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2015-07-22

襲われないように「抑止力」を持たなければならない時代


野生のライオンがシマウマの群れを襲うとき、どの個体をターゲットにするのか。

それは、シマウマの中で「最も弱い個体」である。怪我をしていたり、子供だったり、老いて走るのが遅かったり、群れから外れていたり、妊娠して動きが鈍い個体を選ぶ。

なぜか。こういった個体は「弱いから、仕留めやすい」という単純な理由に過ぎない。

百獣の王だから、群れの中で最も若く強いシマウマと一騎打ちするようなフェアプレイなどない。最小の努力で、獲物を手に入れるのが目的だ。

だから、最初から「最も弱い個体」を選ぶ。

子供のシマウマが弱ければ、それを狙うのである。そこに「子供だから可哀想」だとか「残酷」という発想はない。野生の世界では、「強い者がより弱い存在を仕留める」という冷徹な法則がそこにある。

「弱肉強食」という言葉はそれを意味している。


理不尽な暴力に対する「抑止力」とは何か?


強盗がいたとする。この強盗が誰かを襲う計画を立てたとき、平和を愛する丸腰の人と、筋骨隆々で武器を持った人がいたとしたら、どちらをターゲットにするだろうか。もちろん、丸腰の人を襲うだろう。

最初から「最も弱いターゲット」を選ぶのだ。

そのターゲットが平和主義かどうかは関係ない。襲っている最中に「私は平和主義だ、暴力反対」と叫んでも関係がない。襲いかかる側の強盗にとって、相手の主張など興味がない。ターゲットが弱く、単に「襲いやすい」から襲うのである。

「弱いターゲット」を襲うのは、相手が自分よりも弱ければ、確実に相手を仕留められるからだ。

では、強盗がうようよしているような場所で、身を守るにはどうしたらいいのか。多くの人は「自衛のために武器を持つ」と言うだろう。

武器を持つ……。

もちろん、それが正解だ。武器を持つことによって、相手を牽制することができる。そして、被害を抑止することが可能になる。つまり、武器を持つことは、理不尽な暴力に対する「抑止力」になるのである。

自分の家のまわりでチンピラがうろつくようになって、因縁をつけてくるような物騒な時代になると、「万一のとき」のために、家の中に何か身を守れるようなものを置いて備えようと考えるのはおかしなことではない。

「私は平和主義者なので、チンピラは襲いかかってこない」と考える方がどうかしている。「自衛のために武器を持つ」というのは、生き残るために必要なごく当たり前で何の議論も必要がない思想だ。

何しろ、「弱いターゲット」が狙われるというのは、誰でも知っていることだからである。

「弱いから、仕留めやすい」という単純な理由


国と国の関係でも同じだ。野蛮で暴力的な国がまわりにうようよしていたとする。侵略の野心を捨てられない危険な国があったとする。

こうした国は、どのような国をまず侵略しようと考えるだろうか。もちろん、攻撃しても反撃できない「弱い国」をターゲットにするに決まっている。

「弱いから、仕留めやすい」という単純な理由がそこにあるから、まずは弱い国から血祭りに上げていくのである。

たとえば、中国はチベットを大弾圧している。その弾圧と拷問は、あまりにも凄惨なものである。

にも関わらず、何が起きているのか知らない人は多い。中国が情報隠蔽しているからである。(助けを求めるチベット人の炎の叫びを、私たちは拡散すべきだ

しかし、もし仮にチベットが核兵器を持っていて、「侵略してきたら北京に核ミサイルを撃ち込む」と宣言するような危険な国だったら、中国はチベットを弾圧していただろうか。

もちろん、中国はチベットを弾圧できなかったはずだ。なぜなら、不用意に攻撃したら自分たちも傷つくからである。

中国がチベットを好き放題に弾圧し、文化を抹殺し、同化しようとしているのは、チベットが「弱いから、仕留めやすい」という単純な前提条件があったからだ。

チベットは中国にとって「弱いターゲット」だったのだ。野生の掟(おきて)そのままに、中国は「弱いターゲット」に食らいつき、そして噛み殺そうとしている。

チベット仏教の僧侶たちが「私は平和主義だ、暴力反対」と叫んでも関係がない。相手の平和主義など、侵略者にとって何も関係がない。単に自分よりも弱いから襲う。それだけだ。

現実を見れば、「弱い個体」は真っ先に襲われる


人間の歴史は、戦争の歴史だ。これが現実だ。私たちは誰もが平和主義でありたいと願うが、自分だけが平和主義であっても、まわりが暴力主義なのであれば平和になり得ない。

世の中には暴力が渦巻いているのである。

中東では超暴力テロリスト集団ISISが残虐な暴力で広大な地を支配し、ウクライナでは激しい内戦が続き、アフリカでも民族浄化と言ってもいいような暴力が各地で起きており、南アメリカでもドラッグと暴力とレイプが渦巻いている。

そして、東アジアでも中国が膨張主義を取るようになっていて、チベット、新疆ウイグル自治区、モンゴル、インド、ミャンマー、ベトナム、フィリピン、台湾、香港、日本と、次々と衝突するようになっている。

すでに、世界は暴力が渦巻くようになっており、グローバル化が加速することによってこの暴力はさらに広範囲に広がっていくことになる。

何しろ「世界はつながってしまった」のだ。70年も平和ボケしていた日本もこの暴力の渦に巻き込まれようとしているわけで、予断を許さない状況になっている。

暴力が忍び寄る時代になりつつある今、日本は何をすべきなのかは明白だ。

日本は襲われないように「抑止力」を持たなければならないのである。抑止力とは、言うまでもなく「敵を攻撃し得る軍隊」のことだ。

「日本を攻めたら、自分たちも無傷でいられない」
「日本を攻めたら、自分たちがやられる」

それくらいの抑止力がなければ、日本はいずれチベットのように蹂躙される。「弱い個体」は真っ先に襲われる。これは、小学生にも分かる簡単な論理だ。



百獣の王だから、群れの中で最も若く強いシマウマと一騎打ちするようなフェアプレイなどない。最小の努力で、獲物を手に入れるのが目的だ。だから、最初から「最も弱い個体」を選ぶ。

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