2013-04-30

南北朝鮮が共倒れになっていくのは、日本にとって非常に有利


北朝鮮はここのところずっと「瀬戸際外交」を繰り返しており、いかにも戦争が起きそうな挑発的態度を繰り返しているが、いつまで経っても戦争を起こさない。

当然だ。戦争を仕掛けたら、その瞬間に現在の金正恩体制は崩壊する。この挑発はもちろん体制維持が最終的な目的であり、自壊が目的ではない。だから、基本的には戦争はない。

ただ、「瀬戸際」だから、何らかの拍子に予期せぬ事態が起きる可能性があって、それが崩壊の引き金を引く可能性もある。私はそれを願っている。

国民の自由を極端に制限し、国民を飢えさせ、指導者だけは肥え太るようなクズのような独裁体制が良いわけがない。

現在は中国も韓国もアメリカも、それぞれの思惑があって、北朝鮮の現在の体制を残したいと考えている。

しかし、周辺国の思惑とは別に、北朝鮮は早く崩壊した方が世の中のためになる。体制崩壊したあとに誰が北朝鮮の国民の面倒を見るのかなど日本人には関係ない。中韓で取り決めればいい話だ。


自ら自壊に向かって動いている北朝鮮


長い目で見ると、北朝鮮は消失してしまった方がいいし、いずれはそんな時がやって来るだろう。

この国は友好国モンゴルに対して食料支援を求めていることが2013年4月16日に分かった。モンゴルと北朝鮮の国交樹立65周年の中で、北朝鮮の大使はこのように言ったという。

「北朝鮮は、ひどい食糧不足に直面するかも知れない。モンゴルには、北朝鮮への食糧支援の可能性を検討するようにお願いしたい」

北朝鮮では2012年に食糧危機が発生して1万人以上が死亡したと言われている。

完全に情報封鎖している中で漏れ聞こえてくる情報はそれほど多くない。しかし、現状はかなり悲惨なことになっていると言われている。

このときに人肉食事件も起きているのが確認されているが、飢餓で人肉食事件が起きるのだから、尋常ではない。

「北朝鮮で空腹のあまり発狂した両親が我が子を食べている」「死んだ孫の墓を掘り起こしてその死体を食べる事件も起きている」

そのような内容のことをアジアプレスの報告書をイギリスのメディアが報じているが、人肉食事件は2013年にも引き続き起き続けている可能性が高い。

北朝鮮は軍事国家でもあるが、その兵士ですらも満足に食べることができない状態であると言われている。

客観的に見れば、もうこの国は死に体であり、対外的な瀬戸際外交の勇ましさとは裏腹に、もはや絶望しか残っていない。

金正恩。瀬戸際外交で国内はさらに絶望的な状況に。

韓国もまた追い詰められてしまった


北朝鮮は中国から多大な援助を受けてかろうじて生き延びていると言われていたが、「いや、そうではなくて実際には韓国からの援助が大きい」と言う人もいた。

それは開城(ケソン)工業団地での外貨獲得のことを指していた。開城(ケソン)工業団地は太陽政策に則って作られた工業団地である。

北朝鮮からは約5万3000人がここで働いて、その給料を北朝鮮当局が受け取って外貨収入を得ていた。その額は年間86億円にのぼり、北朝鮮にはなくてはならない重要拠点でもあった。

ところが、今回の瀬戸際外交では、このケソン工業団地も閉鎖を警告して、自ら外貨獲得の手段を捨てた。

まさか食糧危機に陥っている北朝鮮が自らの自壊を招くような行動を取るわけがないと考えていた韓国政府は、完全に不意を突かれた格好になった。

韓国はこの工場に5000億円を投資した。さらにこの工場が完全閉鎖になると韓国側の損害は年間推定で866億円と言われている。

一方で北朝鮮の損害と言えば、単に86億円だけだとも言える。被害総額で言うと圧倒的に韓国側が不利になる。

何としてでも早期再開をしなければならない韓国政府は4月26日までに会談提案に対する回答をしろと北朝鮮に迫り、北が拒否するならば「重大措置を取る」と脅した。

この時点で韓国側はまだ工場再開に対して望みを捨てていなかったと言える。しかし、北朝鮮はこれに対しても会談拒否を貫き、とうとう韓国政府は撤収を余儀なくされた。

北朝鮮は韓国人の関係者の帰還について安全確保を約束していたが、4月30日、韓国はまたもや裏切られることになった。工業団地に残っていた50人のうち7人が、北朝鮮からの帰還を阻止されて、事実上、人質に取られた状態になっている。

それと同時に北朝鮮は、労働者5万3000人の賃金1ヶ月分である800万ドルと韓国企業が滞納している税金・通信料金などの支払いをせよと要求を出した。

韓国側はすべてそれを飲むつもりでいる。

ケソン工業団地を撤収する人々。

有害国家が両方とも共倒れになれば日本に有利


ケソン工業団地を巡る北朝鮮の一連の動きは、これもまた瀬戸際外交で、何らかの対価と見返りにまた操業再開をするのだろうか。それとも、操業は完全にあきらめるのだろうか。

いずれにせよ、韓国がどんなに有利な条件を出したとしても短期で解決するようには見えないから操業停止は長期化する可能性が高い。

また、紆余曲折の末に再開されたとしても、こんなところで安定した操業ができるはずもないから企業も政府も相当慎重になっていくだろう。

もしこの後、韓国が撤収した工業団地を中国企業が入り込んで操業を開始するようなことになれば、裏で糸を引いていたのは中国だという話になるが、この工業団地がどのような運命になるのかは分からない。

いずれにしても、韓国が主導していたケソン工業団地の命運は、もう尽きたと言うこともできる。そしてこれによって、南北は完全に分離された状態になった。

韓国も経済的に追い詰められていて、国家も国民も経済苦境が極まっている。

北も南も困窮化しているのが現在の状況であり、場合によっては、これが発端となって将来のどこかで朝鮮民族が南北共倒れになるという光景を世界は目撃することになるかもしれない。

韓国は2012年から反日の動きを加速させており、日本にとっては非常に有害な国家である。北朝鮮もまた同様だ。この有害国家が両方とも共倒れになるのだから、これは日本にとって非常に素晴らしい展開である。

日本の国民を拉致したり、日本の領土を侵略してくるような反日国家は崩壊して然るべきだ。当然だ。日本を憎む国家を支援したところで日本にとって何のメリットもない。

北朝鮮の瀬戸際外交で韓国政府もまた追い詰められている。


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