2016-04-24

私たちは株式《至上》主義の世界から逃れることができない


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すでに現在の世の中は富裕層のほぼ大半が「株式資産」を持つ人間が資本主義の頂点に来る「株式《至上》主義」の世の中になっている。

不動産や現物資産を持つ人間が富を掌握する時代は終わっており、株式資産のみが資産を膨張させるシステムになった。

その理由は簡単だ。現在の資本主義に徹底的にチューニングされた存在が多国籍企業であり、この多国籍企業が資本主義を乗っ取ったからである。

世の中はすべて多国籍企業の都合の良いシステムに変えられており、そのために多国籍企業が膨大な富をブラックホールのように吸収するようになっていった。

かつては不動産王が資産を膨らます時代もあれば、もっと昔を言えば金銀財宝等の現物資産を持った王族が資産を膨らます時代もあったかもしれない。

しかし、もうそんな時代ではない。富を生み出すのは多国籍企業だけである。そして富裕層になるのは、そんな成功した多国籍企業の株式を大量に持つ株主である。

企業創始者がビリオネアに顔を連ねるのは、言うまでもなく「その企業の株式を大量に持っているから」に他ならない。


莫大な株式を所有した人には、絶対に追いつけない


成長する多国籍企業は成長を貪欲に求めて世界中を隅から隅まで動き回る。毎年のように成長することが可能になると、株価が上昇するだけでなく、毎年のように増配される。

さらに潤沢な内部留保を抱えた企業は自社株買いを行うようになり、それがさらに株価を押し上げていく。

こうした成長の好循環が続く限り、富裕層の資産は増え続ける一方となり、それが凄まじいまでの所得格差を世界にもたらすようになっていった。

莫大な株式を所有して富裕層となった人たちに追いつくのは、普通の人はどんなに努力しても不可能な社会と化している。たとえ、24時間寝ないで、がむしゃらに働いたとしても、富裕層には絶対に勝てない。

もう何をやっても追いつけないのだから、競争はまったく意味がなくなっている。富裕層がたとえ何の労働をしていなくても勝てないのである。

たとえば、すでに現時点で100億円の資産がある人がいたとする。この人が年3%の配当をもらえる株式にこの100億円を預けていたとする。

税金等を無視して考えれば、この人は1年後には何もしないでも3億円が転がり込む。

「何もしない」というのは比喩ではない。本当に何もしなくても、1年後には3億円が手に入る。

3億円と言えば、普通の人が目にすることもない金額だ。しかし100億円を持っている人は、元本に手を付けなくても3億円が毎年入ってくる。

ぶらぶらしていても、1年後には「自動的」に転がり込んで来る額である。毎年、宝くじに当たるようなものだ。

世の中には100億円どころか、1000億円の資産を持つ人もたくさんいる。1兆円の資産を持つ人ですら珍しくない。すると、どういうことになるのか。



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