2015-03-23

浜矩子氏を持ち上げて、一緒になって踊っている東洋経済


昔、東洋経済(東洋経済新報社)と言えば「会社四季報」を出すとても信頼のある会社であるというイメージがあったが、最近は、「少し胡散臭い会社ではないか」と思われてビジネスマンから敬遠されている。

『2012年 資本主義経済大清算の年になる』
『2013年 世界経済総崩れの年になる!』
『2014年 戦後最大級の経済危機がやって来る!』

毎年毎年、こんなタイトルを出しているのが、他でもない「東洋経済新報社」である。

2012年と言えば、もうすでにアメリカはリーマン・ショックを巨大金融緩和で乗り切って、NY株式市場もリーマン・ショック以前まで回復しようとする途上まで来ていたはずだ。

誰がどう見ても、世界経済は危機を乗り切ったと見て安堵している時期であった。そんな時期に『2012年 資本主義経済大清算の年になる』というのである。

会社四季報を発行する出版元なのに、東洋経済というのは意外に馬鹿な会社なのではないかと疑念を持たれた。


東洋経済もいよいよ気がおかしくなったのではないか


実は東洋経済は、その前にも『2010年 日本経済「二番底」不況へ突入する!』とか『2011年 日本経済ソブリン恐慌の年になる!』というものも出していた。

この頃は、日本は民主党政権が実権を握っていて、菅直人のような異常なまでに統治能力のない人間が首相をやっていたのだから、何が起きてもおかしくなかった。

東洋経済のおどろおどろしい出版物は、結果的に外れたとしても、それは責めるべきものではなかった。本当にそうなってもおかしくなかったからである。

しかし、『2012年 資本主義経済大清算の年になる』は、どうも様子がおかしい。

それで終われば、東洋経済の経済を見る目も「たまには間違うこともある」と昔話になったはずなのだが、その次には『2013年 世界経済総崩れの年になる!』みたいなものを出して、経済に関わる人たちを憂慮させた。

そして、とどめに『2014年 戦後最大級の経済危機がやって来る!』なのだから、東洋経済もいよいよ気がおかしくなったのではないかと見られ始めている。

ちなみに、これらの一連の著者は高橋乗宣氏と、浜矩子(はま・のりこ)氏だが、浜矩子氏は「ドルが紙くずになる」「アベノミクスは失敗だ、バブルだ」「そのバブルが破綻し始めた」と朝から晩まで叫んでいる大学教授としてよく知られている。

私たちはテレビや雑誌でいつも、「ドルは死ぬ」「ドルの時代は終わる」「ドルは紙くずになる」とよく聞かされる。東洋経済もそんな記事を量産しているのだが、それをひときわ大きな声で言っているのが、この浜矩子氏だった。

浜矩子氏が、多くの日本人を幻惑させている


ちなみに、この浜矩子氏の発言や著書を見ると、アメリカも日本も揃って崩壊して欲しいような願望がそのまま込められているということが分かる。

2010年 グローバル恐慌は、ドルの最後の舞台となる!
2010年 ユーロが世界経済を消滅させる日
2011年 1ドル50円時代を生き抜く日本経済
2011年 1ドル50円時代は何をもたらすのか?
2012年 2012年資本主義経済大清算の年になる
2012年 2012年は1ドル=50円時代が到来する
2013年 世界経済は総崩れになる
2013年 株価急落で露呈した妖怪アベノミクスの本性
2013年 株価暴落はアベノミクスのバブル破綻し始めた象徴
2014年 戦後最大級の経済危機がやって来る

2011年にも、2012年にも、「1ドル=50円時代が到来する」と力説していた。

2013年に入って1ドルが100円を超え始めると、あまり言わなくなって、最近は逆に「1ドル=200円になる」と何か真逆のことを言い始めているのだが、この人が多くの日本人を幻惑させているということが分かるはずだ。

浜矩子氏はあれでも同志社大学大学院の教授なのだが、そんな人がテレビで朝から晩まで、妄言とも言うべき説を垂れ流しているのだから、テレビを見る人が減っていくのも仕方がない。

ちなみに、2013年は日本の株式市場は一貫して上昇する局面にあり、6月に中だるみが起きても単に株価調整であると誰もが楽観的に捉えていた。

ところが、浜矩子氏だけはなぜか「株価暴落はアベノミクスのバブル破綻し始めた象徴」みたいなことを言っている。

「バブル破綻」と言っているということは、2013年の段階で株式市場がバブルだとこの人は認識していたわけで、それが破綻したと言っているのだから、二重の意味で間違っていたということになる。

経済の本質を見る目が歪んでいるのではないのか?


現在に至っても株式市場はバブルでも何でもなく、しかもアベノミクスも崩壊していない。2015年に入った今も株式市場を見れば堅調に上昇しているのが見て取れる。

崩壊しているのは浜矩子氏の信用だけで、株価は別に崩壊しているわけではない。

要するに浜矩子氏という大学教授は、何もかも、完全に外す特技がある。それがこの人の大きな特徴なのである。

ただ、浜矩子氏についてはどうでもいい。誰も最初からこの人を信用していない。問題は、この浜矩子氏を持ち上げて、一緒になって踊っているのが東洋経済というところだ。

「会社四季報」は非常に信頼のある「データ集」であることはよく知られている。一部ではいろいろな噂もあるが、基本的にはその信頼性は今も変わっていない。

しかし、東洋経済の他のものが胡散臭いものばかりなのであれば、本当に「会社四季報」は大丈夫なのかと疑念を持つ人が増えても不思議ではない。

インターネットでも小学生4年になりすまして安倍政権を攻撃しようとしていた青木大和のような人間を持ち上げていたのも、東洋経済オンラインである。他にも、胡散臭い人間が何人も東洋経済の紙面を飾っている。

どこか性根が曲がっている人たちばかりを絶賛していて、経済の本質を見る目が歪んでいるのが今の東洋経済であり、こうした東洋経済の姿勢に大きな不安と疑念が残る。

東洋経済は、いつからこんな歪んだ情報ばかりを発信する異常な会社になってしまったのか。もし、これからも歪んだ情報発信しかできないのであれば、いずれ東洋経済は完全に見捨てられることになっていくだろう。

浜矩子氏風に言えば、「東洋経済に、戦後最大級の危機がやって来る!」という感じだろうか。

信頼ある会社の信頼が失墜していくのは見ててつらい。



浜矩子氏の発言や著書を見ると、アメリカも日本も揃って崩壊して欲しいような願望がそのまま込められているということが分かる。問題は、浜矩子氏を持ち上げて、一緒になって踊っている東洋経済である。

お願い

ダークネスの本文を他サイト(キュレーションメディア、まとめサイト、個人サイトすべて)へ転載する行為は、いかなる理由があっても固くお断りします。