2015-08-20

中国は「自滅する体質」を内包。崩壊するのは時間の問題だ


中国の天津は2015年8月12日に巨大爆発が起きて、事故現場から拡散した汚染物質で、人間の住む場所ではなくなったと言われている。

しかし、天津はこの事故の起きる前から史上最悪のPM2.5の大気汚染に恒常的に見舞われていた地域であり、事故前はクリーンだったわけではない。

天津だけではなく、中国の都市部のほとんどは、もう「人間が住む場所ではない」のである。4歳の子供でさえ肺癌になってしまう高濃度の汚染地帯なのだ。

「10年後には中国の時代になっている」という滑稽な国際ジャーナリストもいるのだが、実は中国国内に住む富裕層はまったく逆の感想を持っている。

「10年後の中国は公害で自滅しているはずだ」と考えて、ほぼ全員が国外移住を検討している。

大気汚染だけでなく、水質汚染も想像を絶するほど深刻化しており、中国は世界最悪の環境汚染国家として、そのまま自滅する未来が待っている。


自分の体内に汚染を取り込むということ


中国で暮らしていたら、どんなに気を付けていても公害で死ぬのは覚悟しなければならない。

息をすれば汚染された大気が肺に入り込んで病気になる。食べ物を食べても汚染された物質が胃に入り込んで病気になる。水を飲んでも、それはひどく汚染されているので病気になる。

中国で水道の水を飲むのは自殺行為であると言われている。水道水の60%は汚染されているからだ。井戸の水はもっと飲めない。地下水の90%は汚染されているからだ。

では、ペットボトルの水は安全なのか。いや、そうでもない。中国ではニセモノのミネラルウォーターが蔓延していて、それが汚染されていないという保証はないからだ。

下手をすれば、金を払って汚染された水を飲まされることになってしまうのである。

だから、「中国で生きていくためには、息をしない、食べない、飲まないことが重要だ」と冗談で言われるほどになっているのである。

中国はもともと水質が良くない国であると言われている。

よく煮沸されたお茶が飲まれるのは、そもそも煮沸させないと水が危険だからであり、水が臭いからお茶にしないと飲めないからである。

中国の水質はここ20年で悪化していく一方である。工業廃水と生活排水と農薬汚染が同時並行で水を汚し、河川や湖の75%は壊滅的な汚染状態になっている。

中国には農村部のあちこちに「癌症村」と呼ばれる癌発生率が異様に高い村が各地に存在する。場所によっては通常の45倍もの癌発生率の場所がある。

あまりにも水が汚染されており、その地区の水を飲んでいた村人が全員、癌になってしまっているのである。家族全員が癌で、癌患者が癌患者を看取るという悲惨な状況だ。

中国にいる限り、どこで暮らしていても、何らかの汚染が体内に忍び込んでいくわけで、中国で暮らすというのは自分の体内に汚染を取り込むということなのである。

中国は「自滅する体質」を内包している国家体制だ


中国が今後も経済発展を続けて、世界でも有数の覇権国家になると想像する人もいるが、このままでいくと中国は発展どころか自滅する方が先である。

普通の国ではここまでひどい大気汚染や水質汚染になる前に、ブレーキがかかって環境改善に取り組むのだが、中国は絶対にそのようにならない。

中国では「金を稼ぐ」ことが何よりも優先されており、環境を改善するような「コスト」を払いたくないと誰もが考えているからだ。

それで他人が病気になったところで、そんなことは自分に関係がないというのが、中国人の国民性である。

工場主は工業廃水を垂れ流しして河川を汚しても、自分が儲かるのであれば「そんなことはどうでもいい」と考える。大気が汚染されても「知ったことではない」と考える。

これを取り締まる役人も、ワイロをもらえば黙認し、住民がどうなろうと「関係ない」と考える。

天津の巨大爆発も、危険物を住宅街のど真ん中に置いて、杜撰な管理で保管していたことによって起きた事故だ。このような杜撰さが放置されたのも、ワイロが効いて法が守られなかったからである。

ワイロで法が無視される。ワイロで不正が無視される。ワイロで危険が放置される。この体質が社会のありとあらゆる分野に浸透したのが現在の中国の国家体制なのである。

とすれば、今後も中国国家を揺るがすような予期せぬ事故や汚染が次々と起きても、何ら不思議ではないということになる。

中国は「自滅する体質」を内包している。自壊するのは時間の問題であると言える。

中国の「終わりの始まり」は、動き出している


欧米は中国の13億人の人口を「巨大なマーケット」に見立てて、中国を経済成長させることによって、欧米の多国籍企業をさらに成長させるという長期プランを描いた。

中国が1990年代からうなりを上げて経済成長の道をひた走るようになったのは、鄧小平(トン・シャオピン)が突如として閃いたわけではない。欧米の多国籍企業がそれを望んだからそうなったのである。

中国は自ら成長したのではなく、欧米企業の製品を買えるように「成長させられた」のだ。

その戦略は大当たりして、欧米の多国籍企業は未曾有の成長と時価総額を手に入れた。しかし、ここに来てその戦略は、徐々に機能しなくなりつつある。

中国政府の腐敗や汚職はもはや手の付けられないところにまで達しており、貧富の格差もまた埋めることのできない社会矛盾を生み出した。

さらに改善する見込みなどゼロに等しい大気汚染、水質汚染、食品汚染が複合汚染として複雑に絡み合って、中国大陸を「人間が住めない場所」にしている。

中国の成長はここで急減速して、欧米の多国籍企業の「成長のエンジン」にならなくなっている。

その上、中国政府は増長し、軍事費を増大させて周辺国はおろかアメリカまで恫喝するようになり、さらにAIIB(アジア・インフラ投資銀行)でドル通貨基軸に挑戦するようになってきた。

これは何を意味するのか。欧米は「中国の扱い」を変えるということである。AIIB(アジア・インフラ投資銀行)によって中国はアメリカの虎の尾を踏んだ。

中国の「終わりの始まり」は、いよいよ動き出している。



中国の習近平。このままではこの男が中国の「ラスト・エンペラー」になる可能性もある。

お願い

ダークネスTIGAの本文の全文転載は、いかなる理由があってもお断りします。
本文の舞台、参考になる写真がありましたら、提供いただければ嬉しく思います。感想やご意見も、お待ちしております。趣旨に合うものについては、積極的に反映していきたいと考えております。(メールはこちら