2012-01-27

インターネットを生んだ軍事組織、脳を拡張する兵器を開発中


インターネットの前身はARPA-NET(アーパ・ネット)と呼ばれているもので、これは軍事技術を民間に転用したものであることはよく知られている。

実は、共感覚を生み出して、人間を天才にする可能性のある能力を秘めたドラッグであるLSD-25(通称LSD)を調べているうちに、奇妙な裏の事実が分かってきた。

LSDとインターネットは、「ある組織」で結びついていたのである。その組織とはアメリカの国防総省の研究組織「アメリカの国防総省国防高等研究計画局」という。


国防総省国防高等研究計画局


アメリカの国防総省国防高等研究計画局
Defense Advanced Research Projects Agency

この頭文字を取ると「DARPA」になるので、この組織は通称「ダーパ」と呼ばれている。この組織の名前から「国防」の Defense を取ると、アーパになる。

この組織は一時、単に「高等研究計画局(アーパ)」と呼ばれていたので、アーパ・ネットはその名残りで「アーパ」が用いられた(現在はダーパ)。

インターネットの前身である ARPA-NET とは、要するに「高等研究計画局ネットワーク」だったということになる。

DARPAは核戦争が起きて米国が攻撃されるケースを想定していた。時は1969年で、アメリカはベトナム戦争の泥沼に足を取られた頃だ。

このベトナム戦争は共産主義国家ソ連との代理戦争であり、アメリカはかなり深刻に核戦争を想定していた。

もし仮に核戦争が起きて米国が攻撃された場合、軍隊へ命令が送れないとアメリカ軍は任務を遂行することができなくなる。

だから、軍隊の命令系統が途切れないようなネットワークを構築するのは国防総省としては切実な要望であり、それが高等研究計画局(アーパ)に託された。

軍用技術は民間技術と違って実践で使えるか使えないかが第一であって、賞を取るためのものではない。だから、技術は荒削りであっても、使える技術を生み出すのが得意だ。

この高等研究計画局(アーパ)は実は基礎研究を実用化するために、ありとあらゆるものを発見しているが、たとえばコンピュータで使うマウスも、アーパの資金を得たダグラス・エンゲルバート氏が発明したものだった。



すべての目的は「戦争に勝つ」ため


アーパは優れた基礎研究を軍用に転換するために多くの大学の科学者に協力を求め、資金を提供し、そして数々の技術革新を生み出してアメリカの軍事的優位性を生み出した。

核攻撃されても生き残るネットワークの研究では、一箇所が死んでも他の網を迂回して最終的にはどこにでもパケット(命令)を送り出すというアイデアで、このアイデアは見事に成功した。

成功したばかりか、この技術が世の中を激変させていったのは私たちもよく知っている。

現在、私たちが使っているコンピュータ、マウス、そしてインターネットはすべてこの高等研究計画局(アーパ)が産み出したものなのである。

マイクロソフトやアップルやグーグルは、アーパが産み出した技術を民間に広めるために貢献したのであって、基礎研究をしてコンピュータを生み出してのではない。

本来であれば、これほどの技術革新を成し遂げたのだから、実に賞賛すべき組織ではあるが、アーパ(後に改名してダーパ)はノーベル賞を得ようとか、世の中を変えようと思って仕事をしていたわけではない。

すべての目的は「戦争に勝つ」ために研究されたものなのである。

アーパ・ネットを生み出したあと、アーパはダーパに改名されて、そのあとも「戦争に勝つ」ため、ありとあらゆるアイデアが出されては実現できるものを探し出していた。

アーパ・ネットが研究所の中で生み出されていた1969年、巷では反戦運動が引き起こされていて、ヒッピー・ムーブメントが猛威をふるっていた。

ジャニス・ジョプリン。ヒッピー・ムーブメントの落とし子。

人間をマインド・コントロールする手段


このヒッピー文化の思想が、反政府・反戦争・反道徳だった。そのために、運動の中では道徳を破壊するためにドラッグとセックスの自由が祀り上げられて、人々は髭を伸ばし、髪を伸ばして、ドラッグを吸った。

ここで使われていたドラッグはマリファナとLSDで、特にLSDは人々の意識を覚醒させるための起爆剤になっていた。

このLSDの爆発的大流行を、ダーパ(DARPA)は非常に複雑な目で見つめていたはずだ。なぜなら、LSDは彼らの「研究対象」だったからである。ダーパはこのLSDをどんな軍事的目的で使おうとしていたのか。

最初は自白剤としてである。LSDを取ると意識が変容し、多幸感が増し、そして人を大いに開放的にしていく。だから、これを自白剤として使えば、ロシアのスパイも軍事機密をペラペラとしゃべるのではないかと期待された。

ところが、LSDは共感覚を引き起こすので、話す内容が論理的ではなく、それが正確な自白を引き出せないことが判明した。自白剤として使うよりも、むしろ敵を混乱させるために使うべきものだったのである。

そういった試行錯誤をしているときに、社会ではどんどんLSDが拡散していっており、アメリカは1965年にそれを違法としていたが、実は軍用では研究がなされていたのである。

いったいダーパは何を目指していたのか。それは、人間をマインド・コントロールする手段を探していたのである。

軍事目的のために人間をマインド・コントロールするというのはどういうことか。それは、無敵の兵士を作り出すためだ。

・戦場で兵士が恐怖やためらいを感じないようにする。
・戦場で寝ないで24時間でも戦える兵士を作り出す。
・兵士が外気に合わせて体温を調整できるようにする。
・傷ついた兵士が傷を自己修復できるようにする。

こういった「超人」的な兵士を作り出すために、インターネットを生み出したこの組織は研究を重ねて来ており、最終的には次のようなことを目指している。

・兵士をロボットのように上官が扱えるようにする。

米国防総省が目指しているのは「超兵士」の存在。

脳を支配する技術


ダーパ(DARPA)は同時並行で多くの軍用技術を生み出している。

人間をマインド・コントロールするための研究を重ねる間に、たとえば、以下のような「史上最高級」とも言われるレーダーに映らない戦闘機(ステルス戦闘機)や、無人の戦闘機(無人戦闘機)と言った軍事革新を生み出し続けてきている。

そうやって成果を出しながら、今この組織が向かっているのは、「人間の脳を支配する」技術を生み出すことなのである。

2001年にアメリカは同時多発テロに見舞われて、アフガン・イラクに侵攻していったが、そのときダーパ(DARPA)は軍事的戦略として今後何を目指しているのかを2003年2月の「戦略計画」で明らかにした。

「思考を行動に変換する方法を発見し、開発することができるなら、それが、防衛に及ぼす長期的な影響たるや、巨大なものになる。想像して欲しい。単に考えるだけで遠距離から作戦をおこなうことができる米軍兵士を……」

何が言いたいのか。それはこうだ。「上官が考えるだけで、最前線の兵士が動く技術を発見し、開発したい……」

これは、他人を将棋やチェスの駒のように動かす技術を開発しているということなのである。

2003年にダーパ(DARPA)はそのように明言しており、マインド・コントロールの技術、脳を支配する技術が、どんどん研究されている。

インターネットを発明し、ステルス戦闘機を発明し、無人戦闘機を発明した軍事機関が、いよいよ、「他人の脳を支配する技術」を発明しようとしている。

マッハ20で飛ぶ超高速軍用機もDARPAの研究だ。

人間の脳は他人によっていじられる


さらに、敵に対する攻撃方法としても「非致死性兵器」として脳を破壊する技術まで研究されている。

破壊と言っても、単純に破壊するのであれば殺してしまえばいい。

しかし、ダーパ(DARPA)が考えている破壊とはそのようなものではなく、たとえば「記憶を消してしまう」ものであったり、「別の記憶を埋め込む」ものであったりする。脳の記憶を「改変」してしまうのだ。

自国の兵士を最強軍団に変えるために「脳を改良」するというのは、逆に言えば、他国の軍隊を「脳を改悪」すればいいということになる。

記憶障害を治療することができるということは、逆に記憶障害を起こすこともできるわけである。

脳を強化する技術と、脳を破壊する技術が、同時並行で進んでいる。医学に転用されれば、革新的な技術なるものがある反面、軍用で実践されたら、破壊的な技術にもなる。

どちらの結果になるにしろ、人間の脳は他人によって、めちゃくちゃにいじられる時代がやってくる。遠い未来ではない。もう研究所の中では何かが実現されているかもしれない。

ある時、グーグルの創始者のひとりであるラリー・ペイジはラスベガスの国際家電市こう言ったことがあった。

「グーグルを脳に移植したい」

多くの人は冗談だと思って笑っていたかもしれないが、冗談ではないかもしれない。

実はダーパ(DARPA)では損傷した脳にチップを埋め込んで、脳の機能を肩代わりさせるという研究もしている。

実現するかどうかは分からない。もし実現したらどうなるのか。このチップがBluetoothのようなもので外部で接続されたとき、ラリー・ペイジの語った夢は実現する可能性も見えてくる。

チップと脳のニューロンをどのように融合するのかは研究が進められているのだろうが、未来が恐ろしくないだろうか。LSDで夢を見るくらいで進化がとまっていればよかったと思う。

Googleを脳に移植するのは冗談ではない可能性も。

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