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2016-06-12

これからは社会が人間を選別して、持たざる人間を見殺しに


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トマ・ピケティは、『21世紀の資本』で「資本収益率は経済成長率よりも大きい」という社会問題が起きていることを突きつけて話題になった。いわゆる「 r > g 」の法則だ。

これについては別に驚くべきことでも不思議なことでも理解できないことでもなかった。誰でも知っている「今さら」の話しだったのだ。

「働いて稼ぐよりも投資で得られる稼ぎの方が大きい」という当たり前のことを認識する時代になっているのだ。

普通の人がこれをうまく認識できないのは投資資金が少ないからである。100万円を持っていて、それを年間3%の配当で回しても年3万円しかならない。

3万円という小さな額では、ほとんどの人は「投資で得られる稼ぎの方が大きい」と言われても納得できないものがあるはずだ。

ところが、1億円やら2億円の資本を持っている人は、同じ3%の配当であっても、その額は大きなものになる。たとえば1億円の人の3%は300万円だ。2億円の人の3%は600万円だ。

3億円の資本を持っている人は年間900万円の配当が入ってくることになる。ここまで来ると「働いて稼ぐよりも投資で得られる稼ぎの方が大きい」という意味が分かるようになるはずだ。


働いて稼ぐよりも投資で得られる稼ぎの方が大きい


資本主義は、自ずと「格差を増長する性質」を持っているので、決して世の中は平等にならない。同じ30万円の給料をもらっている人でも、10年経てばその人の性格で持てる資産は凄まじく違ってくる。

毎月2万円を必ず貯金に回している人は、10年後は240万円の資金が貯まっている。しかし、あればある分だけ使っていた人はゼロである。

この240万円を年間3%の配当の株で運用したら、1年間で7万2000円の配当が入る。

3年経てば240万円は261万6000円になる。この間も毎月2万円の貯金を続けていたのであれば、そこに72万円が足されるのだから、333万円6000円もの金が貯まっているということになる。

ここまで来ると3%の配当で回すと年約10万円が入ってくるということになる。

同じ30万円の賃金をもらっている人であっても、2万円を貯金していた人と、あればあるだけ使いまくっていた人というのは、大きな差となって広がっていくのである。

つまり、その人に節約や自制ができて「貯金を殖やす」という目的が継続して行われていると、長い目で見ると必ず「格差」を生み出す。

それは、10年、20年、30年と経てば経つほど差が途方もなく拡大していき、ついに持たざる者は何をどうしても持つ者に追いつかなくなってしまうのだ。

資本主義はもともと「格差を増長する性質」を持っているのだが、現在の資本主義は「持つ者に優しく、持たざる者に厳しい」社会に変質しているので、よりその差が鮮明になっていく。

その結果、富裕層にとっては「働いて稼ぐよりも投資で得られる稼ぎの方が大きい」という社会が到来するようになっていったのである。

これは現在の社会で生きるにはどうしたらいいのか、を如実に示す現象なのである。持たざる者は何をしたらいいのか。




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