きもつぶされる。

中国の問題とは何か。

中国共産党という「独裁政権」が、あまりにもたくさんの分野で力を持って産業を押さえていることだ。国民を押さえつけながら一部の分野だけが突出し、それが社会をゆがませていく。

公害も格差も、すべて歪んだ中国の政治構造が生みだしているものである。

鄧小平の「先富論」で無視されたもの


鄧小平の「先富論」は中国を切り開いた思想だ。この思想通り、中国の沿海部はどんどん豊かになっていった。

しかし、鄧小平の「先富論」は「先に豊かになった者は、落伍した者を助けよ」とも言ったはずだ。これが無視された。

拝金主義がまかり通り、社会から落伍した貧困層は無視されることによって、中国は「発展しているにも関わらず、なぜかいつ自壊するか分からない不安定国家」である。

中国もまた独裁国家なのだ。国家を自壊させるような動きがあれば、情報隠蔽から人権蹂躙まで、ありとあらゆる過剰自衛で国民を弾圧して今までやってきた。

だからこそ、中国は次の覇権国家にはなれないし、民主主義も定着もしないと多くの人々は考える。中国は、他の国の真似をできても、新しいものを生み出す力がない。

今、中国にある技術はすべて海外から盗んで来たものである。それを今後はコスト削減で改造するので劣化していき、やがてその劣化によって自壊していく。

最近では万里の長城をコンクリートで固めて歴史遺産を劣化させていたが、同じことがすべての分野で起きるのだ。

国家体制そのものが独裁である限り、どんなに国内で技術革新や工業化を促しても、中国で新しいイノベーションが生き残ることはない。

つまり、「中国の時代」などやって来ない。

もしやって来るのだとしたら、それは近代工業文明の死につながる。政府の都合でイノベーションを殺すような国で、新しい波が起きるはずもない。ひとことで言うとこうだ。

「中国は、技術の劣化を加速させる国家だ」

こんなおかしな国家に技術革新が生まれ、未来があると思う人はどうかしている。この国に、そんなものはない。

ヒラリー・クリントンが言った通り、「20年後は中国は世界で最も貧しい国になる」が実現している可能性がある。もちろん、その頃は「中国共産党」という政府は存在していない。



ヒラリー・クリントンが言った通り、「20年後は中国は世界で最も貧しい国になる」が実現している可能性がある。もちろん、その頃は「中国共産党」という政府は存在していない。

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