2015-02-26

拝金主義にまみれた中国が存続できたら、そちらの方が驚き


「金こそすべて」という拝金主義が蔓延すると社会が荒んでいくというのは中国社会を見れば分かる。

自分さえ儲かればいいという発想の中で、製造者はどんどん材質を粗悪にして、中国は粗悪品まみれになっていった。

自分さえ儲かればいいという発想の中で、農家は農薬まみれの作物を作り、畜産業者は病死した家畜を売り、加工業者は腐った肉でも混ぜて食品を作る。

自分さえ儲かればいいという発想の中で、レストランは下水から取ったと知っている油を買い、ドブネズミの肉を客に食わせて金をもらう。

自分さえ儲かればいいという発想の中で、工場経営者は排水を処理しないで川に直接流し、フィルターもかけないで黒煙を吐き出し続ける。

交通事故で倒れた人を助けたら訴えられるので、誰も助けることもなくなった。病院は患者が運ばれても、まず確認するのは患者が金を持っているかどうかだ。


拝金主義によって絶望的な国になっている中国


政治家も官僚も、自分さえ儲かればいいという発想なので、ひたすら汚職に邁進する。リベートを堂々と要求し、不正に受け取った金で贅沢な成金生活を楽しむ。

拝金主義が蔓延した中国が、拝金主義によって絶望的な国になっているというのは中国人も感じている。

だから中国の富裕層は常に「国から逃げる」ことを考え、他国の国籍を取ったり、赤ん坊をアメリカで生んで将来アメリカ国籍が取れるように準備したりしているのである。

こんな国を日本の一部の評論家が絶賛していて、「次は中国の時代」とかしたり顔で言っているのだが、頭がどうかしているのではないだろうか。

そんなに中国が好きだというのであれば、さっさと中国に行って拝金主義が作り出した空気を胸一杯吸ってくればいい。中国で幸せになるというのであれば、拝金主義者と一緒に暮らしてみればいい。

普通の人間は、「金こそすべて」と考えているような人間と一緒にいたいとは思わない。

もちろん、誰もが現代の世の中で金が必要であることは分かっている。金は生きるために重要だから、拝金主義者でなくても金は重要だ。

しかし、他人を犠牲にし、騙し、蹴落とし、恫喝し、場合によっては殺してでも、金が欲しいという話にならない。そこまでして金を儲けるのは人間の所業ではないと考える。

人間としての最低限の良心があれば、そこまでして金を得るのは異常であると気付く。ところが、拝金主義者はそういった良心がなく、いとも簡単に他人を犠牲にする。あっさりと、他人を騙すのである。

拝金主義者は海の水をがぶ飲みしているのと同じ


拝金主義者は、自分の欲望のために他人を踏み台にして、ひたすら金を掻き集めて平然とする。しかし、拝金主義者が幸せになれるかどうかは分からない。

他人を踏みにじりながら金を集めても、「もっと金が欲しい」という欲望が消えない。むしろ、欲望がさらに肥大化する。どんなに金があっても、満足するということがないのである。

多少の金で満足できるのであれば、拝金主義者になっていない。金の亡者になっているのだから、集めても集めてもまだ足りないと考える。

いつも焦燥感にとらわれ、どこまでいっても満足感も得られず、安心感もない。言わば、喉が渇いた人が飲む水がないからと海の水を飲むようなものだ。

海上で遭難事故に遭って喉が渇いても、海の水だけは絶対に飲むなと言われている。

なぜなら、海水は体内よりも塩分濃度が高くて、飲めば飲むほど塩分濃度を薄めるためにさらに水分が必要となるからだ。つまり、海水を飲むとさらに喉が渇くのである。

その結果どうなるのか。

喉の渇きに耐えかねて海水を飲み続けると、細胞から水分が抜け出して、脱水症状のような様相になって死んでしまうのである。

なめくじに塩をかけると身体中から水分が漏れて死ぬのと同じ状態が人間の身体の中で起きる。

拝金主義者が集める金というのは、海水をがぶ飲みしている人と同じだ。どんなに金を集めても、喉の渇きは癒やされることがなく、むしろ激しい渇望感がさらに湧き上がって金にとらわれていく。


拝金主義者が集める金というのは、海水をがぶ飲みしている人と同じだ。どんなに金を集めても、喉の渇きは癒やされることがなく、むしろ激しい渇望感がさらに湧き上がって金にとらわれていく。

拝金主義は人を滅ぼし、社会を滅ぼし、国を滅ぼす


強迫観念に駆られ、金だけを集めて膨れあがっていっても、それで幸せになれるかどうかは別問題だ。その強迫観念が最後に身を滅ぼすのである。

相手を蹴落とし、騙し、裏切り、それで金を掻き集めていると、まわりが敵だらけになる。また、集まって来るのも自分の「金」を目当てにした人間ばかりになる。

そのため、拝金主義者は心が落ち着くことがない。誰が自分を騙し、誰が自分を裏切り、誰が悪意を持っているのか分からないまま日常を過ごす。

自分がそうして生きてきたのだから、いつ自分がそうされるか分からないのである。だから、絶えず激しい緊張の中で生き続けなければならない。

相手を蹴落としてきた人間は、いつか相手に蹴落とされると考えているので、人間関係は「絶対に俺を裏切るな。裏切ると殺す」というような、上下関係のものしかあり得なくなる。

拝金主義者は自分の人間関係も荒廃させ、自分の心も荒廃させ、そして信頼のかけらもないような社会を作り上げる。

誰もが「自分さえ良ければそれでいい」と拝金主義にひた走ると、どんなにゆがんだ社会になるのかの見本が中国にある。

中国人はその多くが孫子や、孔子や、韓非子や、諸葛孔明のようなものを聖書のごとく崇めているが、これらは早い話が「他人をいかに騙すか」「他人をいかにワナにはめるか」という策略の書である。

中国人はこれをビジネスや政治に応用しているのだが、他人をワナにかけるノウハウ集を熱心に読んで信奉している人間が信用できるはずがないのは当たり前のことであり、これで国が荒廃しない方がどうかしている。

拝金主義は人を滅ぼし、社会を滅ぼし、国を滅ぼす。上から下まで拝金主義でとらわれた中国が20年後も存続していたら、そちらの方が驚きだ。


拝金主義者は自分の人間関係も荒廃させ、自分の心も荒廃させ、そして信頼のかけらもないような社会を作り上げる。

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