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2016-08-07

暴力の後に来る需要。暴力と医療は表裏一体の関係にある


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オリンピックのアスリートの一部はドーピングで能力を増強している。アナボリック・ステロイド等の筋肉増強剤はすさまじく人間の能力を向上させる。

こうしたアナボリック・ステロイドは1960年代にはすでに違法に使われるようになっており、1975年には早くもオリンピックの使用禁止薬物に指定されている。

しかし、このアナボリック・ステロイドは重篤な人たちの体力を増強させたり、骨粗鬆症のような病気の治療に使われて効果を生み出してきた医療薬でもあった。

現在でも医療現場で使われており、多くの人たちの命を救っている。

つまり、この薬はドーピングしたいアスリートや筋肉量を増やしたいボディービルダーたちの薬ではなく、病気の人たちに慎重に投与する重要な薬でもある。それが本来の姿だ。

このステロイドだが、1960年代にはファイザー社が「アナバー」という商品を出している。

すでにライセンスが切れて現在はインドのジェネリック企業が後を継いで商品を出し続けているのだが、その原型を50年以上も前にファイザー社が出していたということに、この企業の底力を感じる人もいるはずだ。


「善意の死の商人」も南北戦争の裏側にいた


ファイザー社は古い企業だ。1849年に創業して今年で167年になるのだが、今も世界最大の製薬企業として世界に君臨しており、大きな影響力を行使している。

この企業はアメリカで創設された企業だが、この企業も実態は期せずして「死の商人」になっていたことはあまり知られていない。

南北戦争の表側の死の商人は「デュポン」だった。

デュポン一族はフランスからアメリカに渡ってきた一族なのだが、この一族は1861年に南北戦争が始まると、抜け目なく北軍にも南軍にも弾薬を売りつけて空前の利益を上げた。

戦争が長引けば長引くほど、そして戦闘が苛烈になればなるほどデュポン一族のビジネスは空前の利益を上げるようにあり、その資産はどんどん肥え太った。

兵士たちは自分たちの命がデュポンを儲けさせる仕組みに気付いて、デュポンが提供する品質の高い火薬を使いながら、デュポンに激しい嫌悪を抱くようになっていた。

死の商人とは、敵味方に関係なく「儲かれば敵でも弾丸を売る強欲な商人」を指す。

金儲けのために敵に売った弾丸は味方を殺す。その現実に良心の呵責を感じないのが「死の商人」のメンタリティである。こうしたメンタリティはデュポン社の権威を失墜させ、しばしばデュポン社のイメージを毀損させていた。

火薬に関わっていた時代のデュポンは、そのイメージを覆すことはできなかった。火薬のビジネスから化学のビジネスに軸足を移した今でもデュポン社は依然として「死の商人」だ。

しかし、南北戦争を戦っていた当時の人々は気付いていなかった。実は「善意の死の商人」も裏側にいたのである。長引く戦争と、維持とプライドを賭けた南北戦争の激化によって、デュポンと同じく空前の利益を得た企業があったのだ。


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