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2016-08-29

多くの人が「仕事を喪失する」のは、必然である理由とは?


アマゾンでの倉庫内の作業のロボット化は、着々とノウハウが積み重ねられて人間が要らなくなりつつある。2016年8月にはUBER(ウーバー)社による自動運転車が路上を走るようになっている。

ファーストフードの注文は、確実にタッチパネルによる自動化に置き換えられている。

銀行業務もIT化、フィンテック(金融とITの融合)で、銀行営業、保険外交員、証券営業、銀行窓口業務、融資審査担当の業務が消える。

『テクノロジーが雇用の75%を奪う』の著者マーティン・フォード氏によると、ロボットと人工知能での効率化が進化することによって雇用の75%が消える衝撃の未来が来ると言う。

効率化を追及する動きは加速する一方だが、それは紛れもなく「人間の雇用を排除する動き」だからである。

人間は効率的な生き物ではない。誰でもそうだが、周期的に体調を崩すし、集中力はすぐに切れる。やる気がどうしても起きない日もあるし、一日に6時間は寝ないと生きていけない。

長時間働いていると次第に仕事がこなせなくなり、時には長い休暇も必要だ。そして、人間には感情があり、奴隷のように働かされるとストレスで心も身体も壊れていく。


効率化を成功させるというのはどういうことか?


ところで、企業が求めるのは何か。

それは、極限的なまでの「効率化」である。ありとあらゆるビジネスは、成功するか失敗するかは、どこまで仕事を効率化できるかにかかっていると言ってもいい。

10日かかっていたものは3日で、1日かかっていたものは半日で、半日かかっていたものは3時間で、3時間かかっていたものは1時間で完璧に終わらせることが求められている。

IT化、ロボット化、人工知能時代となって、効率化への要求はどんどん厳しくなっている。これは、ビジネスに関わっている人間のすべてが実感じていることだろう。

効率化できれば、他社よりも早く製品が市場に出せる。効率化できれば、他社よりもコストが削減できて価格競争に有利になる。競争社会になると、効率化できるかどうかがビジネスの成功にかかっている。

しかし、人間という存在だけは効率的できていない。人間はすぐに疲れ、注意散漫になり、休み、時には逃げる。

もちろん、標準を上回るほど効率的に生きることができる人間もいて、こういった人間を現代では「優秀である」と言う。しかし、人間ができる効率化というのは、たかが知れている。

たとえば、機械と人間に単純作業をさせれば、機械の方が精密で、どんな長時間でも仕事のスピードは落ちない。サボらないし、休まないし、しかも賃上げを要求してこない。

単純作業に関しては、機械はもはや人間を凌駕する正確さとスピードで仕事をこなす。

当然のことだが、効率化を追求するというのは、最終的に人間がやっている部分を機械化するという流れになっていく。

効率化を成功させるというのは、人間がやっていた部分を機械に置き換えることで成し遂げられるのである。それが、IT化と、ロボット化と、人工知能の進化によって劇的に進もうとしているのが現代の姿だ。

効率化とは、人間の切り捨てが拡大するということ


かつて家事はとても大変な仕事だったが、今では洗濯も皿洗いも全自動でできるようになっている。

はるか大昔、駅の切符切りは人間がやっていたが、自動改札の導入でこれはなくなった。工場でも産業用ロボットが導入されて現在では生産ラインが無人化したところもある。

現在では、インターネットの導入で会計事務員が減り、商品販売員が減り、農耕作業者が減り、工場勤務者も減った。

効率化とは、「人間にやらせない」ことを志向している。これが何を意味しているのかというと、企業経営者は最終的にあらゆる作業を人間から機械に置き換えられれば効率化に成功するということである。

すべての企業が、効率化に向かって走っているが、これはすなわち「人間の切り捨てが拡大する」ということなのである。

かつて、どこの企業でも「事務職」というものがあったが、こういった事務はコンピュータに置き換えられてどんどん職が消えて行った。

次に中間管理職がやっていた仕事も、現在は末端が入力したデータはすべてサーバで一元管理されて、上層部がアクセスし、分析・管理ができるようになりつつあるので、必要なくなりつつある。

効率化された企業というのは、上級経営者と末端の労働者だけになるというのが究極の姿である。

その末端の労働者も、機械ができる部分はどんどん機械化されていくので、雇用は激減し、長期契約は保証されない。効率化が成功した段階で、切り捨てられる。

もちろん、放逐された人員は技術革新によって新しく創造された仕事に回されるのだが、「新しく創造された仕事」よりも、「効率化で放逐された人間」の方が多いのであれば、無職や失業者が世の中に溢れ、少なくなった仕事を取り合う姿になっていく。

企業における効率化とは、最後に何を目指すのか?


人間は誰でもどんな仕事ができるほど器用に作られていないので、必ずしも誰もが新しい職に馴染めるわけではない。今まで技術職をやっていた人間に肉体労働をさせるのは難しいし、その逆も言える。

新しい仕事が創造されても、それが自分に合わなければ、仕事がないも同然なのである。

そういった意味で、現代社会で、多くの人が「仕事を喪失する」のは、必然であるとも言える。

企業にとっては「従業員」は非効率であるにも関わらず、コストがかかる存在だ。機械が人間のコストよりも下がると、企業は従業員よりも機械を選択する。

効率化と機械化が進むと、必然的に仕事は失われて、それに従事していた人間が要らなくなる。

どこの企業も効率化を推し進めているので、いったん業務が固定化されると、それがマニュアル化・ルーチン化され、何らかの形で機械化され、それが人員の削減につながっていく。

この動きに向かって、企業は猛烈な勢いで走り出しているのが現代社会の姿なのである。

2016年に入って、自動化やロボット化や人工知能の発達がいよいよ具体的な例として次々と上がって来るようになっている。「さらなる効率化」が始まったのだ。

サラリーマンの大半は淘汰される。

レジ係、ワープロ入力、通訳、速記、配達員、仲卸業者、事務職、中間管理職、倉庫作業員、訪問営業員、受付嬢……。今後、人間がやらなくてもいいような仕事が続出し、仕事がどんどん淘汰されていく。

何か新しい仕事を創造できる人間は、今後の社会でも生き残れるが、単なる労働者は厳しい社会になる。

仕事を得るのが難しいし、何とか仕事を得ても単なる労働力として扱われて低賃金のまま放置され、状況が変わると使い捨てされる。

雇用はますます減少し、今後は失業が解消されない大量失業継続時代が来るのだ。



レジ係、ワープロ入力、通訳、速記、配達員、仲卸業者、事務職、中間管理職、倉庫作業員、訪問営業員、受付嬢……。今後、人間がやらなくてもいいような仕事が続出し、仕事がどんどん淘汰されていく。

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