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2016-02-07

混乱の時代になると逆に大量の情報が信頼できなくなる理由


2016年に入ってグローバル経済の混迷がいよいよ鮮明化するようになっている。その原因に中国経済がもう成長できなくなったという根幹的な要因がある。

上海株式市場は暴落し、世界中がそれに釣られて暴落する。悪材料は次々に出てくるが、日銀のマイナス金利導入のような救済措置も出てくるので、市場は悲観と楽観を激しく揺れ動いて乱高下する。

人々は何が起きているのか知るために必死になって情報に食らいつくのだが、こうした混乱の時代になると、逆に信頼できなくなるのが「情報のワナ」である。大量の情報が信頼できなくなってしまうのだ。

かつて、私たちが世の中を見通せないのは、「情報がないからだ」と主張する人がいた。しかし、インターネット時代になると、信じられないほどの大量の情報が集まるようになった。

それで、私たちは世の中は見通せるようになったのか。

いや、見通すどころか、ますます世の中の動きが混沌として何も見えない時代となっているはずだ。なぜ、情報が山ほどあっても、私たちは世の中を見通すことができないのか。

ここにインターネットを介した大量情報化時代の「大きなワナ」がある。それはどんなワナなのか。


世の中の混乱を実体以上に増幅させる情報化時代


膨大な情報が怒濤のように流れ込んで来ると、事実関係が錯綜し、重要な情報と重要ではない情報が区分けできなくなっていく。そして、ノイズみまみれてしまうのだ。

つまり、情報はどれほどたくさんあっても、有害なノイズにまみれるだけで、世の中を見通せるようにならない。

見通すどころか、むしろノイズのせいで、昔よりも世の中の見通しがつかなくなっているとも言える。現代の情報化社会は、ノイズ社会なのである。

進化していく大量情報化社会は、世の中の混乱を実体以上に増幅させ、さらなるノイズを拡大させて、私たちを混乱に陥れることになる。

作られた世論から、デマから、捏造から、願望から、妄想まで、情報化社会にはありとあらゆるものが渾然一体となって、私たちに襲いかかっていく。

そうすると、その大量の情報を前にして、人々は完全に我を見失い、全体像が分からなくなってしまう。情報の取捨選択ができなくなり、情報自体が役に立たなくなってしまう。

100メートル先に、友人がひとり立っていたら誰でもそれが友人だと分かる。

しかし、100メートル先に、友人と共に知らない人間が100人いたら、友人がどこにいるのか分からなくなる。知らない人間という情報がノイズになって、大切な友人を見失う。

大量情報が飛び交うというのは、そういうことなのだ。あまりにも情報がありすぎて、何が何だか分からなくしてしまう。

そして、ついに全体像も見失い、手に負えず、情報が価値をなくしていく。情報化は社会を複雑にさせて、その複雑さが混乱を生み出していく

これは今、私たちの目の前で起きていることだ。

一次ソースがまったく当てにならない時代に


情報化社会になり、インターネットが手のひらに乗るようになり、いつでも、どこでも大量の情報にアクセスできる時代になった。それが、逆に大混乱を生み出して行く。

かつては、一次ソースだけを信じていれば問題ないと言う人もいた。たとえば、新聞だけを信じていれば真実が分かると得意顔で言う人が世の中に存在していたのである。

しかし、もう今ではそんなことを言う人もいなくなった。

なぜなら、一次ソースを提供するマスコミ自体が、事実と相反する情報も紛れ込ませていることが広くバレているからだ。

正しいことを報道するメディアがあっても、慰めにならない。正しくない大量のノイズにまみれると、どれが正しいのか判断することができなくなるからだ。

正しい情報を攪乱する記事が、無意識に、あるいは意識的に創作されて世の中に溢れていく。そんなものが毎日毎日、膨大に報じられて、逆に人々を当惑させる。

一次ソースを信じるどころか、その一次ソースがまったく当てにならないという深刻な事態になっている。さらに、それがインターネットに取り込まれて拡散される。

ノイズが大音量になって、ますます拡大されていく。

だから、情報化社会になればなるほど、むしろ情報が見えなくなってしまう。当然だ。ノイズが拡大されているだけなのだから、それで世の中がクリアに見えるようになれば、そちらの方が驚きだ。

言うまでもないが、ノイズをいくら大量に集めても、真実には到達できない。

ノイズが拡散されることによって、よけいに全体像が見えなくなる。今、現代社会で起きているのは、そういった深刻な事態である。

強力な破壊力を持ったノイズがいつか現れる


これほどの情報化社会になると、いずれ世の中にパニックを引き起こす強力な破壊力を持ったノイズがいつか現れる。

たとえば、ある情報「X」が不意に流されたとする。「X」は信憑性が疑われる情報かもしれないが、それでも一部の人々がパニックに陥る。

そのパニックは大きく報道される。そうすると、その情報「X」とパニックが同時に報道されて、「X」に対する信頼性は高まり、パニックはいよいよ放射状に拡散していく。

そして、そのパニックは他の様々な問題をどんどん引き起こして、さらに問題が深刻化して収拾が付かなくなっていく。

これが意図的に仕掛けられたら、どうなるだろうか。

日本では、未だに新聞に信頼性を持つ人がたくさんいる。紙の新聞が800万部も900万部も売れているのは日本だけだ。こんな国は他にない。

つまり、ノイズによるパニックが引き起こされるとすれば、日本が一番可能性が高いと言える。あるいは、ノイズによるパニックが「仕掛けられやすい」国であるとも言える。

マスコミが仕掛け、それが引用されて破壊的なノイズとなって日本中に拡散されていったとき、もはや問題が解決できないほどの事態へと進行していく。

こうしたノイズが社会を揺るがすような混乱を招くようになったとき、大量の情報があればあるほど私たちはノイズまみれになって真実が見えなくなる。

ひとつのノイズが他のノイズで補強されていき、さらにそのノイズが様々な尾ひれをつけて微妙に違うバージョンが生まれていくので、そういったものを丹念に拾えば拾うほどよけいに混乱が増長する。ノイズの海で混乱するのだ。

2016年以降、グローバル経済が大混乱の中にあるが、だからこそこれからパニックを仕掛けられて大量のノイズとなって拡散していくことが予測される。

いずれ何らかの引き金が引かれる。そのとき、私たちは必ず混乱に巻き込まれて行くことになるだろう。



ノイズによるパニックが引き起こされるとすれば、日本が一番可能性が高いと言える。あるいは、ノイズによるパニックが「仕掛けられやすい」国であるとも言える。

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