2016-04-16

地震国・日本はどこかで起きた地震はすべて他人事ではない


2016年4月14日から16日までの3日間で熊本県を中心に大きな地震が何度も起きている。被害も拡大している。最大震度7というのは九州では最大の地震であったと言われている。

熊本県に暮らす人たちにとっては誰もが「こんな地震は今まで起きたことがなかった」と口にする地震が起きたのだ。体感的にもかなり揺れが強かったようだ。

名城と言われている熊本城は地震直後から屋根瓦が崩れ落ちて、石垣が崩落していった。16日午前1時25分頃に再度襲われた大きな揺れで、その被害はさらに拡大している。

九州自動車道は路面がズタズタになった。場所によっては段差が1メートル以上もできている箇所もあり、通行は完全に不能になっている。

また広範囲に渡って停電が発生、家屋やアパートが潰れ、火災も一部で発生、宇土市役所も被害に遭い、大切畑ダムも決壊したという。

これら一連の地震による死者は現在分かっているだけで41名、負傷者は1700人を超えている。

土砂崩れも発生しており、生き埋めになっている人たちもいる。16日朝の非常災害対策本部会議後の記者会見では「閉じ込め53件、生き埋め23件」と発表された。


断層が大きく揺れ動き、別の断層が影響を受ける


現在、熊本市は全域で断水も発生している。

一部では水道水が出てきても砂や土砂が混じって飲めなくなっているような状況になっている場所もあるという。ガスの供給も10万戸で停止状態にある。

電気ガス水道の重要なインフラが機能していない。これによって、通常の市民活動は不可能になってしまった。

阿蘇にも被害が広がっており、阿蘇大橋が崩落、さらに阿蘇神社も影も形もなく崩れ落ちた。重要文化財の「楼門」も崩れ、拝殿も折り重なるように倒れてしまった。

南阿蘇村は大規模な土砂崩れによって道路が寸断されたせいで1000人が孤立状態となっている。さらに阿蘇山が小規模な噴火を開始しているのも不吉な現象だ。

東日本大震災のときもそうだったが、こうした大地震が起きると、余震は長く続く。

数度に渡る地盤が緩んだところに余震が来ると、二次災害、三次災害が続くので今まで問題がなかった地域にも問題が発生する可能性がある。

運悪く、これから熊本では局地的に50ミリ以上の激しい雨が来ると言われており、救助活動や避難が困難になることが予想される。この雨によって被害はさらに増えるかもしれない。

いずれにせよ、ここ1週間は熊本を中心として九州全域は要注意だろう。

16日未明に起きた地震は、「布田川・日奈久断層帯」が動いたことによる地震であったと言われている。

しかしその後、大分県西部や中部でも震度3以上の地震が相次いでいるので、この活断層だけでなく、別の断層も動いている可能性が指摘されている。

世界的に、災害は激甚化の様相を呈している


ひとつの断層が大きく揺れ動き、別の断層が影響を受けている。気象庁はこれを「熊本、阿蘇、大分で3つの別々の地震が同時に発生している」と表現している。

こうした群震のために、今後どのような影響が出るのかまったく予測できなくなっているという。

この地震は今も続いており、震度5程度の比較的大きな地震が益城町を中心にずっと続いており、揺れは九州全域で感じられるようだ。

すでに大きな地震が起きた14日から数えると300回以上の地震が観測されている。今後1週間で小さなものも含めると地震回数は1000回を超える可能性もある。

地盤が緩んでいると、小さな地震でもそれが被害をもたらす確率が高まっていくので危険だ。九州内陸部は比較的山が多いが、地震による土砂崩れや道路の寸断はかなりの場所で起こり得ると言える。

この断層の動きはユーラシアプレートとフィリピン海プレートが影響していると専門家は指摘する。

仮にもしこのプレートの動きが影響しているのであれば、四国の南の海底にある水深4,000m級の深い溝、いわゆる南海トラフが動いているということになる。

南海トラフはいつか日本を壊滅的な打撃を与えると言われているのもである。(東日本大震災の21倍。32万人が死ぬという南海トラフ巨大地震

つまり、この九州の地震は西日本に住む人たちにとっては誰にとっても他人事ではなく、いつでも「明日は我が身」になる可能性が高いということでもある。

南海トラフ大地震は30年以内に間違いなくやって来ると言われているのだが、問題はいつそれがやって来るのか誰にも分からないということだ。

災害と愚鈍な政権は、いつか必ずやってくる


日本は地震列島だ。どこかで起きた地震は、日本人にとっては誰もが他人事ではない。

南海トラフが注目されているとしても、地震が起きるのは南海トラフだけではなく、どこにいても日本人は間違いなく地震に巻き込まれる。

しかも、現在の科学ではそれを予知することはできない。来るかと思ったら来ないし、来ないと思ったら来る。地震がやってくるのは、いつでも「自分が忘れた頃」なのである。

ここのところ、世界的に災害は激甚化の様相を呈しているのだが、次に自分が巻き込まれる地震は、かなり大きなものであったとしても不思議ではない。

救いがあるとすれば、日本は多くの巨大な地震災害を経験し、救援活動が迅速かつ効果的になっており、大きな災害であっても、初動の救助活動が非常に早くなっていることだ。

ただし、気を付けなければならないのは、時の政権が愚鈍だと、そういった長所も消されることである。

阪神大震災が起きた時は当時首相だった村山富市は、地震が起きてものんきに環境問題の会議に出席して、自衛隊の救援活動増員にも「大袈裟だ」と言って応えなかった。

その後、死者203名と聞いて初めて事態の深刻さを認識して驚愕するという有り様で、この村山首相の対応のまずさが死者を増大させたと言われている。

東日本大震災でも民主党の菅直人政権の混乱ぶりは目に余るものがあった。この菅直人のせいで東日本大震災の被害は拡大した上に福島第一原発も爆発し、メルトダウンするという大惨事につながっていった。

地震のような大災害はいつでもやってくるのだが、それと同時に愚鈍で役に立たない政権も必ずやってくる。この2つが合わさると惨事が大惨事へと膨らんでいく。






地震のような大災害はいつでもやってくるのだが、それと同時に愚鈍で役に立たない政権も必ずやってくる。この2つが合わさると惨事が大惨事へと膨らんでいく。

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