2016-04-28

熊本地震では「背乗り」されないように、各種証明書を守れ


日本社会に「なりすまし」をする人間が山ほどいるというのはよく知られているが、最近も「なりすまし」に関わる事件が起きていた。

2016年3月8日、京都府警上京署は大阪府門真市に住む56歳の男と、大阪市平野区瓜破の尹栄子という女を逮捕しているのだが、この男女は京都のまったく無関係の男性の住民票を勝手に京都から大阪に異動しようとして逮捕されていた。

京都の無関係の人間になりすまして、住民票を移し、自分たちがその人物になりすまそうとしていたわけで典型的な「背乗り(はいのり)」の事件である。

「背乗り」とは、他人の戸籍や住民票を勝手に使ってその人になりすます行為を指す。

京都の男性に対して「背乗り」を仕掛けた56歳の男は前科があったので、「他人の名前が欲しかったのでやった」と供述している。

この男は覚醒剤にも関わっていたのだが、覚醒剤の売人はその危険なビジネスを続けるために、他人名義の口座や携帯電話が必要であり、「なりすまし」に関わる人間が多い。

犯罪者は本名が割れては困るので、「なりすまし」するために必死になっている。


「なりすまし」や「背乗り」の危険が大きくなる


2014年に大阪市西区のマンションで逮捕されていた売人のカップルも他人に「なりすまし」していた。

彼らは運転免許証から健康保険証まで、他人の身分証を80人以上も持ち合わせており、銀行口座や携帯電話も20以上持ち合わせて使い分けていた。

大阪にこうした「なりすまし」事件が多いのは、韓国籍の人間が多く住んでいることや、あいりん地区のようにホームレスや日雇い労働者が集まる区域があって、そこで貧困層が金に困って戸籍や各種証明書を売り飛ばす土壌があるからだ。

もちろん、大阪だけではない。2016年1月に300通以上の健康保険証を詐取していたのは、福岡県田川市に住む李虎稔という韓国籍の男だった。

他人名義の健康保険証が360通もあり、李虎稔はこれらの口座を使ってネット通販等で商品を詐取して横流しするようなビジネスをやっていた。

他人に「なりすまし」をするために住民票や戸籍謄本、あるいは健康保険証をあの手この手で詐取して、他人名義の名前で詐欺を行うのである。

「なりすまし」や「背乗り」の危険は、行方不明者が大量に出たり、多くの人が各種証明書が揃えられない環境になる災害時に起きる。

役所も事実確認が取れず、しかし公的書類の再発行は一刻を争うことが多いので、きちんと身分確認がされないまま住民票や戸籍謄本等が発行されてしまう危険性が増えるのだ。

2011年の東日本大震災の際は多くの人々が行方不明になり、身分確認が取れなくなった。

このとき、東日本に住む人たちの住民票や戸籍謄本等は、こうした「なりすまし」をする人間たちの恰好のターゲットになっていたことはよく知られている。(被災者の戸籍が大量に乗っ取られる危険な事態になっている

被災地の空き巣よりも、もっと深刻な犯罪が起きる


今回の熊本地震でも、身分確認が不可能になってしまった人も多い。家がつぶれ、瓦礫の下にすべてが埋まってしまった状況の中で、各種証明書がどうしても見つからない人もいる。

また、こうした中で携帯電話を失ったり、銀行通帳も、年金手帳も、保健省も、免許証も、マイナンバーも、何もかも失った人も多い。

そこで、総務省は「本人確認できない人にも携帯電話を契約できるように」と2016年4月27日に特例を出した。これは被災者を守るための重要な措置なのだが、この特例は間違いなく悪用される。

この特例に群がって多くの「なりすまし」犯罪者がやってくるのは火を見るよりも明らかだ。

すでに熊本の被災地には福岡ナンバーの車が大量にやって来ていると言われているが、やって来ているのは親族の安否を確認する人や善意のボランティアだけではない。犯罪者も紛れ込んでいる。

2016年4月23日には石橋勝也という51歳の男が逮捕されているが、福岡県糸島市から来た空き巣のひとりだった。

4月28日には21歳の吉田忠史という男や、30歳の横山悟という男が逮捕されているが、これらの男も事務所を物色して空き巣をしていたコソ泥で福岡県大牟田市からやってきていた。

空き巣泥棒は不愉快な犯罪だが、こうした目に見える犯罪者と共に、「見えない犯罪」を行う人間が入ってきている。後の被害を考えると、こちらの方がもっと深刻な状況になる可能性がある。

何しろ、「自分の身分が盗まれる」のである。住民票が勝手に異動され、戸籍が盗まれ、彼らがこうした各種証明書で犯罪を行うと、下手すれば自分が犯罪者として逮捕され兼ねない。

今回の熊本地震の被災者の各種証明書は間違いなく「なりすまし」犯罪者たちのターゲットになっている。

地震で被害に遭った人は、自分の住民票や戸籍謄本等が勝手に異動されたりしていないか、家族の分も含めて早急に調べる必要がある。

犯罪者たちは必ず、それを手に入れようと画策する


「軍令で朝鮮人女性を強制連行し、日本軍の慰安婦にした」と嘘八百の証言をして日本の名誉を貶めた吉田清治という男は、福岡県芦屋町西浜の出身だった。

この男は「吉田雄兎」という日本人の戸籍を背乗りしていた可能性があるとされているのだが、マスコミは決して「背乗り」という犯罪に触れようとしない。

九州は地理的にも朝鮮半島に近く、特定アジア3国(中国・韓国・北朝鮮)の密航者やスパイが真っ先に潜り込む地区であることがよく知られている。

密航と言えば過去の話のように思っている人も多いかもしれないが、そうではない。

たとえば2016年3月7日、韓国南部、釜山の南海海洋警備安全本部が日本で25年間暮らしていた韓国籍の男を逮捕したことが産経新聞で報道されている。

この記事によると、逮捕された57歳の男は韓国人の女4人から計450万円近くを受け取ってこの女たちを日本に密航させようとしていた。

この男が密航で逮捕されたのはそれが始めてではない。2013年にも同じことをして逮捕されているので、密航斡旋の常習犯であったことが分かっている。

何度も同じことをしているということは、密航が成功して金になったときもあったということを示唆している。

しかし、こんな事件があったことをあなたが知らなくても仕方がない。なぜなら、朝日新聞も毎日新聞もいっさい触れることがなく、報じない自由で隠蔽されたからだ。

仮にこの韓国籍の女たちが無事に日本に潜り込んだとすると、次に必要になるのは、日本人の各種証明書だ。そこに「なりすまし」犯罪の需要が生まれる。

「なりすまし」をするためには、「背乗り」をするのが必要なわけで、不正な手段で日本に入り込んで来た特定アジアの犯罪者たちは必ず、それを手に入れようと画策する。

ところが、「背乗り」という犯罪は多くのマスコミにとっては、絶対に触れたり調べたり報道したりしない。そんな犯罪があることすらも隠蔽されている。

だから、多くの日本人は自分の戸籍が盗まれるような犯罪があることに気付かない。

今、もっとも危険なのは熊本地震の被災者の「各種証明書」である。「なりすまし」を行う犯罪者は間違いなく熊本に来ているので、自分の各種証明書を守るように被災者の人たちは気を付けるべきだ。



今、もっとも危険なのは熊本地震の被災者の「各種証明書」である。「なりすまし」を行う犯罪者は間違いなく熊本に来ているので、自分の各種証明書を守るように被災者の人たちは気を付けるべきだ。

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