2013-07-23

中国が、丸パクリして、劣化させて、粗悪品をばらまく理由


2013年4月に入ってから、中国はメイド・イン・チャイナを、メイド・イン・PRCに表示を変えた。

PRCとは、"People’s Republic of China" のことなのだが、恐らく多くの人々はPRCと聞いても、それがどこの国だか分からないだろう。実は、それが中国の狙いだ。

わざわざ、中国製だと分からないように変更したのである。

なぜなら、中国製には「安物」というイメージが付いてしまっているし、さらには「パクリもの」「偽装」というイメージまで浸透してしまったからだ。

もはや「メイド・イン・チャイナ」と表記することは、それ事態が信用できないものとして敬遠される原因になってしまっているのである。

それほど中国にはパクリから安物までが横行して、もはやどうにもならないレベルにまで到達している。しかも、中国製の電化製品は爆発したり、燃えたりして、命の危険まである。

最近では、アップルの充電器のパクリ商品を使った女性が感電死して話題になった。


自分さえ儲かればいい、後はどうなっても構わない


中国製のパクリ製品は、粗悪な上に有害であることが多い。

中国製でなくても、パクリ製品と言えば、信用できないものの代名詞だが、いったいなぜパクリ製品が世の中に横行するのだろうか。

たとえば、中国を含むいくつかの国では、偽ブランド品が横行する不法の大地であることはよく知られている。

なぜこういった偽ブランドのものが次々と作られるかというと、ブランド品と騙れば値段が跳ね上がるからである。

ブランドを生み出したり、ブランドのイメージを維持するのは並大抵の努力ではできない。ブランドとは信頼の証でもある。

しかし、ブランドを作り出すのは難しいが、真似するのは比較的容易だ。

品質が伴っていなくても、その場でバレなければあとは逃げてしまえばいいからだ。つまり、パクって、劣化商品を売りつけて、売り逃げすることで、小銭を儲けることができる。

消費者を騙して、手っ取り早く儲けるのである。

パクリ製品に手を出す人間や、他人のブランドを勝手に騙って粗悪品を売りつける人間というのは、要するに手っ取り早く儲けることだけを考えていて、買ってくれた客を踏み台にするということだ。

自分さえ良ければいい、自分さえ儲かればいい、後はどうなっても構わない、という徹底した利己主義と拝金主義が根底にあるということだ。

パクリ・粗悪品、偽装品が出回る中国市場。

「カネのためならば何をしてもいい」という文化


中国では偽装食品が出回っている。

プラスチックでコメの偽物を作ってそれを混ぜる。下水道をさらって油を取り出してそれを販売する。

フカヒレの偽物を作って、高値で騙し売る。ネズミの肉を羊肉と偽って客に食べさせる。

赤ん坊が飲む粉ミルクにメラミンのようなプラスチック素材を混ぜるような事件も起きた。

1社や2社がそうしたというのではない。粉ミルクを作る中国の企業のほとんど、全国22社の69品目からすべてメラミンが検出されているのである。

さらにはアジア各国に輸出された中国製のお菓子にまでメラミンが使われていた。最も健康に気をつけなければならない赤ん坊から子供までが、偽装食品によって健康被害が出る。

良心のある人間ならおよそできない行為が、利己主義と拝金主義が蔓延する中国では平気で行われる。

また中国では、政府高官から、下っ端の役人から、警察から、商人まで、すべてが賄賂で動く。これもまた、自分さえ儲かればあとはどうでもいいという拝金主義が生み出した文化だ。

カネ、カネ、カネ……。

中国では、もうとっくの昔に「カネのためならば何をしてもいい」という極悪非道な文化になっており、そのせいで中国国内では粗悪品が横行して人間が住む大地ではなくなりつつあるのである。

中国で生きている中国人ですら、中国製品を信用していないのだから、まさに粗悪品にまみれて自壊するイメージが中国にまとわりついている。

いくらメイド・イン・チャイナを、メイド・イン・PRCに変えたところで無駄だ。中身が変わっていないのだから、その小手先の変更ですらも偽装であると嘲笑されて終わるのがオチだ。

ネズミ肉を、羊肉と偽って客に食べさせる。偽装王国、中国。
パクリ、偽装、粗悪品製造。カネのためなら、何でもする。

カネよりも、もっと重要なものがある


他人の「真似」をして、そこから独自の技術や思想を発展させて違ったもの、違った世界を作り出すのは、この世ではよくあることだ。そこには、オリジナルに対して尊敬や愛がある。

だから、オリジナルと競合する製品になることもあれば、独自の世界をまた新たに切り開くこともある。

しかし、丸パクリして、劣化させて、粗悪品をばらまく行為は、オリジナルに対しての尊敬も愛も何もない。単に、オリジナルを利用して、消費者を騙すだけの詐欺だ。

こういったものが横行する社会は、それを放置することによって、社会そのものが劣化してゴミになっていく。

何しろ、苦労してオリジナル製品を作り出しても、すぐにそれをパクった安物の劣化品が横行するのだ。

安いパクリ品が売れてオリジナルが売れないのであれば、誰もオリジナルを作り出そうと思わなくなる。中国でなかなかブランドが生まれないというのは、つまりそういうことなのだ。

生み出された製品に対する愛情や尊敬が欠けており、何でもカネ儲けのネタにしか思わない拝金主義がすべてを駄目にしてしまっている。

果たして中国はパクリ文化から脱することができるのだろうか。オリジナルに愛を持って接し、自分たちも新しいものを生み出していこうという気概があるのだろうか。

カネよりも、もっと重要なものがあることに気が付く日が来るのだろうか。

丸パクリして、劣化させて、粗悪品をばらまくという利己主義と拝金主義の入り交じった姿勢では、社会も人間も駄目にしてしまうということが理解できる日が来るのだろうか。

偽物の充電器を使用して感電死した中国の女性。

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