2015-03-05

恨みを持った相手なら駐韓米大使ですらも切りつける韓国


2015年3月5日の朝、韓国でマーク・リッパート駐韓米大使がソウルの会合出席中に切りつけられた。凶器は全長25センチのナイフだった。

リッパート駐韓米大使は生命に危険はないが、顔の右側に長さ11センチ、深さ3センチ、80針を縫う大怪我で、他にも手首や腕も5ヶ所に傷を負った。

犯人はキム・ギジョンという55歳の男で、「戦争訓練反対、米帝!」と叫んでいたという。この男は5年前にも日本大使にセメントの塊を投げつけて逮捕されていた男だった。

キム・ギジョンは左翼活動家であり、今回も主張があってやっている。刃物を持って襲いかかっているので、一部では殺意があったと言われているが、真意としては恐らく殺意はなかったはずだ。

本当に相手を殺したい場合は、「切る」のではなく「刺す」ものだからだ。映像を見ると、犯人に殺意があったとしたら、急所を刺せる状況にあった。この男は急所を刺さなかった。

しかし、そうは言っても80針を縫うような大怪我をさせているのだから、殺意の一歩手前の感情があったというのは想像に難くない。それは何か。恨(はん)なのだろう……。


自分を押さえることができないような深い恨み


一説によると、キム・ギジョンという男が、自分を押さえることができないような深い恨みが芽生えた理由のひとつとして、2015年2月27日にワシントンで行われたウェンディ・シャーマン米国務次官の演説があったとも言われている。

基調演説の中で、シャーマン米国務次官は次のように述べたとされている。

「民族の感情は悪用されかねず、政治指導者が過去の敵を非難し、安っぽい拍手を受けることは容易なことだ。しかし、そんな挑発は発展ではなく麻痺をもたらす」

ここで、シャーマン国務次官はそれが中国の習近平のことを言っているのか、それとも韓国の朴槿恵のことを言っているのか、はっきり名指ししていない。

しかし、この基調講演を聞いた韓国人は、みんなそれが韓国のことを指していると我が身を振り返って「思い込んだ」ようで、無礼だと国民全体が狂気のようにいきり立っている。

朝鮮日報では3月3日付けの社説で、中国も引き合いに出しながら、このように書いている。

「主語が誰なのかははっきりしないが、韓国あるいは中国と推測される。米国の同盟国の指導者に対する無礼であり、二大国としてのパートナー、韓国・中国に対する挑発だ」

韓国は歴史問題については100%日本が悪いという立場であり、何が何でも日本から謝罪と賠償を引き出すことを狙っている。

そのために、国際的に激しい勢いで日本の名誉を毀損する活動を大統領の朴槿恵から率先して行っているほどだ。

今や、韓国は上から下まで日本に対する「恨み」で頭の中がいっぱいになって、もはや他のことを考えられないような危機的な状況に陥っている。

そんな中で、アメリカの国務次官に「政治指導者が過去の敵を非難し、安っぽい拍手を受ける」と発言しているのだから、まさに自分たちの真意を見透かされたと激怒したのだろう。



ウェンディ・シャーマン米国務次官。「政治指導者が過去の敵を非難し、安っぽい拍手を受ける」と発言したのだが、これに韓国が激怒している。

「過去の敵を非難して、安っぽい拍手を受ける」


人は誤解されても怒るが、もっと激しい怒りは、隠していた真実をあけすけに公言されることだ。

朴槿恵は間違いなく、朝から晩まで日本を非難し続けてきた。そして、反日教育を受けてきた韓国人全員が「拍手」し続けてきた。まさに、「過去の敵を非難して、安っぽい拍手を受ける」というのが韓国の真実の姿であったのである。

それをアメリカの国務次官が発言したとき、韓国人は頭の中が狂気のように沸騰して、まるで自分たちが全否定されたように感じた。

そして、その世論の激しい「恨み」を一身にした左翼活動家のキム・ギジョンが、駐韓米大使を刃物で切りつけて、「恨み」を晴らしたという構図になっているのではないかと言われている。

その後、警察署でこの頭のおかしな左翼活動家は「米国のやつらが正気を取り戻すように、叱ってやろうと思った」と証言しているのだという。韓国で「叱る」というのは、ナイフを振り回して相手を傷つけるという意味なのか。

おかしいと言えば、韓国国内では「そもそもこんなことになったのは、歴史問題で韓国に謝罪も賠償もしない日本が悪い。すべての責任の遠因は日本にある」という声も出てきており、それに賛同する声も増えている。

そして、原因は日本にあるのだから、アメリカと韓国との同盟関係は不変で、今回の事件は「他の問題とは関係がない別の事件として理解している」と外交部が語ったとされる。

もっとも、韓国の記事はいつもそうだが、その外交部が誰で、アメリカが本当に「他の問題とは関係がない別の事件」だと理解しているのかどうかは分からない。もしかしたら、そうして欲しいという願望なのかもしれない。

しかし、駐韓米大使が切りつけられたのだから、何の問題もなく収まると考える方がどうかしている。

この問題は、米韓関係に大きな暗雲をもたらすものになっても不思議ではない。



マーク・リッパート駐韓米大使。顔の右側に長さ11センチ、深さ3センチ、80針を縫う大怪我で、他にも手首や腕も5ヶ所に傷を負った。

韓国がどうなろうと、決して関わらないこと


朴槿恵(パク・クネ)はアメリカとも中国とも良好に渡り合って韓国は東アジアのバランサーとして機能していると自画自賛しているが、現状は違うようだ。

中国に取り込まれ、妥協なく日本を敵視し続ける韓国に、アメリカはもはや苛立ちを隠せない状況になっている。

このような韓国をアメリカが守る必要があるのか、という根源的な部分にまで立ち入って検討されており、2015年12月には在韓米軍を撤退させるという話にもなっている。

韓国は、事実上アメリカと日本が背後にいるから国家としての体面を保っているだけだ。

反日によって日本が韓国を見捨て、中国すり寄りによってアメリカが韓国を見捨てたら、その瞬間に韓国は崩壊に向けてカウントダウンを始めるだろう。

両国に見捨てられたと分かったら、韓国は間違いなく日本にすり寄って来るが、そこで日本が許してしまうと韓国の反日構造は残ったままになる。

日本がすべきなのは、韓国がどうなろうと決して関わらないことである。

韓国の「恨み」は非常に激しく熱いものであり、人間を切りつけても何とも思わないものであることが明らかになった。日本は、この国と価値観は共有していない。

今、日本は明確に恨まれているのだから、次に刃物の餌食になるのは日本に決まっている。どうすればいいのか。簡単だ。完全に関わらなければいいのである。



キム・ギジョン。リッパート駐韓米大使を切りつけ、「戦争訓練反対、米帝!」と叫んでいた左翼活動家。

お願い

ダークネスTIGAの本文の全文転載は、いかなる理由があってもお断りします。
本文の舞台、参考になる写真がありましたら、提供いただければ嬉しく思います。感想やご意見も、お待ちしております。趣旨に合うものについては、積極的に反映していきたいと考えております。(メールはこちら