2016-05-15

なぜ持たざる人が100万円を貯めたら思考の転換が必要なのか


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日本人の金融資産の平均値は1101万円ということになっているのだが、それはあくまでも平均値の話だ。金融資産を1101万円以上持っているという人は少数派で、平均値は必ずしも実態を示さない。

日本人の貯蓄率は年々低下している。高齢化と共に雇用の劣化も進み、金融資産がゼロという人もかなり多い。日本人の40%近くが金融資産ゼロではないかとも言われている。

そのため、いくら何でもゼロは問題だということで「何とか貯金をすべきだ」という話になるのだが、その際に目標値として選ばれるのが「100万円」である。

もし私が何もかも失って裸一貫で人生をやり直す日が来たら、やはり最初は何とかして100万円を貯めることを考える。それが区切り良い数字だからである。

100万円というのは目標にしやすい。また、「貯金を持っている」という気分にさせる数字でもあり、ある意味、満足感が高い数字であるとも言える。

何も持たない人たちにとっては、この100万円は遠い数字なのだが不可能な数字ではないのも確かだ。無自覚に使っている金を節制していけば塵が積もるように100万円に到達するかもしれない。だから、誰もが最初は100万円を目指すことになる。


「100万円が貯まった」というのが心理的なワナに


ところで、貧困に追いやられて風俗に堕ちた女性たちをインタビューしているうちに気付いたことがある。それは「100万円」という貯金が、実は危険なワナになっているということだ。

風俗という究極の接待業をしている女性は、月給ではなく日給をもらっているのだが、その日給が2万円から3万円になる女性が多い。

売れない風俗嬢はそれ以下、売れっ子の風俗嬢はそれ以上になり、その格差は激しいのだが、普通で言えば2万円から3万円の範囲にある。

これは日給5000円や6000円で働いている表社会の女性たちにとってはとても大きな金額であると言える。

2万円を25日で計算すると50万円、3万円を25日で計算すると75万円となる。普通のサラリーマンの月収をもはるかに超える金額でもある。

女性が風俗に堕ちるというのは、仕事の環境は確かに「堕ちた」ものになる。しかし、収入から言うと普通の生活をしていたらもらえない金額がもらえるようになるので「向上した」ものになると解釈することもできる。

実際、風俗に堕ちた女性はもらえる金額に目がくらんで散財が激しくなっていく。仕事のストレスを紛らわせるために、散財は必要不可欠だと考えている女性も多い。

しかし、貧困時代の苦境も覚えているので「少しは貯めないといけない」と考える女性もいて、彼女たちもまた貯金をするようになる。

彼女たちはもらえる金額が大きいので、それほど苦しい節制をしなくても100万円が貯まりやすい環境にある。実際、無理して貯めようと思っていなくても「勝手に100万円が貯まってしまった」女性もいる。

すると、どうなるのか……。



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