2016-10-05

これからは「頼れるのは自分だけ」の世界になっていくのだ


終身雇用の時代が終わり、年功序列の時代も終わった。

企業のビジネスサイクルも短くなり、企業の効率化で人が要らなくなり、リストラが恒常的に行われるようになった。学歴があろうがなかろうが、すべての従業員は巻き込まれる。

同時並行で、新しいテクノロジーが次々と社会を変え、今までの仕事を消滅させ、複雑化させ、高度化させていく。

さらに巨大企業や富裕層が巧みに税金逃れをするようになっていき、多くの政府が深刻な税収不足に見舞われるようになっている。そのため、政府は結果的に国民の福祉を切り捨てるしかなくなっている。

このすべては、今まで自分を守ってくれていたものが、自分を見放すようになっている動きであるということに気付かなければならない。

終身雇用が終わったというのは、企業はもう従業員を守らないということだ。年功序列が終わったというのは、中高年も企業から放り出されるということだ。もう「会社は自分を守ってくれない」のである。

ビジネスサイクルが短くなったというのは、企業そのものが潰れやすくなって、会社もろとも仕事を失うということだ。新しいテクノロジーが導入されるということは、ついていけない人間は見捨てられるということだ。


自分を守るのは、自分自身だけでしかなくなった


路頭に迷ったら政府が助けてくれるのかというと、政府もまた財政不足で苦境に落ちた国民を助けるよりも見捨てる動きになっている。もう「国も自分を守ってくれない」のである。

学歴があっても、企業が効率化して人が要らなくなったら容赦なく見捨てられる。これは、もう「学歴も自分を守ってくれない」ということだ。

そもそも現代社会では、学歴を手に入れること自体が一種のワナになっている。

学歴がないと就職できないと煽り立て、学生に多額の借金を背負わせて大学と消費者金融が儲ける。学歴をエサにして学生をカモにしている。(役に立たない学歴のために、借金を背負わせて搾取する社会

学歴が身を助けるどころか、学歴のための借金によって自滅していく世の中なのだ。

では、いざとなったら「家族」が助けてくれるのか。

それも期待できなくなりつつある。若年層だけがこうした社会環境に巻き込まれているのではなく、親世帯もまた安定を失いつつあるからだ。

ニートやフリーターや引きこもりをしていた人間たちは親に依存し、寄生して生きていた。しかし、現在はその親世代が困窮化しており、いつまでも自立できない子供の面倒を見られなくなりつつある。

このように見ると、社会は非常に厳しい方向に変質したことが分かるはずだ。

今まで安定した生活を保障してくれていたはずの、「学歴・企業・国家・家族」のすべてがセーフティーネットとして機能しなくなった。

自分を守るのは、もう自分自身だけでしかなくなった。

放っておけば誰かが助けてくれるどころか、食い物にされていく。自分で自分を何とかしないと、容赦なく叩き落とされる社会と化したのだ。

グローバル社会は、人間の消耗品化を加速させる


誰も頼りにできない中で生き残るためには、何が自分に必要なのかを常に考えておかなければならない。生き残るために必要な武器は自分で手に入れるしかない。

現代社会では、一般的には高度に専門化・体系化された知識があれば、それが生き残るための武器となって収入を生み出す。

ちなみに、テレビのお遊びのクイズ的な雑学は、単なる暇つぶしだ。専門化も体系化もされておらず、ビジネスにおいて何ら関連性もなく、従って成果も収入も生み出さない。

テレビのクイズ番組を見ても、優秀な人間になることは決してない。むしろ、脳が思考停止状態になって馬鹿になる。(テレビが人間を愚鈍にさせるというのが科学的に証明された

したがって、現代社会でサバイバルするためには、テレビの雑音をシャットダウンして、自分に必要な専門知識を貪欲に吸い込んでいかなければならない。

今後の、高密度かつグローバルに発達していく情報化社会で生き残るためには、そういった社会の変化を読み、自分で自分を助けられるように動くしかない。

言ってみれば、自分で動いて業界の深い専門知識を手に入れることができるかどうかで、人生が大きく分岐していく。

誰も助けてくれないので、自分で何とか専門知識を身につけるしかない。それが持続してできるかどうかで、現代社会で生き延びられるかどうかが決まっていく。

これからの企業は人間を歯車の部品のように使い、状況が変わったら使い捨てする。グローバル社会は、人間の消耗品化をどんどん加速させていく。

社会の状況が変わったら、今までのように社内の人間を教育して育てるのではない。要らない人間を捨て、高度な知識を有した人間を雇い直す。

激甚な競争に晒されている企業は、もはや昔のように人を育てている暇も金もない。さっさと即戦力を雇う。

企業はもう「従業員を捨てること」を前提に動いている。そのため、自分で自分を助けられない人は、どんどん使い捨ての最低賃金かそれ以下にされる。

業績が悪化したら、ゴミのように捨てられる


現在、大きな格差社会になっているが、この格差は「自分で自分を向上させられるかどうか」でさらに大きなものになる。

自分を自分で向上させることに成功した人は、これからの格差社会の中で有利なポジションを手に入れることができる。そして、豊かな生活を送ることが可能になっていく。

その逆に自分を助けられなかった人は、まわりも助ける余裕がなくなっているので、そのうちに捨てられて社会の底辺に落ちていくことになる。

終身雇用の時代には、どこかの一流企業に潜り込んでしまえば、それだけで勝ち組に入った。

しかし、人材使い捨ての時代になると、一流企業に入ろうが何だろうが、企業の業績が悪化したら、その瞬間にゴミのように捨てられて終わりだ。

「一流企業に入って安定した収入と生活を得る」という発想は、すでに終わっている。「寄らば大樹の陰」の大樹が消えた。会社を中心軸としたキャリアプランはもう成り立たなくなっているのである。

今後は、国も企業も家族も頼れないことを見越して「自分で自分を助けるしかない」と認識して動く必要がある。組織に所属しても、一匹狼として生きる。それができるかどうかで、人生が二極分化していく。

誰も助けてくれない。そんな社会では「自分で自分を高度化させる」以外に生き残れない。

誰も頼りにならないのだから、自分自身でどれだけ自分を引き上げることができるのかが生き残れるかどうかの鍵になる。

もう今の世の中で生き延びるためには、「頼れるのは自分だけ」になっている。「学歴・企業・国家・家族」は長い人生を安定化させるのは、とっくに役に立たなくなった。

あなたは、生き残れるだろうか?



人間を使い捨てする社会なのだ。その中では「自分が高度化する」以外に生き残れない。誰も頼りにならないのだから、自分自身でどれだけ自分を引き上げることができるのかが生き残れるかどうかの鍵になる。

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