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2014-02-18

北朝鮮。拷問・性的暴行・公開処刑の蔓延する国が倒れない


2014年2月17日、国連の北朝鮮の人権侵害に関する調査委員会が報告書を出して、北朝鮮が国家ぐるみで拉致を遂行してきたという最終報告書が提出された。

北朝鮮が日本人拉致を行ってきたことは誰もが知っている。

しかし、金正日(キム・ジョンイル)前最高指導者はこれを「一部の特殊部隊の暴走だった」と説明して、国家は拉致に絡んでいないという主張をしていた。

そして、2002年に平壌での日朝首脳会談が行われた際、金正日は「拉致対象は男6人、女7人の計13人だけ」と説明して、この件については幕引きを計ろうとした。

ところが調査委員会が聴取した証言によると、「朝鮮労働党35号室」が外国人の拉致を専門に行う部署であり、ここには日本人の拉致を専門に行う部隊も存在していたという。

北朝鮮に拉致された人間は10人、20人ではない。全体で数百人もいたということが明らかになっている。拉致に当たっては金日成、もしくは金正日の署名が必要だった。


殺人・拷問・性的暴行・拉致・公開処刑


調査委員会が明らかにしたのは、もうひとつある。それは、現在の北朝鮮にも非道な人権侵害や暴力や強制労働が蔓延しているというものである。

北朝鮮には、殺人・拷問・性的暴行・拉致・公開処刑などの残虐行為が恒常的に行われている。

特に脱北者に対しての扱いは凄まじい。

逮捕されたら激しい拷問や即決処刑がなされ、女性は繰り返し性的暴行を受ける。そして、妊婦は生まれた子供をその場で自らの手で溺死させるような非道な行為を行っているという。

強制収容所は慢性的に食糧不足で、多くの囚人は這い回る昆虫ですらも食べて飢えをしのいでおり、中には麦を五粒隠し持っていたというだけで、殴り殺された少女もいたと脱走者のひとりは語っている。

こういった強制収容所に放り込まれる人員は金正恩の時代になってから爆発的に増えており、人権侵害は減少どころか、むしろエスカレートしていることが確認されている。

公開処刑と言えば、張成沢(チャン・ソンテク)は飢えた犬の群れの中に放り込まれてて死んだとか、瀕死の状態のところを銃弾で蜂の巣にされて燃やされたとか、そのような処刑がなされていたという。

さらには、張成沢の親族の大半も、幼い子供たちも含めて全員処刑にされた。

現代のこの時代に、最高指導者に逆らったという理由で、本人のみならず、一族が皆殺しにされるような国家は、世界でただひとつ、北朝鮮だけだ。

ちなみに、この飢えた犬の群れに放り込んで噛み殺させるというのは、強制収容所で逃亡した人間にも行われる「犬刑」と呼ばれるもので、北朝鮮では珍しくない処刑方法であると言われている。

張成沢(チャン・ソンテク)。犬刑で処刑されたと言われている。

アメリカが本気になれば、北朝鮮は数日で焼け野原


拉致は、北朝鮮の最高指導者である金正日が絡んでいたというのは、今さら国連が明らかにしなくても誰でも知っていた。

強制収容所で非道きわまりない拷問や処刑が行われているというのも、今さら国連が明らかにしなくても脱北者が必死で語っていることだ。つまり、誰もが知っていた。

本来であればこの報告書は20年前に出されていてもおかしくなかった。それが、今頃になって出てきている。

そして、国連はこの調査結果を国際刑事裁判所(ICC)に伝える「可能性」があるとしている。

これによって、北朝鮮の最高指導者である金正恩は、人道犯罪で訴追される「可能性」がある。

可能性があるというのはどういうことかというと、国連はまだそれをしていないということだ。さっさとすればいいことを、なぜかしない。つまり、今のところ、国連の批判は口ばかりである。

おかしいと思わないだろうか。

北朝鮮は好戦的な姿勢とは裏腹に、非常に脆弱な国家である。アメリカも韓国も中国、その気になればいつでも北朝鮮を崩壊させることが可能だ。これは比喩ではない。

北朝鮮の兵力はポンコツで、兵器の燃料もなく、かつ兵士は戦う前から飢えている。アメリカや中国や韓国が本気になれば、北朝鮮は数日で完全なる焼け野原になっているはずだ。

そして、金正恩(キム・ジョンウン)も黒焦げの焼死体になって発見されるだろう。

しかし、誰もそれをしないのである。やろうと思えば、今日にでも電撃攻撃を開始して、数日後には北朝鮮を消滅させることができる。ただ、あれこれ理由をつけてアメリカも韓国も中国もそれをしない。

むしろ、金正日体制を生かすだけ生かそうと画策


攻め入る理由など今さら探す必要もない。また北朝鮮に進撃してそれを非難する国も恐らくない。

なぜなら、現在の北朝鮮の政治体制がいかに悪辣な独裁政権であるか誰もが知っているからである。しかし、中国も、韓国も、アメリカも、決断すればすぐに倒せる北朝鮮を倒そうとしない。

むしろ、金正日体制を生かすだけ生かそうと画策しているようにも見える。

すぐにひねり潰せる相手に、なぜアメリカは話し合いで解決しようとするのか。アメリカは世界で並ぶものがいない軍事国家ではなかったか。なぜ北朝鮮を攻めないで、いちいち国際協議しなければならないのか。

話し合いで体制崩壊などできるはずがないのは誰でも知っていることだ。

それでもそれにこだわるというのは、要するにアメリカは北朝鮮を崩壊させるのではなく、逆に崩壊を先延ばしさせたいと思っていることを意味している。

周辺国も同様だ。つぶそうと思えばつぶせる極悪国家を、あえてつぶさないで持たせているのがアメリカ・韓国・中国の姿である。

北朝鮮の現在の体制を崩壊させると、飢えた人民を誰が面倒を見るのかという問題がある。中国とアメリカの緩衝材として北朝鮮がこのままの方が都合が良いという理由もある。

あるいは、北朝鮮が不安定要素である限り、米軍が日韓に駐留する理由付けが成り立つ。そして、それによって日韓にいくらでも兵器が売れる。

もちろん、北朝鮮があまりの窮乏で「自壊」してしまうこともある。しかし、基本的に北朝鮮を放置している方が各国にとっては都合が良い。

自壊するのであれば、早く自壊させてあげたほうが北朝鮮の人々にはいいはずだが、アメリカも中国も韓国もそれをしない。

ある意味、とても残酷な状況を北朝鮮の国民に強いている。

金正恩。ますます独裁を強めていく北朝鮮の国家体制。


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