2015-09-02

8つの憎悪が、グローバル社会を暴力まみれにしていくのだ


グローバル社会になって起きているのは、対立と憎悪と暴力の先鋭化である。

今までは国単位で分離され、バラバラで動いていた国家や人種が、グローバル化によってすべて結びつけられた。そして、相手と関わりを持たなければならなくなった。

どこの国も鎖国して生きていくことができず、否が応でも他国や他民族と関わることになる。その結果、民族と民族が互いに対立・衝突するようになり、憎悪が拡大していく。

「民族は民族に、国は国に敵対して立ち上がる」と新約聖書の中である通りの現象が起きている。

どこの国でも国益を優先する。つまり、相手国よりも自国を優先する。

そのため、グローバル社会では必ず対立構造が発生する。グローバル化した社会は、この対立を一瞬にして増幅するインターネットというシステムもある。

憎悪が行き着くところには暴力が待っているので、グローバル社会は最終的に暴力の世界を生み出していく。


憎悪が拡散・共有されて、暴力を生み出す仕組み


グローバル化すればするほど、暴力的な社会になっているというのは、すでに多くの人たちが気付いている現象だ。

たとえば、全世界であらゆるテロ事件が続出しているが、こうしたテロ事件はすでに国境を超越しており、先進国でも途上国でも起こり得るようになった。

被害者も人種問わず犠牲になっており、すべての国がテロの驚異から逃れることができない。

もちろん、日本人もあちこちの国でテロの犠牲になっている。テロリストの前では、憲法九条があろうがなかろうがまったく関係ない。

ギャングやマフィアも残虐化しており、その残虐性はどんどん「共有化」されて全世界に広がっていく。

たとえば斬首という処刑やリンチは、今やメキシコのドラッグ・カルテルも、中東のISISも、ブラジルのギャングも、当たり前に使うものになっていった。

斬首という残虐行為は、今やアンダーグラウンドで大流行の処刑なのである。(「斬首」という残虐な処刑方法には5つの効用が存在する

犯罪もショー化されていて、殺人者が自分の殺した被害者の死体をインターネットにアップするのは、もう珍しくもない。

また、抹殺(スナッフ)動画も、まるでその残虐さを自慢するかのようにインターネットに上げられる。

暴力は根絶されるのではなく、拡散され、共有され、そして一般化していく。まさに、グローバル化の波に乗って、暴力が人間社会の裏側から表側に浮上するようになっている。

暴力社会が来ているのだ。

グローバル化によって対立と衝突が増えている。その剥き出しの憎悪を、インターネットによって拡散・共有できる仕組みになった。そして、膨れ上がった憎悪が、暴力を後押しするようになっている。

憎悪というのは、1種類ではない。8種類ある


現代は、平和に向かって突き進んでいるのではない。対立と暴力に向かって突き進んでいる。

グローバル化して世界が広がると、個人も、組織も、宗教も、国家も、自分たちに敵対する存在がそこにあることが気付く。

今までの狭い世界では気付かなかった「敵」をグローバル化した社会では見つけることができるのである。インターネットで自分を調べたら、誰もがそこに自分を攻撃している「他者」も一緒に発見する。

敵対者を見つけたら、どうするのか。

多くの人間は自然な感情として相手に対して嫌悪や憎悪を抱くようになる。敵対者が執拗であったり、巨大であったりすればするほど、その憎悪は大きなものに膨らんでいく。

インターネットはまさにグローバルに、自分に対する憎悪を発見する場所なのである。

だから、インターネット社会が突き進めば突き進むほど、そしてグローバル化が進めば進むほど、世の中は憎悪と暴力の時代になっていくのだ。

憎悪とひとことで言っても、その憎悪の種類は1つではない。憎悪にも多くの憎悪がそこにある。

(1)人種対立の憎悪
(2)敵対民族の憎悪
(3)敵対国家の憎悪
(4)宗教を巡る憎悪
(5)思想を巡る憎悪
(6)領土を巡る憎悪
(7)文化を巡る憎悪
(8)歴史を巡る憎悪

グローバル化した社会は、この8種類の憎悪のすべてを増幅させ、共有させ、膨らませ、拡散していく。それぞれの憎悪は互いに絡み合い、輻輳(ふくそう)し、積み重なっていく。

そのため、いったんこの8つのうちのどれかで対立と衝突が生まれると、それは野火のように広がって、どんどん状況が悪化していくことになる。

憎悪が行き着くところには、暴力が待っている


いったん対立が生まれ、憎悪が生まれると、それがなかなか解消されないのは、憎悪を生み出すすべての問題の根は、自分のプライドやアイデンティティに関わっているからだ。

相手がそれを否定していると、それは自分のアイデンティティを否定されたことになる。だから、それは両者共に譲れないものになる。

自分の譲れないものを相手が攻撃してくるのだから、理性的な解決に至るよりも、暴力的な衝突に向かう確率の方が高い。

インターネットやグローバル化した社会が、それを「増幅」するのであれば、なおさら暴力に向かう確率が高まる。

最近では中国のような大国が、こうした憎悪や暴力を煽り立てている。そうすることによって、自らの軍事力を強化したり、失策から国民の目をそらすことができるからだ。

国家間の対立を緩和し、平和な社会を作り出すための存在である国連も、今や何の役にも立っていない。

そのため、グローバル化の中で憎悪は世界中のあちこちで芽を出して育ち、膨張し、それが対立と衝突と激しい暴力を生み出し、最後には血みどろの世界を出現させるのは時間の問題となっているのである。

日本もまたグローバル化した社会に組み込まれた国家なのだから、憎悪に巻き込まれ、暴力の時代に入っていくのは、すでに決定されていると言ってもいい。

日本人は激しい憎悪と暴力が自分たちに向かっていることを自覚しなければならないし、「憎悪の世界」から逃れられないということも知らなければならない。

戦後70周年の今、日本が置かれている立場は激変しており、今までの「お花畑の平和主義」ではやっていけない時代となっている。

日本を敵国として見ている中国・韓国・北朝鮮のような国も、ありったけの憎悪を日本に向けて、いよいよその憎悪を隠そうとしなくなっている。

憎悪が行き着くところには暴力が待っている。日本人は、暴力の渦の中に巻き込まれる。



日本を敵国として見ている中国・韓国・北朝鮮のような国も、ありったけの憎悪を日本に向けて、いよいよその憎悪を隠そうとしなくなっている。憎悪が行き着くところには暴力が待っている。

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