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2016-01-21

中国発の巨大経済危機で、世界は大混乱に落ちていくのか?


円高基調になり、中国の人民元も信頼がなくなって切り下げ局面となっている。

中国の株式バブルも吹き飛び、中国政府は人民の資産逃避を恐れて様々な制限をかけるようになった。たとえば、中国政府は現金持ち出し規制や外貨引き出し制限を行っており、人民元の防衛に必死になっている。

さらに中国では内需も振るわず、減速が鮮明になっている。輸出も輸入も前年割れであり、2015年の貿易総額は前年を8%も下回っているのを見ても分かる通り、中国経済が猛烈な勢いで縮小しているのが見て取れる。

次は中国の時代と騒いでいたのが嘘のようだ。

日本政府や日本企業はこれから中国人の「爆買い」に備えようとしているが、皮肉なことに「爆買い」現象はもう終わる。中国をアテにしていればハシゴを外される。いつものことだ。

今は、中国の「爆買い」にどのように対処すべきかではなく、逆にそれが消えたときにどのように生き残るかを考えなければならないときである。(中国人の「爆買い」に占拠された大阪・道頓堀を歩いてみた

さらに、そんな次元の小さな話だけでなく、中国発の巨大経済崩壊に備えなければならないかもしれない。


この次に来る危機は「人民元危機」と言われている


中国の株式市場は2016年1月に入ってから下落が続いているのだが、中国の問題はすぐ解決するわけではない。

中国から資本逃避が続いており、中国政府は必死に資金流出を塞いでいる。これは成功しない。沈みゆく舟からネズミは逃げ出すもので、それは止めようと思っても止まらない。

むしろ、これから人民元の暴落が起きて、中国発の恐慌が来る可能性が指摘されるようになった。

中国の崩壊は始まったばかりなのである。

現在、中国政府は株式市場の防衛に追い込まれているが、この次に来る危機は「人民元危機」であると言われている。

人民元のレートが崩落すると中国からの資産逃避(キャピタルフライト)はますます激しいものになる。

これは少し考えれば分かる。人民元を持っていればどんどん価値が落ちていくのだ。それなら誰もがそれを価値のあるものに鞍替えしたい。

中国人はゴールドや現物資産が大好きだが、経済が混乱したら実物資産など持っていても足元を見られて売りたたかれるだけだ。実物資産は混乱時には何の価値もない。(世の中が大混乱したら、逆に実物資産の方が危うくなる理由

だから、常識的に考えれば人民元の価値が落ちると思えば、他の信用のある通貨に入れ替える流れとなる。つまり、資産防衛するというのは、人民元を売って何か他の通貨に入れ替えることなのである。

世界で最も価値のある通貨。それは「米ドル」しかない。次善策としては「日本円」だ。

だから、中国が混乱に見舞われれば見舞われるほど、キャピタルフライトが起きて、ますます人民元の価値が下がっていく。現在、投機筋が人民元をターゲットにして大量の売り浴びせが起きていると言われている。

中国政府は人民元の防衛を余儀なくされるが、通貨防衛に失敗すると通貨危機が起きる。

中国が全世界を巻き込んで自壊していく流れにある


中国は国外からの投資資金や技術を受け入れることによって成長してきた。自分の力で成長してきたわけではない。

本来であれば、ここから自力で基礎研究や技術研鑽を行って、次世代の革新的技術を生み出せるような体制にしなければならないのだが、中国はそれができない文化だった。

政府は賄賂と汚職に明け暮れ、企業は外国企業の技術のパクリに明け暮れ、人民は金さえ儲かれば何をしてもいいという拝金主義に明け暮れていた。

中国国内がもう人間の住む場所ではないような大気汚染や環境破壊が起きているのは、「自分さえ良ければそれでいい」という精神がそこにあるからだ。

そして、いつまで経ってもそれが改善されないのは、「情報隠蔽してしまえばいい」と政府も考えているからだ。

技術は外国から盗めばいい、自分さえ良ければいい、都合の悪い情報は隠蔽しまえばいい……。こんな社会が次世代を担う国になれるはずがないのは常識で考えれば誰でも分かる。

それが分かっているから、中国政府はますます情報統制と情報捏造を行うようになり、問題が見えなくなり、このような経済的な危機が起きても捏造して対処が遅れる。

外国からの投資資金と技術が消えれば、その瞬間にこの国は立ちゆかなくなる。いくら金を払ってジャーナリストに中国礼賛記事を書かせても何の効果もない。

問題は中国だけが自壊するだけでなく、中国が全世界を巻き込むことである。2016年1月から始まっている中国の株価暴落によって全世界が巻き込まれているが、日本の株式市場も例外ではない。

中国の人民元の価値が揺らぐと、日本の円は逃避通貨として選択されるので、2016年に入ってから日本円は円安の流れから一転して円高になった。

これによって円安・株高という好循環は消え去った。

世界経済は、いよいよ瀬戸際にまで来ている


中国の人民元がどこまで切り崩されていくのか分からないが、中国政府が人民元の防衛に失敗したら中国発の「通貨危機」が起きても不思議ではない。

通貨危機と言えば、誰もが思い出すのが1997年のアジア通貨危機である。

タイのバーツの暴落から始まった通貨危機は、たちまちインドネシア、マレーシア、フィリピン、韓国と東南アジア全域に波及した。

それが遠因となって1998年にはロシア通貨危機、さらに翌年にはブラジル通貨危機へとつながっていった。

いったん、このような大きな通貨危機が起きると、グローバル経済は凄まじい危機に直面する。

現在、まだ中国発の経済危機は表面化したばかりだが、今現在ですでにロシアも、ブラジルも、ベネズエラも国家破綻が現実化しかねないような危機に落ちている。ベネズエラは「経済緊急事態」を宣言したばかりである。これから凄まじい危機に陥る。

その上、中東ではサウジアラビアが財政破綻しそうになっており、さらにドイツではVWグループの危機とドイツ銀行の危機が同時にやってきており、ユーロそのものも難民問題で不穏な空気になっている。

全世界に危機が蔓延しているのだ。

何が引き金になるのか分からないが、どれが引き金になったとしても、それがきっかけとなって全世界を奈落の底に突き落とすような「崩壊の連鎖」が起きる可能性がある。

そんな中で中国発の「通貨危機」がささやかれるような状態になっているのだから、今の世界経済が相当な危機の中にあるのは誰もが認識している。

そもそも、2016年1月に、これほどの経済状況の悪化を予測していた人は誰もいなかった。危機の進行は想像以上に早く進んでいるのである。

世界経済は、いよいよ瀬戸際にまで来ている可能性がある。これから世界は恐ろしい状況になる。



激動している中国株式市場。何が引き金になるのか分からないが、どれが引き金になったとしても、それがきっかけとなって全世界を奈落の底に突き落とすような「崩壊の連鎖」が起きる可能性がある。

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