2015-09-09

激変する世界。変化に対応できないと日本に何が起きるのか


恐竜のみならず、地球の環境の変化に絶えられなくなった生物は、その瞬間から存続の危機に陥る。そして環境の変化に合わせて自分自身を変えることができなかった生物から「全滅」していく。

チャールズ・ダーウィンはこの生物の進化と淘汰の歴史をつぶさに観察して、「生き残るのは最強の生物ではない」という真理に到達した。

「生き残るのは変化に対応できる生物だ」

もちろん、生物は変化に対応しようと懸命に努力する。小型の個体が大型になったり、ある種は飛べるようになったり、ある種は早く走れるようになるような変化をする。そうやって、生き残りを図るのだ。

しかし、一方で変化に対応しないまま現状維持で生きる生物も多い。そのとき、環境に対応できなかった生物は死に絶えて、その環境に適した生物が増え始めていく。

生物にとって、環境とは自然環境を意味する。

地球は無数に氷河期を繰り返しており、そのたびに多くの生物が死滅し、氷河期が終わった後にまた生き残った生物が、新しく環境に馴染んで生きていく。


どんな変化にも対応できる社会システムはない


国家にとっては、環境とは社会環境を意味する。

世界は無数の国家が覇を競っている。戦争や、競争や、人口の増減や、資源や、食料生産が有利な国が、他の国を押しのけて隆盛になっていき、やがて世界に君臨するようになる。

環境は常に、しかし確実に変わっていく。

何らかの環境の変化が起きて、国が変化を拒み、それが致命傷になったとき、やがて国は自壊し、新しく社会環境に馴染んだ国家が成り上がる。

どんな変化にも対応できる社会システムはないし、どんな変化にも対応できる国家もない。強大な国家であっても、変化ができなければ、やがて衰退して消えていく。

環境が変わっても変化を拒み、そのまま滅びてしまう国も多い。ひとつのうまくいった社会システムができると、国民はそのシステムに依存して変化を望まなくなるからだ。

変化に対応するというのは生やさしいことではない。今までの安楽や慣れを捨てて、慣れないことを新しく始めなければならない。それは苦しいことでもある。

だから、時代が変わるときは常に今までの権益を守る人間と、新しい時代を代表する人間が、互いに壮絶な叩き合いをする。そして、社会が荒れていく。

対立が限界を突破して、物理的な衝突を引き起こす場面も起きていく。そんな対立の中で、国が変わるか変わらないかの分岐点がやってきて、国の命運が決まっていく。

環境が変わっているのに変化するということができなかった国も当然あるわけで、そうした国は歴史の波に飲まれ、そのまま衰退し、滅亡してしまう。

人類の歴史はそうやって国の興亡が繰り返されてきた。

国というのは、いつまでもそこにあるわけではない。国が支えていた民族が滅びると、その土地は異国民が居座ってまったく違う国をスタートさせる。

滅んだ民族の国は歴史から抹消され、人類の長い歴史の中で「なかったこと」になる。

「環境」が変わりつつあるのを人々が自覚する


2015年現在、世界のいろんな地域で、「環境」が変わりつつあるのを人々が自覚するようになっている。

中東も、アジアも、欧米も、中南米も、アフリカも、ほぼすべてのブロックで、今までとは違う異質な環境の変化が生み出されている。

たとえば、中東ではシリアからイラク一帯が殺戮の大地と化して巨大な難民が生まれるようになった。

北アフリカのイスラム諸国も2011年の民主化デモから混乱が吹き荒れており、エジプトもリビアも、今や無法地帯のような様相と化している。

中東や北アフリカに地理的に近いユーロ圏は、こうした中東の混乱とは無縁でいられなかった。多くの難民がユーロ圏になだれ込んで「環境」を大きく変えている。

アジアは、中国が周辺国を激しく動揺させている。膨張主義で周辺国と軋轢を生み、2015年には経済成長が頓挫して、その余波が東南アジアや中南米を襲いかかり、「環境」を大きく変えている。

現代は資本主義なので、経済環境の変化が変わるとすべての国の環境が変わり、何らかのショックがドミノ倒しのように世界に波及していく。

中南米は中国経済に依存してきた国だが、こうした国も中国の経済成長が止まったと同時に「環境」が激変し、経済危機に瀕している。

ブラジルやベネズエラを筆頭に、いくつかの国は国家崩壊、経済崩壊がいつ起きてもおかしくないような状況になってしまっている。(ブラジルで、人口の60%を追い詰める経済悪化が止まらない

アメリカはすでにオバマ政権から世界に介入するのを止めたので、混乱はむしろ深まっていく一方である。

後戻りできない「環境の変化」が日本を直撃


すでに後戻りできない「環境の変化」が起きている。全世界が、今までとは違う激変に巻き込まれており、否が応でも環境の変化に対応せざるを得なくなっている。

すでに日本もアジアを巡る激変に巻き込まれている。

中国の「抗日戦勝70周年記念式典」を見ても分かる通り、中国は明確に日本を敵国として照準を定めており、そこに韓国やロシアが乗って、日本を虎視眈々と狙っている。

そんな中で、中国や韓国の工作員が日本に武力を持たせないように安保関連法案に激しく反対し、マスコミから政治家までを動員して激しい反対工作を繰り広げている。

日本はスパイ天国の国であり、各国の工作員が好き勝手に日本で工作活動に手を染めており、そういった工作活動に日本は激しく翻弄されている。

周辺の環境が危険になっているのに、日本に環境の変化に対応させないようにしているわけで、これは明確な「日本滅亡工作」をしていると言ってもいい。

環境が危険な方向に変化しており、日本も侵略の対象にされている以上は、「変わらなければならない」のである。

平和を唱えていれば平和になるというようなお花畑の精神構造から抜け出し、危機に関しては集団的自衛権を行使して日本を防衛できるような環境に持っていかなければならない。

生き残るためには変化に対応できる国になるしかないわけで、それこそが日本の生き残る道なのだ。

変化に対応できなくなったとき、どんな国でも崩壊の危機に瀕してしまう。

そういった意味で、日本は国が存続できるかできないかの瀬戸際にあると言ってもいい段階に来ている。世界を巡る「環境の変化」は留まるところを知らず、日本もまたそうした激変に巻き込まれている。

変わらなければ取り残される。取り残されてしまうと、やがて国家の滅亡が静かにやって来る。



軍事力を誇示する中国。世界を巡る「環境の変化」は留まるところを知らず、日本もまたそうした激変に巻き込まれている。

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