2015-03-03

「日本や日本人のことを決して卑下する必要はありません」


愛知県一宮市の市立中学の男性校長が、自国に誇りを持つように訴える記事を学校のブログに掲載したところ、市教育委員会から「注意」を受けて削除を余儀なくされたと言う。

「自国に誇りを持つ」ように中学生たちに訴えると「注意」されたということになる。

もっとも、「自国に誇りを持つと教育するな」と言えば市教育委員会の方が火にまみれるのは明白なので、「神話を史実のように断定的に書いている」と難癖を付けての圧力だった。

もうずいぶん前から、日本の教育は何かおかしいとずっと言われ続けている。子供たちは、日本を愛することができないような教育を受けている。

そして、日本を大事に思うように教育したり、子供たちに誇りを持つように訴える教師は、みんな圧力を受けて潰されていくような動きになっている。

愛知県一宮市の市立中学の男性校長が掲載した文章とは、どのようなものだったのか。それは、問題とされ、糾弾されるようなものだったのか。ひとまず、以下を読んで欲しい。


愛知・一宮市立中学校長のブログ全文


愛知・一宮市立中学校長のブログ全文

 2月11日は建国記念日です。そこで、今日は日本のルーツ、日本の起源について、お話をしたいと思います。日本の建国は、今から2675年前の紀元前660年2月11日、初代、神武天皇が即位した日が始まりです。世界一広いお墓、大仙古墳で有名な、16代仁徳天皇が、ある日高台に登って遠くをご覧になられました。すると人々の家からは、食事の準備のために煮炊きする煙が少しも上がっていないことに気付いたのです。

 仁徳天皇は「民のかまどより煙がたちのぼらないのは、貧しくて炊くものがないのではないか。都がこうだから、地方はなおひどいことであろう」と仰せられ、三年間、税を免除されました。

 税を免除したために朝廷の収入はなくなり、宮殿は大いに荒れました。天皇は衣を新調されず、茅葦屋根が破れ、雨漏りがして、星の光が屋根の隙間から見えるという有様でした。

 三年がたって、仁徳天皇が同じ高台に出られて、遠くをご覧になると今度は、人々の家々から煮炊きする煙が盛んに立つのをご覧になり、その時、仁徳天皇がこのように言われたということです。

 「高き屋に のぼりて見れば煙立つ 民のかまどは賑わいにけり」

 そして、一緒におられた皇后に「私は豊かになった。喜ばしいことだ」とおっしゃったということです。

 皇后はそれを聞いて「陛下は変なことをおっしゃいますね。衣服には穴があき、屋根が破れているのに、どうして豊かになったといえるのですか」

 すると「国とは民が根本である。その民が豊かでいるのだから、私も豊かということだ」と言われ、天皇は引き続き、さらに三年間、税をとることをお許しにならず、六年が経過して、やっと税を課して、宮殿の修理をお許しになりました。すると人々は命令もされていないのに、進んで宮殿の修理をはじめ、またたくまに立派な宮殿ができあがったといいます。

 この話は神話であり、作り話であるという説もあります。しかし、こうした神話こそが、その国の国柄を示しているとも言えるのです。

こうした天皇と国民の関係性は、何も仁徳天皇に限ったことではありません。敗戦直後の1945年9月27日、124代昭和天皇はマッカーサーと会見をしました。そして、その会見で昭和天皇はこのようにマッカーサーに話したのです。

 「今回の戦争の責任はすべて自分にあるのであるから、東郷や重光らを罰せず、私を罰してほしい。ただし、このままでは罪のない国民に多数の餓死者が出る恐れがあるから、是非食糧援助をお願いしたい。ここに皇室財産の有価証券類をまとめて持参したので、その費用の一部に充ててほしい」と述べたのでした。

 それまで、天皇陛下が、多くの国王のように、命乞いに来たのだろうと考えていたマッカーサー元帥は、この言葉を聞いて、やおら立ち上がり、陛下の前に進み、抱きつかんばかりにして陛下の手を握り、「私は初めて神のごとき帝王を見た」と述べて、陛下のお帰りの際は、マッカーサー自らが出口まで見送りの礼を取ったのです。

 このように、初代、神武天皇以来2675年に渡り、我が国は日本型の民主主義が穏やかに定着した世界で類を見ない国家です。

 日本は先の太平洋戦争で、建国以来初めて負けました。しかし、だからといってアメリカから初めて民主主義を与えられたわけではありません。また、革命で日本人同士が殺しあって民主主義をつくったわけでもありません。

 古代の昔から、日本という国は、天皇陛下と民が心を一つにして暮らしてきた穏やかな民主主義精神に富んだ国家であったのです。

 私たちは日本や日本人のことを決して卑下する必要はありません。皆さんは、世界一長い歴史とすばらしい伝統を持つこの国に誇りを持ち、世界や世界の人々に貢献できるよう、一生懸命勉強に励んで欲しいと思います。(原文のまま)


「すばらしい伝統を持つこの国」と言うのはタブー


これは中学生に読ませる内容ではないと、あなたは感じただろうか。教育者として問題のある内容が書かれていると思われるだろうか。

「私たちは日本や日本人のことを決して卑下する必要はありません。皆さんは、世界一長い歴史とすばらしい伝統を持つこの国に誇りを持ち、世界や世界の人々に貢献できるよう、一生懸命勉強に励んで欲しいと思います」

この結びは、感動的ですらある。これは中学生だけでなく、私たちが読んでも納得できる。

マスコミや反日国家が、激しい勢いで日本の尊厳を叩き潰そうとしている今、この校長が説く最後の一文は、とても頼りになり、力になるものだ。

こういった教育者こそが、今の時代に求められている人物像であり、この結びこそ、すべての日本人の進むべき道を示していると言える。

ところが今の教育界は、このような真っ当な教育者が生き残れないようにしている。まともな教育者が真っ当なことを言えば、すかさず言論封殺していく。

大きな圧力が降って湧き、身辺に危険が及ぶ人もいれば、発言を封じられる人もいる。今の日本は各所でそのような状況にあることを私たちは知っておかなければならない。

すでに教育も日本を破壊しようとする工作員が膨大に紛れ込んでおり、まるで寄生虫かアメーバのように広がっている。

教育界だけではない。政治の世界でも、報道の世界でも、宗教の世界でも、経営の世界でも、ありとあらゆる分野で日本は侵食されている。

そして、「すばらしい伝統を持つこの国」と言うのはタブーと化し、正しい人間は組織から放逐されていく。

その恐ろしい日本の現状は「托卵(たくらん)」という言葉で表現できるかもしれない。(外から攻撃され、内から浸食されている現状に気付く日本人

私たちは「他人事」だと思って見捨ててきた


今、日本人に求められている重要なことがある。

それは、日本をこれほどまで愛している正しい教育者、あるいは日本が本当に大事だと思っている人たちを、きちんとした形で支援していくということである。

名だたる大きな組織、たとえば、報道界も教育界も政治界も宗教界も芸能界もすべて含むが、その多くから日本を本当に大事に思っている人たちが、陰に陽に「排除」され続けている。

彼らは力を奪われ、地位を奪われ、不遇に落とされる。乗っ取られた組織、乗っ取られた社会は、きちんとした人がトップに立てないような仕組みが発動されていく。

だから、愛知県一宮市の市立中学の校長もそうだが、こういった本当に日本のことを考えている人たちを、支援していかなければならないということだ。

日本が大切だと思って立ち上がっている人を、私たちは「他人事」だと思って見捨ててきたが、日本の尊厳が全世界で貶められている厳しい状況の中では、もうそんなことは許されない。

日本が国際的に貶められているというのは、「自分の存続に関わること」なのである。

日本が本当に存続の危機に陥ったり、日本人がみんなまとめて大きな絶望の中に放り込まれたとき、この国を救ってくれるのは、日本を嫌っている人ではない。日本を愛してくれている人たちだ。

そして、実際に日本の国益を考えて圧力の中で行動してくれている人たちは、この時代では「日本の宝」でもある。だから、私たちは、草の根で日本を愛してくれている人たちをきちんと支えていかなければならない時代に入っている。

「私たちは日本や日本人のことを決して卑下する必要はありません。皆さんは、世界一長い歴史とすばらしい伝統を持つこの国に誇りを持ち、世界や世界の人々に貢献できるよう、一生懸命勉強に励んで欲しいと思います」

このように言ってくれる人を、私たちは必要としている。



日本が本当に存続の危機に陥ったり、日本人がみんなまとめて大きな絶望の中に放り込まれたとき、この国を救ってくれるのは、日本を嫌っている人ではない。日本を愛してくれている人たちだ。

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