2015-08-02

市場が崩れて暴落する株式をつかめる人は、ほとんどいない


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コカコーラ社は1919年が創業年だ。またエクソンモービルの前身であるスタンダード・オイルは1870年が創業年だ。世界最大の製薬会社ファイザーは1849年が創業年だ。いずれも古い企業である。

こうした古い企業は、すべて数々の株式暴落に巻き込まれ、そのたびに復活して現在に至っている。

たとえば、1930年代は「世界大恐慌」と呼ばれる未曾有の不景気が時代を覆い尽くし、株式市場は絶望的なまでの暴落と低迷を繰り返していた。この時代の閉塞感が第二次世界大戦の引き金となった。

1930年代の救いのない経済停滞も、1940年代の残虐な戦争も、人類史上かつてない規模のものだ。しかし、優良企業は生き延びたばかりか、その後もどんどん成長していった。

これらの優良企業は、いつが買い時だったのか。それは、言うまでもない。まさに、株式市場が大暴落して、強気派も投げ売りしていた1930年代、1940年代である。


二束三文になった超優良株を、誰も買わなかった


市場が崩れてどんどん下落していく株式をつかめる人はほとんどいない。

1929年のウォール街大暴落は、アメリカ株式市場の歴史の中でも最大のものであったと言われている。多くの投資家は手持ちの株式をすべて売らされてしまった。

何しろ主要な優良株ですらも半値以下になったのだ。下落は止まらず、数年後には90%の下落となった株式も続出した。見る見るうちに自分の資産が10分の1になる恐怖の中で耐えられる人は一握りに過ぎない。

恐怖が蔓延し、失業者の群れが溢れ、アメリカという国そのものが壊滅すると言われていたのだ。

パニックの中で、ビルから次々と投資家が飛び降りる。そんな状況の中で、落ちても落ちても買い続けることができる意思を持った投資家は、ある意味人間離れしていたとも言える。

株式は「安く買う」ことに意義があるとすれば、世界大恐慌の最中は、ありとあらゆる株式が「買い時」だったはずだ。

事実この時期には、ロックフェラー一族等の財閥が、自らの企業を通して、二束三文になった優良企業の株式を次々と買い込んでいた。

結局、ロックフェラー一族は、この世界大恐慌で地球を支配できるほどの天文学的な富を手に入れることになる。

「ロックフェラー一族はアメリカの優良企業を買い占めるために、わざと世界恐慌を起こした」と、後に陰謀学者が主張することになるほどだった。

ここで重要だったのは、それがロックフェラー一族の陰謀だったのかどうかではない。暴落した株式を買う投資家は「他にほとんどいなかった」ということだ。

株を買うのは法律で禁じられていたわけではない。世界大恐慌の最中でも株式は「誰でも買えた」のだが、そのときは誰も買わなかった。



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