2015-04-23

ドローンで盗撮やテロが行われる犯罪の新時代がやって来た


2015年4月22日、総理大臣官邸の屋上に放射能入りの小さなプラスチック容器を搭載したドローンと呼ばれる無人機が着陸しているのが発見されている。

このドローンはDJI社の「ファントム」と呼ばれる機体だった。ファントムにはいくつかの種類がある。最新モデルは「ファントム3」だが、現場に残されていたのは、旧バージョンの「ファントム2」だった。

本来は「白い機材」なのだが、官邸の屋上で見付かった機材は黒く塗られていた。さらに目立たないように、ランプが光らないように加工されていた。

つまり、これは思いつきでやったわけではなく、「犯罪者」が悪意を持って計画的に行ったものだ。

もう、こんなものが空を飛び交うのが当たり前の時代となっており、私たちは知らない間に「空撮」されたり、「放射能」を撒かれたりするような時代に入った。

ドローンによって、それは成し遂げられる。


これは、何者かが悪意を持って行ったテロ事件


問題のドローンは4月21日の未明に着陸していた可能性があると言われているのだが、官邸の警備では空に向けた監視カメラはなかった。警備が時代についていっていない。

それにしても、官邸の屋上に放射能の入った容器を「届ける」とは大胆不敵な犯罪であると言える。

この問題のドローンには放射能の容器とは別に、発煙筒も取りつけられていた。放射能は人体に影響があるレベルではなく、発煙筒も特に官邸に大きな被害をもたらすものではない。

しかし、放射能はいつでも「超高濃度」のものに取り替えられるし、発煙筒が取りつけられるのであればそこには爆弾を取りつけられるということでもある。

誰が何の意図で行ったのかは分からないが、安倍政権に敵愾心を持つ何者かが、悪意を持って行ったわけであり、これはテロとして捉えてもよい。テロであるからには、犯罪者には厳罰で処すべきだ。

問題なのは、厳重な警戒態勢が敷かれているはずの首相官邸なのに、空からの侵入には完全に無防備であることが判明したことである。

この首相官邸の周辺は雑居ビルがいくつも建ち並んでいる。そして、それらのビルのいくつかからは首相官邸を見下ろすこともできる。

首相官邸の視察に行けばすぐに分かるが、たとえば首相官邸に近い「山王パークタワー」や「国際赤坂ビル」から見ると、首相官邸の屋上は丸見えだ。

そこからヘリの離着陸や要人の出入りも何の障害もなく見られるのである。

今後のドローン時代から見ると、あまりにも無防備


他にも首相官邸を見渡せる雑居ビルがいくつもあるわけで、それらの雑居ビルの屋上から官邸にドローンを着陸させるのは目視であっても難しいものではない。

地上は物々しい警備なのだが、空からの侵入は考えられておらず、今後の「ドローン時代」から見ると、あまりにも無防備であると言える。

こういった小型ドローンが危険であるのは、すでにアメリカでも認識されている。たとえば、2015年1月26日にも小型ドローンがホワイトハウスの敷地内に発見されるという事件が起きていた。

このドローンも、今回の官邸で見付かったのと同じDJI社の「ファントム」だったのである。

実は、このドローンは、政府職員が趣味で持っていたドローンが制御できなくなってホワイトハウスの敷地内に落下したというもので事件性はなかった。

しかし、もしこれがテロであったらホワイトハウスは爆撃されていた可能性もあった。

フランスでも2014年10月から原発に正体不明のドローンが13ヶ所、15回に渡って接近するという薄気味悪い事件が起きていた。

これらのドローンには直径2メートルの大型のものも飛ばされていたと言われている。これは、個人の趣味の範疇を超えるものであり、背景に何らかの組織が絡んでいるのは間違いない。

もちろん爆弾での攻撃も可能であり、もしドローンに爆弾が積んでいて攻撃されたら、原発そのものが核爆弾と同じ危険な存在となってしまう。

もうすでにそんな危機が現実化している。「ドローンでテロ攻撃」は絵空事ではない。そのため、ドイツでもフランスでも重要施設の多くが飛行禁止地区に設定されている。

つまり、これは犯罪の新時代の幕開けである


ドローン(小型無人機)は、今テクノロジーの世界では、最もホットな分野である。

もともとドローンは軍用技術から発展したものだ。したがって、当初から悪用されれば最悪の道具となると言われていたのも事実だ。

一方で有効に活用されたら新たなビジネスチャンスを開くものとして期待もされている。

たとえば、アマゾンはこのドローンを宅配に使う計画を持っており、空から品物を届けることによって宅配の時間を短縮できると主張している。

しかし、途中で落ちたらどうなるのか、衝突したらどうなるのか、誰かに捕捉されたらどうなるのか、宅配する中身が危険物であったらどうなるのかと、多くの問題をはらんでいるのも事実で、なかなか許可が下りないでいる。

ドローンが一般的になると、たとえばこれを盗撮からテロから様々な犯罪が空から可能になる。

すでに欧米では屋上で下着姿で日光浴をしていた女性を盗撮するような事件も起きている。それも、一件や二件ではない。今でもこのような調子だから、今後は無数に空からの盗撮が行われるだろう。

ドローンに搭載されているカメラの性能は非常に画質が良いものになっており、空からの盗撮はやり放題なのである。

今回の官邸屋上のドローン着陸事件は、悪意を持った不気味な人間が新たなテロを引き起こすことが可能になったという証拠である。

つまり、これは犯罪の新時代の幕開けである。日本もいよいよドローンによる犯罪が起きるようになるのだ。

今後、犯罪は空からもやってくる時代になった。私たちは明るい気分でもないのに、「上を向いて歩く」ことを強いられる。




今回の官邸屋上のドローン着陸事件は、悪意を持った不気味な人間が新たなテロを引き起こすことが可能になったという証拠である。つまり、これは犯罪の新時代の幕開けである。

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