2013-06-16

より深い地獄に堕ちて行く貧困層と、疲弊する先進国の国家


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生活保護に対する不正受給事件もあって、世間の目がとても厳しいものになっているのは事実だ。現場でも受給者の締め付けが厳しくなっているという声が多くなっている。

では、生活保護受給者は減っているのだろうか?

逆だ。厚生労働省の調べによると、生活保護を受ける世帯も、人数も、どんどん膨れ上がっている。統計数字の出ている2013年3月も、前月に比べて6000人近くが新規に受給を受ける結果となっている。

2012年10月から2013年3月までの期間で見れば、実に1万8473人が自分で生活することができなくなった。

世の中が二極分化しており、富裕層が億単位で収入を増やしているのと並行して、貧困層は半年で約2万人単位で極貧に落ちている。

これは外国の話をしているのではない。日本の話をしている。2013年3月と言えば、アベノミクスで株式市場が浮かれ上がっていた最中だ。

この最中に、日本の底辺ではどん底に落ちてどうにもならなくなった人が生活保護を受けざるを得ない状況になっていた。


85%はアベノミクスの恩恵をまったく受けていない


考えなければならなのは、毎月毎月、生活保護受給者数が、過去最多を更新し続けていることである。

これだけ生活保護受給者を見る目が厳しくなっている時代なのに、それでも受給者が増えていく。

日本の貧困層が続々と追い込まれて、もう生活を維持できないほど困窮しているということになる。

日本経済新聞は2013年6月15日の記事で、ボーナスが増加する人は15%だが、ボーナスが減少する人は31%になるという数字を出している。

日経新聞はボーナスが減少する31%はなかったことにして、ただボーナス増の15%だけに着目し、「日本株の投資が増える」「レジャー費用が増える」と、詐欺同然の記事を書いている。

15%だけを見れば、確かにその記事の楽観口調は間違いではない。しかし、去年並みの54%、もしくは収入が減少する31%を見るとどうなるのか。

85%はアベノミクスの恩恵を「まったく受けていない」というのが正しい言い方ではないのか?

生活保護受給者が増えているのを見ても分かる通り、日本人の良くて現状維持、悪くして収入減少、もっと追い込まれている人は生活保護という動きになっている。

ちなみにアベノミクスは日本の成長促進を謳ったものであり、それ自体は間違いではない。成長がなければ、衰退するしかないからだ。

ただ、あまりにも日本は巻き返しが遅すぎたし、今までの売国政治がひどすぎた。


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