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2015-05-09

自然災害。焼け野原。それでも「必ず蘇る」のが日本人気質


2015年4月25日11時56分、ネパール中部でマグニチュード7.8の巨大地震が起きて、今も復旧が続けられているが、この地震によって動いたのはユーラシア・プレートであると言われている。

ユーラシア・プレートの東側には日本がある。日本も地殻変動の何らかの影響を受けてもおかしくない。現に、箱根も異常な動きを見せている。

日本は災害列島だ。毎年、巨大台風に見舞われる。大地震は必ず来る。大規模な火山も必ず起きる。これほど災害が次から次へと襲いかかって来る国も珍しい。

だから日本人は「災害慣れ」せざるを得ない。アメリカ人のように震度3程度の地震でパニックになっていたら暮らせない。

2011年3月11日の東日本大震災は、もし大津波がなくて地震だけであれば、2万人が死ぬような大惨事にならなかったのは確かだ。津波が2万人を殺した。

普通の国では広範囲に渡って街が破壊され、一気に2万人もの人たちが死ぬような巨大災害に襲われたら、それこそ社会不安が全土を覆って破滅的な事態になってもおかしくない。


どんなに時間がかかっても、日本人はあきらめない


日本だけを見ていると気がつかないが、日本以外の国では、災害で損害を受けると、それが社会不安につながって、どんどん破壊が広がって行く。

略奪・暴動・銃撃戦が起きるのだ。それこそ、被災地に軍隊が入ると、最初の仕事は救援活動ではなく、暴徒の制圧であったりする。

また、多くの国では、被災者は地域を復旧させるのではなく、地域を捨てる決断をする。

だから、そこが重要拠点でもない限り、多くの被災地は見捨てられたままゴーストタウンのようになっていく。

その点、日本人は意外なまでに冷静で、社会不安が引き起こされる前に、誰に言われるまでもなく復旧作業が自然に始まり、どんどん回復させて元に戻してしまう。

どんなに時間がかかっても、日本人はあきらめない。そして、いつの間にか立ち直っている。立ち直ったときは以前と違って「より強い姿」になっている。

「社会を構成する巨大な何かが壊れても、それに耐え、工夫しながら、より強くなる」

工夫。改善。対処。復活。何度も何度も蘇る日本人のこのような特殊な精神構造は、いったいどこから来たのか。

考えてみれば、これは他の東アジアの国々とはまったく違うものだ。中国も、韓国も、いまだに数十年前の歴史を蒸し返してそこから一歩も進まない。

しかし、日本人はアメリカに国土を灰燼にされても、復旧させて、以前に増して強靱な国土を作って復活してしまう。

壊されても、壊されても、どんなに時間がかかっても、他国に不可能だと断定されても、「より強くなって生き返る」気質を持っているのが日本人だ。

最も得意としているのは、勝つことではない


日本人は気がついていないが、日本人が最も得意としているのは、勝つことではない。壊滅的なまでに負けても再び立ち上がり、「より強くなっていく」ことなのだ。

毎年のように突然やって来る地震や台風のような巨大災害が、日本人の特異な民族性格を形作っている可能性がある。

歴史的に、日本人は地震や台風や火事で、築いてきたものが一瞬にして破壊されるという経験を毎年のように経験する。そこから逃げられないし、自分だけ助かろうとしても無駄なことも知っている。

自然災害はワイロを渡して見逃してもらうことはできないし、正確な予測も回避もできない。どんなに金があろうがなかろうが、平等に被害をもたらす。

だから、破壊されても「こんなこともある」と静かに「破壊を受け入れる」精神が日本人にはある。人間は自然に勝てない。日本人も自然には勝てない。日本人が「負け」を潔く認めるのは、ここから来ている。

自然災害には、どうあがいても勝てない。

しかし、日本人の真骨頂はその後にある。「負け」を認めた後、今度はその負けを分析し、研究し、克服を考え、「より強くなっていく」のである。

要するに日本人の特質は、「叩きのめされたところから始まる」ところにある。

日本人はそれを意識していないが、日本人の最大の長所は「より強くなる能力」だ。

(1)巨大なものに叩き潰される前提で生きる。
(2)叩き潰されても受容し、復活に集中する。
(3)対応力を身につけ、より強くなって蘇る。

これが、日本人だ。日本人は、ありとあらゆる分野にこの「より強くなる能力」を自然に生かして能力を向上させる。これが日本人の知らない日本人の最大の特質だ。

より強くなって復活する「気質」を持っている


他国では「叩き潰される前提で生きる」という部分から受け入れがたいと思うことが多い。それよりも勝つことを前提に生きる。

また、まわりが叩き潰されて自分がかろうじて生き残っていたら、今後を考えて行動するよりも、まず誰かに責任を取らせることを考えることが多い。

責任を取ってくれないなら、暴れるか、逃げる。だから、「より強くなる」という結果に至らない。あきらめるという選択肢がまったくないのが日本人の特質だ。

よく考えて欲しい。毎度のように巨大な自然災害が起きて、今までの営みをすべて吹き飛ばしてしまうような「劣悪な大地」が日本なのに、その日本で日本民族は長い歴史を刻んでいる。

普通に考えるのであれば、自然災害のない国の方が長い歴史を保っているはずだ。しかし、巨大台風から壊滅的な大地震まで、次から次へと災害に見舞われる日本が、「よりによって」長い歴史を持っている。

これは、偶然だったのか。いや、これは偶然ではない。日本人は、何があっても生き延びるだけでなく、国家的な危機のあとには、より強くなって復活する「気質」を持っているのだ。

(1)巨大なものに叩き潰される前提で生きる。
(2)叩き潰されても受容し、復活に集中する。
(3)対応力を身につけ、より強くなって蘇る。

箱根が爆発して日本が終わるとか、富士山が爆発して日本が終わるという話もあるが、それは日本人の潜在能力を甘く見ているのかもしれない。

中国や韓国は、日本が災害に見舞われて終わると考えるかもしれないが、実際はそうではなく真逆の結果になる。日本は、日本全土が焼け野原になっても、自然災害で甚大な被害を受けても、より強くなって蘇ってしまう。

叩きのめされても、泥にまみれても、日本は次がある。歴史を見ると、日本人はより強くなって復活する民族なのである。

あなたが日本人なら、あなたにもその気質がある。



普通に考えるのであれば、自然災害のない国の方が長い歴史を保っているはずだ。しかし、巨大台風から壊滅的な大地震まで、次から次へと災害に見舞われる日本が、「よりによって」長い歴史を持っている。

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