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2016-03-30

北朝鮮の好戦的な言動は、いったい誰に聞かせているのか?


2016年3月25日、北朝鮮の朝鮮中央放送は「ソウルを火の海にするための長距離砲兵隊の攻撃演習を行った」と報道した。

それ以降、立て続けに「無慈悲な軍事的警告」を発し、3月29日には短距離ミサイルを発射して日米韓を威嚇した。

しかし、北朝鮮が「ソウルを火の海にする」「戦時状態に入った」「核戦争の脅威が現実的になった」とミサイルを飛ばすのは別に今回が初めてではない。

「ソウルを火の海にする」というのも北朝鮮の口癖だ。

金正日の時代からずっとそれを言い続け、金正恩の時代になっても同じことを壊れたレコードのように言っている。2013年も「ソウルを火の海にする」と言ったし、2014年もまた「ソウルを火の海にする」と言った。

そんなにソウルを火の海にしたいのであれば、誰も止めていないのだから、無慈悲な通告をしないでさっさとやればいい。しかし、やらない。

「現在の韓半島には、すぐにも戦争が起こり得る状況が造成されている」

そのように国際社会を脅すのだが、北朝鮮はいつも口先だけで、何もできない弱小国家である。そんなことは今や小学校の子供でさえ知っている。


明日にでも火の海になってしまうと考える


また北朝鮮は2016年3月28日に、「米国の脅威の前に我々がのんびりと座視することはできない」ので、「アメリカに先制核攻撃を加える準備ができていることを明らかにする」と主張している。

本当に戦争になってアメリカと対峙することになったら、北朝鮮などすぐに消し飛んでしまう。

しかし、北朝鮮のこのような弱いイヌの遠吠えは、国外に向けて言っているのではなく、実は国内に向けて言っているのだと分析されている。

もし私たちが北朝鮮に住んでいて、北朝鮮の現政権が出す情報しか見聞きすることができなかったとする。

私たちが北朝鮮の指導部の情報だけしか接することができない場合、その政府が発表するニュース「だけ」を元にして状況を判断しなければならない。

北朝鮮の内部から見ると、自分たちの指導者が「口だけ」だと嘲笑されていることなど知らない。自分たちの軍隊が旧装備でポンコツだとは知らされていない。

自分たちが飢えているのは、アメリカ・韓国・日本が経済封鎖するからで、指導者である金正恩はそんな悪質な国家と必死になって戦っていると勘違いするかもしれない。

北朝鮮の現政権は鎖国政策を取り、情報封鎖し、圧倒的な独裁で国民の上に君臨している。指導者は神格化され、朝鮮中央放送の偏向した情報だけが唯一のものである。

批判もできず、疑うことも許されず、逃げることも封じられている。政府の都合の良い情報しか与えず、刃向かった人間は片っ端から強制収容所に放り込んでいる。

そんな中で、毎日のように一方的なニュースを流されると、北朝鮮内部の人たちは、朝鮮半島は明日にでも火の海になってしまうのではないかと考えても不思議ではない。

情報が歪んでいても、歪みを認識できないのである。

国民の不満を常に外部に向けるしかない北朝鮮


極限の中で生活し、そんなときに一方的な情報を聞かされると、正常な人間でも正常でなくなってしまう。まさに、カルト教団のやり口である。

北朝鮮の政権は、もはや共産主義体制でも何でもない。ただの独裁政権である。金王朝政権だ。国民を不当に弾圧し、自由を極度に制限し、人権蹂躙を行っている。

さしたる産業もなく、計画性もないので、国民は餓え続け、その不満をそらすために、やはり反日・反韓・反米で国民の目をそらしている。

逆に、反日・反韓・反米を強調しないと、金正恩政権は持たない。たとえば、「朝鮮半島は平和です」とは間違っても言うことができない。

なぜなら、「平和なら、なぜ我々は飢えているのだ?」という話になり、不満がすべて現政権に集中してしまうからだ。

国民の不満は、常に外部に向けていないと現政権は持たない。

だから、国民の間で不満が溜まれば溜まるほど、現政権は必死になって「戦時中」「一触即発」を演出しなければならなくなる。真に迫った演技で、明日にも戦争が始まるという演出をする。

2016年3月28日も北朝鮮の外相は「核戦争を起こそうとする米国の狂的なヒステリーに対抗する」といかにもアメリカが核戦争を始めようとしているかのように言っている。

それを誰に聞かせているのかというと、外部の人間たちに見えて実は国内の人々なのだ。それは「敵がありとあらゆる手口で北朝鮮を潰そうとしている」という「国内向け」の情報操作なのである。

そのように国民に思わせることに成功すると、国民の不満は、経済封鎖するアメリカ・韓国・日本に向かっていく。

北朝鮮は、強国に利用されている哀れな国家だ


情報統制して、自分たちが貧しいのは何でもかんでもアメリカや韓国や日本のせいにして世論操作を行う。好戦的な言動を国内の人間に聞かせて、指導者が外部と戦っているかのように見せかける。

このような国家は、まともな国家ではない。まともでない以上、こうした政権は崩壊すべきである。

しかし、北朝鮮の現政権が崩壊すると、誰かが飢えた北朝鮮の人員を食わせなければならない。しかし、中国も韓国もそれを望んでいない。面倒を押し付けられたくないのだ。

さらに、誰が北朝鮮を支配するかという問題もある。米韓が北朝鮮を支配することになると、地政学上から言うと中国が困る。その逆も然りだ。

北朝鮮は米中の間にある、便利な緩衝材のような存在になっているのである。

そして、中国はアメリカにプレッシャーをかけたいときは、北朝鮮を鉄砲玉として使える。アメリカは日韓に武器を売りたいときは北朝鮮との緊張状態を引き合いにできる。

みんな北朝鮮を利用している。だから、北朝鮮はいつまでも米中韓に「生かされて」いる。北朝鮮は強国から自立した国家ではなく、強国に利用されている国家なのだ。

ずっと、米中に利用されてきたし、これからも利用される。

ただし、物事には限度というものがあり、このような愚かな独裁国家が永遠に存続することなどあり得ない。

将来のどこかのタイミングでこの国家は必ず崩壊し、消え去って行くことになる。

それがいつの話なのかは誰にも分からない。

しかし、このような世界でも類を見ない失敗国家がいつまでも持続するはずがないのは国民の疲弊を見ても明らかであり、崩壊は早ければ早いほどいい。



北朝鮮の指導者、金正恩。このような世界でも類を見ない失敗国家がいつまでも持続するはずがないのは国民の疲弊を見ても明らかであり、崩壊は早ければ早いほどいい。

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