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2015-07-03

極端なまでの情報化が進んでいくとサラリーマンが死ぬ理由


最初にインターネット時代がやってきて、次にスマートフォン時代がやってきて、今後はウェアラブル時代に突入していく。

ウェアラブルというのは、身につけて持ち歩くことが可能なコンピュータのことを言う。では、コンピュータを持ち歩いて何をするのか。もちろん、情報を得るのである。

つまり、時代は「人間と情報が直結する」方向に向かっている。今も大量情報の時代であると言われているが、将来はこんなものではない。さらに一段階上の情報化が待っている。

否が応でも人間は情報と直結してしまうのだ。

多くの人は気付いていないが、こうした極端な情報化が進むと、サラリーマンという職業が死んでいく。

「情報が極度に進む」と言うことと、「サラリーマンという職業が終わる」というのは、今でも同時並行で起きている現象なのだが、実はこの2つは密接にリンクしている。

リンクしているどころか、それは「原因と結果」なのである。情報化がサラリーマンという職業を殺していたのだ。それは、いったいどういうことなのか……。


汲み尽くせないまでの大量情報は何をもたらしたか


インターネットにおける極端な情報化によって、マスコミは危機に瀕していると言われている。なぜか。それは、人々の意識がインターネットによって「多様化」したからだ。

あまり意識されないが、新聞やテレビというのは大量生産ビジネスである。

大量生産ビジネスというのは、画一的なものを大量に作って大量に売りさばくものを言う。マスコミは「情報」という売り物でその大量生産ビジネスを行っていた。

新聞は紙面が限られているので、新聞社は何か重要でそうでないかを取捨選択をして紙面を作る。テレビも時間が限られているのでその枠の中で取捨選択をして報道する。

大量情報化の時代に入る前は、その「画一化された情報」が新聞であれば1000万人、テレビであれば3000万人も4000万人もそれを受け取っていた。

まさにマス(大衆)に向けて、ひとつの情報を与えていたのである。

ところが、インターネットという技術が大量の情報を提供するようになると、マスコミの情報はその中の小さな1つに過ぎなくなる。「情報はそれしかない」という時代は終わったのである。

その汲み尽くせないまでの大量情報は何をもたらしたのか。それが「多様化」だ。

人々は自分の好きな情報、自分の求める情報、自分に合う主張を大量情報の中から選べるようになり、マスコミが世論誘導しようとしてもできなくなった。真実はひとつではなくなり、関心も個人個人で違うものとなっていった。

人々はやっと「大量生産」の呪縛から逃れたが……


本来、人は100人いれば100通りの考え方や感じ方や生き方や趣味がある。みんな違っている。しかし、今までは画一化された情報や製品しかなかったために、「みんなと同じ」であることを強いられていた。

しかし、インターネットがその現状を打破した。

インターネットは、今まで対象があまりにも小さすぎてビジネス的に採算の合わない「情報」や「商品」を、検索で簡単に探し出せるようにして、一定の利益やコミュニティを生み出せるようになった。

大量の情報に人々が簡単にアクセスできるようになって、人々はやっと「本当に自分の欲しいもの」「本当に自分に合ったもの」を手に入れることができるようになった。

それは何をもたらすのか。言うまでもなく、「大量生産・大量消費」の終わりである。人々の価値観は完全に多様化してしまい、マス(大衆)がいなくなってしまうのだ。

今でもその傾向が強くなっているが、今度はさらに突き進んでいくようになる。個人個人が別々の関心を追求するようになり、誰も巨大な流行に乗らなくなる。

それは消費者にとっては幸せなことだ。自分の価値観に合った世界に浸れるからである。他人が何だろうが関係ない。自分は自分の道をいけるようになった。

大量情報とはひとりの人間がすべてに接するためにあるのではなく、どんな特殊な趣味や関心を持っている人でも、大量の情報の中で自分の好きなものを見つけ出すことができるためにあるのだ。

そうすると、苦境に落ちるのが「大量生産・大量消費」を前提にビジネスモデルを組み立てていた企業である。

こういった企業は、大衆というブロックを失ってしまったので、いよいよビジネスが成り立たなくなってきている。

大量生産ビジネスが成り立たなった結果、起きたこと


今まで、多くの企業が「大量生産・大量消費」を前提にビジネスモデルを組み立てていた。

これは日本企業も同じだ。規格化された製品を大量に作ることによって大企業になり得たのである。

しかし、極度なまでの情報化によって人々の価値観が多様化すると、この「大量生産・大量消費」ビジネスが成り立たなくなる局面に落とされる。

そうなると、どうなるのか。

日本企業は今まで「大量の社員」を抱えていたが、それが維持できなくなってしまったのである。多くの企業が社員をリストラし、社員を非正規労働者に入れ替えるようになった。

そして日本経営の特徴とも言われていた「終身雇用」も維持できなくなっていった。

それだけではない。情報化社会はスピードが求められる社会でもある。必要とする人材を社内で悠長に育てる暇などなくなっている。外部からスペシャリストを連れてくるのだ。

だから、サラリーマンという働き方はもう成り立たない。今後は企業に雇われるとすれば、単なる「労働者」として雇われることになる。月給は週給になり、週給は日給になる。

企業の都合によっていつでも使い捨てできるのが「労働者」なのである。

極端なまでの情報化が進んでいくとサラリーマンが死ぬのは、そのような因果関係から生まれてきている。

こうした流れをいち早く察知していた人は、生き残るためにスペシャリストに転向しており、自分の「得意」を果てしなく伸ばすことで生き残りを図っている。

極端なまでの情報化が進んでいくとサラリーマンが死ぬ。そしてスペシャリストの時代になる。

以前にも紹介したミシェル・ファンのように、ちょっとしたものであっても、その「得意」をとことん伸ばした人物が成功していく世の中になっていく。(学歴も資格も意味のない時代は、ミシェル・ファンを目指せ

あなたは、準備ができているだろうか。



人々が大量の情報によって価値観が多様化すると、この「大量生産・大量消費」ビジネスが成り立たなくなる局面に落とされる。

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