2015-05-10

道ばたに1000円が落ちていても誰も拾わない日がくるのか?


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円が対ドル70円台に入ったとき、日本の評論家の一部は「円はもっと高くなる。50円になる、10円になる」と叫んでいた。そして、こうした評論家に煽られた人たちも束になって同じようなことを叫んだ。

しかし、現実はまったく逆の動きをして、2012年11月から円はどんどん安くなっていき、今や119円から120円あたりのボックス圏で動くようになっている。そして、円安が続くようになってから、日本の産業が蘇りつつある。

当然だ。円安になれば、それだけで自ずと企業は世界に安く製品を売ることができるようになる。消費者に選択されやすい状況が生まれ、企業は売り上げを伸ばせる余地が生まれる。

ソニーのテレビ事業も黒字化したのが話題になっているが、円安の影響は計り知れない。

この日本の復活に割を食らっているのは韓国製品だが、韓国は自国通貨が高くなっていきなり輸入が不調になり、サムスンのような輸出企業の売上高がつるべ落としに減少した。


長期的に見れば、円はどちらに動くのか?


為替の動きは、自国経済のみならず、世界経済もまた密接に絡んでくる。それは、容易に読めるようなものではない。短期的には、120円の円安も現在のボックス圏から上に抜けるのか、下に抜けるのか誰にも分からない。

逆に言えば、それはどちらにも動く余地がある。短期の動きは、言わばノイズである。それは誰にも分からないものだ。

では、長期的に見ればどうなのか。ドル/円の為替レートを長期的に考えるというのは、基本的に「アメリカと日本は、将来はどちらが強い国になっているのか?」を見るのと同じだ。

これは、それほど難しい問題ではない。少子高齢化がまったく解決できない日本よりも、人口がどんどん増えているアメリカの方が、内需から見てもイノベーションから見ても「成長しやすい」のは当然のことだ。

また、国際社会に与える影響力や軍事力という点から見ても、アメリカはまだまだ日本よりもはるかに大きなアドバンテージを持っている。世界最大の金融市場もアメリカにあり、世界最大の多国籍企業も、みんなアメリカに属している。

どちらの国にも難しい問題がたくさんあるが、相対的に見るとアメリカの方が問題を解決しやすい立場にある。

だとすれば、そんなに難しく考えなくても、将来的にはドル高円安が既定路線であることは疑いもない。つまり、長期的には「ドル高」「円安」が続いていくということだ。

円が80円の時代になっていた2012年にも、私は長期的な円安の潮流をまったく疑っていなかったので、自分の資産をすべてドル建ての株式資産にしてしまった。

これを円に戻すつもりはまったくない。むしろ、私はさらに円の価値に対しては懐疑的になっている。将来的に円はもっと安くなると考えている。




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