2016-02-06

長期保有には合理的な判断だけでなく「ある感情」も必要だ


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フィリップモリスというタバコ会社がある。グローバル社会の中で嫌われ、叩きのめされ、いじめられ続けている会社だ。何しろ、売っているものが問題視されている。タバコである。

今やタバコは有害物質であると言われ、タバコを吸っている人はどんどん肩身が狭くなっている。

フィリップモリス社もサイトでタバコの宣伝はまったくしていない。

宣伝どころか、タバコは健康を害するものであると告知して、ブランドマークすらも出さない。それほど気を遣っている。自社製品をサイトで宣伝しない商品も珍しい。

もしこの企業がタバコを大々的に宣伝したら、人々の健康を害していると糾弾されて、たちまち訴訟の嵐に見舞われる。そして必ず敗訴する。特にアメリカではそうだ。

フィリップモリス社はこれほどまで嫌われ、それが分かっているから「目立たないようにしている」のである。

マールボロも、L&Mも、フィリップモリスも、ラークも、パーラメントも、強大なブランドだ。しかし、アメリカを代表する企業としてフィリップモリス社を挙げる投資家はひとりもいないだろう。


あの巨大な航空機を作る企業よりも巨大な企業


一方でアメリカは金融立国であり、世界中の投資資金がニューヨーク株式市場に集中する。

そんな中で、ゴールドマン・サックスやモルガン・スタンレーなどはアメリカを代表する代表的な投資プレイヤーとして名を馳せている。こうした企業をアメリカを代表する企業として挙げる人も珍しくない。

しかし、時価総額で見ると、フィリップモリス社はゴールドマン・サックスやモルガン・スタンレーなどよりも、はるかに巨大な企業であるというのは知られていない。

ボーイングやユナイテッド・テクノロジーのようなアメリカ政府の庇護を受けた軍産複合体を構成するような企業もある。一方でアメリカ政府はフィリップモリス社のようなタバコ企業には目もくれない。

しかし、時価総額で見ると、やはりフィリップモリス社はボーイングやロッキード・マーティンやユナイテッド・テクノロジーのような企業よりも巨大なのである。

あの巨大な航空機を作る企業よりも、吸えば灰になって消えていくタバコを作る企業の方がはるかに巨大な企業であるというのはなかなか想像できない。しかし、実際はそうなのだ。

アメリカの巨大な食品企業であるマクドナルドや、ケンタッキーフライドチキンやピザハットを所有するヤム・ブランズと比べたらどうなのか。やはり、時価総額で見ると、フィリップモリス社の方が大きい。

これだけ嫌われ、今やコマーシャルですらも打てなくなったフィリップモリスがここまで健闘しているということに驚きを隠せない人もいるはずだ。

タバコ企業はめちゃくちゃに叩かれており、今後もずっとその傾向が続く。製品に半分以上の税金を課され、パッケージの印刷すらも禁止されようとしており、タバコの売上は徐々に落ちている。

しかし、それでもまだ巨大なのである。



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