2016-07-10

価値あるものを必死に捨てようとする奇妙な人間を利用せよ


(この記事はメルマガにて全文を読むことができます)

2016年6月23日、イギリスはEU(欧州連合)を脱退した。欧米のエスタブリッシュメントにとってこれは「想定外」の動きだった。

キャメロン首相が国民投票に乗ったのも、「まさか国民がEU脱退を選択するはずがない」とたかをくくっていたからでもあり、こんなことになるとは思いもよらなかったはずだ。

キャメロン首相がEU離脱を国民投票で問うたのは、これでEU残留を確固たるものにして、離脱派を「黙らせるため」だったのである。

ところが、イギリス国民は押し寄せる移民と破壊されていくイギリス文化を座視することができず、ほんの僅かな差だが離脱派が残留派を上回って、歴史が突如として変わってしまった。

これによって、世界中の金融マーケットが大荒れとなり、ポンドが大暴落したのを始め、世界中の株式市場が暴落、日本は「円高・株安」となって今もその流れが続いている。

イギリスでは国民投票の結果が決まってからもなお残留派が動いており、国民投票のやり直しを求めて請願が410万人を超えたのだが、イギリス政府はそれを却下した。

こうしたイギリスの混乱はEU各国にも広がっており、金融マーケットはそのつど混乱に見舞われていく。


今後、イギリスはバクチ国家となっていくのか?


イギリスに残されているのは金融しかない。しかも、国内金融ではなく国際金融に注力していくしかない。

つまりイギリスは今後、グローバル・マネーをいかに自国内に呼び込めるかで、グローバル経済の中で生き残れるかどうかが決まるということになる。

それをしないと生き残れないのだから、イギリス政府は全力でイギリスの有力な金融機関をバックアップする。

たとえば、HSBCだとかロイヤルバンク・オブ・スコットランドだとかバークレイズだとかロイズ銀行グループだとかスタンダートチャータード銀行等の経営に肩入れすることになる。

イギリスのシティ(金融街)は、今後は国家運営の中心となっていき、これを軸にしてイギリスは国として動いていくことになるだろう。

しかし、「金融立国」というのは、それに失敗すると金融機関と共に「国も一緒に吹き飛ぶ」ほどの威力がある。

なぜなら、金融での利益は往々にしてレバレッジに依存し、収益を上げるにはレバレッジを上げようとする動きになるのは見えているからである。

レバレッジは金融がうまく回っている時は濡れ手に粟で利益が出せるのだが、いったん状況が変わって金の動きが逆流したら、その瞬間に損失があっと言う間に積み上がる。

また利益を最大化させるためにリスクの高いデリバティブや先物商品がどんどん開発されて、そこに資金が投じられる動きも起きる。そして世界中のダーティー・マネーを呼び込む動きも起きる。

これらはすべては最初は良くてもいったん状況が悪化すると悲惨な結果をもたらす。桁外れの資金が一瞬にして消える可能性が高い。

これを国家運営の軸にするとイギリスが明確に決めたら、イギリスはバクチ国家となって今後の命運はバクチの結果次第ということになると理解した方がいい。

つまり、イギリスをどう見ればいいのか。


・・・

(この記事はメルマガにて全文を読むことができます)


この記事はメルマガにて発行され、メルマガにて全文を読むことができます。1週間に1度、日曜日にメルマガでの発行を行っております。

過去の配信は、こちらをご覧下さい。

鈴木傾城の「ダークネス」メルマガ編については、上記の画像をクリック、もしくは、こちらをご覧下さい。発行に至るまでの経緯等についてはこちらに書いております。




【ご注意】

ご登録頂いてメールが届かない場合、こちらにてお問い合わせ下さい。再発送等も、こちらで行います。

http://www.mag2.com/info/renew/webmail.html
読者さん窓口:reader_yuryo@mag2.com




お願い

ダークネスの本文を他サイト(キュレーションメディア、まとめサイト、個人サイトすべて)へ転載する行為は、いかなる理由があっても固くお断りします。